【SEO】日本で数十人しかできない職人技!大手ポータル・ECサイトのアクセスを2倍にした方法
2026年06月10日
求人や不動産、ECなど、多くの情報を扱うサイトのSEOでは、記事を増やすだけでは解決できない課題があります。ページ数が膨大なサイトのどこに問題があるのかを見つけ、状況に合った施策を選ぶことが必要です。
今回は、NYマーケティング株式会社の中川裕貴さんに、データベース型サイトのSEO支援と、オウンドメディアを問い合わせにつなげる分析についてうかがいました。代表自身が案件に関わる理由や、ツールで効率化しながら判断の精度を高める取り組みをお話しいただきます。
ゲスト:中川裕貴さん(NYマーケティング株式会社・代表取締役社長)
聞き手:田中磨生(株式会社プロベル)
中川さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/22/
求人・EC・ポータルなど、ページ数の多いサイトのSEOを支援
田中:中川さんは、データベース型サイトのSEOを得意にされているとうかがっています。まず、これまでのご経歴と、現在のお仕事について教えてください。
中川さん:SEOには14〜15年ほど取り組んできました。前職では、ナイトレジャーの店舗を探すサイト「ポケパラ」をゼロから立ち上げ、マーケティングやSEOで成長させてきました。
独立後もデータベース型サイトのSEOの案件が多く、会社として4〜5年ほど支援しています。
田中:SEOというと記事制作を思い浮かべる方も多いと思います。データベース型サイトとは、具体的にどのようなサイトなのでしょうか。
中川さん:ECサイトやポータルサイトなどです。例えばSUUMOや食べログのように、多くの物件や店舗などの情報を扱うサイトが該当します。
記事を作るオウンドメディアとは少し違い、ページ数が数万、10万、100万といった規模になる大きなサイトですね。

田中:求人や物件、お店などを探すサイトですね。ポケパラでは、どのような検索に対応していたのでしょうか。
中川さん:ポケパラは、全国のキャバクラ、ガールズバー、スナック、クラブなどを探すサイトです。「地域名とキャバクラ」といった組み合わせで検索したときに、店舗の一覧ページが出てくるようになっています。
そのようなキーワードでは、ほぼ1位を取れているという手応えがあります。
田中:ポータルサイトにとって、地域名と業種などの組み合わせで見つけてもらえることは、集客の大きな柱になりますね。現在は、既存サイトの改善が中心なのでしょうか。
中川さん:そうですね。既存サイトのSEOがメインですが、サイト制作から関わることもあります。今は私自身がエンジニアとして実装するわけではありませんが、パートナーがいるので、改修や開発も含めてご相談いただくことがあります。
チケット制で、毎月どの施策を行うのかを明確にする
田中:実際の支援では、どのようなサービスを用意されていますか。
中川さん:主に、SEOコンサルティング、オウンドメディアの支援・運用代行、スポット調査、伴走支援の4つです。なかでもSEOコンサルティングをご依頼いただくことが多いですね。
コンサルティングでは、チケット制を採用しています。施策ごとに必要なチケットの枚数を決めて、毎月、お客様と何を行うのかを取り決めて進める仕組みです。
田中:外からは見えにくい作業も、何をどれくらい行うのかが分かれば、依頼する側も判断しやすいですね。大きなサイトでは、調査自体にも手間がかかるのではありませんか。
中川さん:そうですね。大規模なサイトを目視や人力だけで調べるのは大変なので、自社でいくつかツールを作っています。
特に重要なのが、クローラーの制御です。クローラーがどのように動いているのかを見るために、Webサーバーの情報を受け取り、分析しやすくするツールを開発しています。
田中:必要な調査を効率よく進められるように、支援の方法そのものも改善されているのですね。
中川さん:はい。ツールの開発も進めながら、より効果的に支援できるようにしています。
代表自身が案件に入り、マニュアルでは判断しきれない課題に向き合う
田中:データベース型サイトのSEOを扱う会社はほかにもあります。そのなかで、中川さんに依頼する強みは、どのようなところにあるのでしょうか。
中川さん:ご依頼いただいた場合、ほぼ私自身が対応するので、担当者によって品質がぶれにくいことです。データベース型のSEOは、経験がとても重要だと考えています。
私自身も、組織化やマニュアル化を何度か試みました。ただ、マニュアルどおりの施策だけでは改善できない部分が多く、難しかったんです。
田中:決まった手順を実行するだけではなく、そのサイトの状況を見て判断する必要があるのですね。他社に依頼していた企業から、改めて相談を受けることもあるのでしょうか。
中川さん:あります。ほかの会社に依頼していたけれど、思うような効果が出なかったというご相談は多いですね。その後の改善にも、自信を持って取り組んでいます。
田中:マニュアルで対応できる部分と、経験が必要な部分には、どのくらい違いがあると感じますか。
中川さん:私の感覚では、マニュアルで対応できるのは3〜4割ぐらいです。それ以外は本当にケースバイケースで、変数も多く、いくつもの判断が必要になります。
判断を間違えると、反対に状況が悪くなってしまうこともあります。その判断軸を持つうえで、これまでの経験が大きいんです。
田中:長く取り組まれている中川さんでも、新しい課題に直面することはあるのでしょうか。
中川さん:毎回あります。案件ごとに「今回はこういう状況なのか」と気づくことがあり、その都度、違う施策を出しています。
オウンドメディアは、記事制作から問い合わせにつながる動線まで見る
田中:データベース型サイト以外では、どのような支援に力を入れていますか。
中川さん:オウンドメディアの支援・運用代行にも力を入れていて、お客様の3〜4割ほどがオウンドメディアのご相談です。データベース型のサイトでも、別にオウンドメディアを持っていることがあるので、その知見も生かしています。
田中:記事で集客し、問い合わせや資料請求につなげるメディアですね。記事を作るだけでなく、その後の動線もお願いできるのでしょうか。
中川さん:はい。サイトの構築から記事制作、問い合わせなどのコンバージョンを増やすところまで、運用も含めて一通り対応できます。
コンバージョンを増やすために、分析ツールも開発しています。オウンドメディアには、入り口になる記事や、コンバージョンにつながりやすい記事など、いろいろな役割の記事があります。
そこでユーザーの動きを分析し、どこがボトルネックになっているのか、どこを変えるとよくなるのかを、数値で追って改善していくためのツールです。
田中:記事に入ってきた人が、その後どのように動いて、最終的な問い合わせに至ったのかを見られるのですね。
中川さん:そうです。動画でお見せしているのは弊社のデータですが、ブログなどに入ってきた方が、最終的にどのくらい問い合わせたのかを、月ごとの数値などで分析できるようになっています。
田中:直接問い合わせが発生した記事だけを見ると、集客の入り口や、理解を深めてもらう記事の働きは分かりにくいと思います。メディア全体のなかで、それぞれの役割を確認できるということでしょうか。
中川さん:おっしゃるとおりです。それぞれの動線やユーザーの動きを細かく分析して、数値を見られるようにしています。

社内の体制や、必要な支援の範囲に合わせて相談する
田中:4つのサービスは、どのように選ぶとよいのでしょうか。
中川さん:SEOコンサルティングは、データベース型の大規模サイトなど、継続的に改善を進めたいお客様に合うと思います。
まず一度、サイトの状態を見てほしいという場合には、スポット調査があります。社内に担当者がいて、経験のある人に方針を見てもらいたいという場合には、伴走支援です。ミーティングやチャットで相談しながら進める形ですね。
BtoB企業などで、記事を作って問い合わせを増やしていきたい場合には、オウンドメディアの支援が合うと思います。
田中:記事や施策を作って終わりにせず、サイト全体の働きや成果まで確認しながら、必要な支援を選べるのですね。最後に、相談を考えている方へお伝えしたいことはありますか。
中川さん:サービスの内容だけでなく、私自身の人柄も事前に知っていただいてから、お問い合わせいただけるとうれしいです。YouTubeでも発信しているので、そちらも見ていただければと思います。
田中:中川さんの考え方を知ったうえで相談できるのは、依頼する側にとっても参考になりますね。本日はありがとうございました。
中川さん:ありがとうございました。
NYマーケティング株式会社の強み・特徴
- 【大規模サイトの状況に合わせて判断するSEO支援】:ポータルサイトを立ち上げ、成長させてきた中川さん自身が案件に参画。求人・ECなどページ数の多いサイトで、マニュアルだけでは対応しきれない条件を整理し、経験をもとに案件ごとの施策を考えます。パートナーとの連携により、改修や開発の相談にも対応します。
- 【施策の内容を明確にし、ツールで調査を効率化】:施策ごとにチケットの必要枚数を決め、毎月の作業をお客様と合意して進める仕組みを採用。大量のページやクローラーの動きを人力だけで確認せず、自社開発の分析ツールも用いて、効果的に調査・改善を進めます。
- 【記事ごとの役割を数値で捉えるメディア運用】:サイト構築・記事制作から、問い合わせなどの成果につながる動線まで支援。集客の入り口とコンバージョンに近い記事を分けて捉え、ユーザーの動きを分析することで、PVや直接の問い合わせ件数だけでは見えにくい改善箇所を探ります。
中川さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/22/
インタビュー動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=JWWDXLn-vhQ