【登録15万人】自社で1000万再生バズらせたSNSのプロが教える「集客・採用」成功術
2026年07月29日
SNSで動画が再生されても、採用や事業の成果につながるとは限りません。誰に見てもらい、何を感じてもらうか。その目的に合わせて、出演する人の魅力や業界ならではの面白さを引き出すことが大切です。
株式会社Cysは、自社の「JAPAN STREET STYLE」や「街角給与明細」を運営しながら、企業のYouTube・TikTok運用も支援しています。代表取締役社長の池島寛悟さんに、自社メディアで大切にしている撮影の考え方と、企業の採用につながった事例、相談から運用開始までの流れをうかがいました。
ゲスト:池島寛悟さん(株式会社Cys・代表取締役社長)
聞き手:竹村優(株式会社プロベル)
池島さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/126/
自社チャンネルで、人のファッションや人柄を伝える
竹村:Cysでは、自社のSNSアカウントを実際に伸ばしていることも、大きな強みだと感じています。まず、どのようなチャンネルを運営されているのか教えてください。
池島さん:私たちはTikTokとYouTubeの運用を行う会社で、自社で複数のチャンネルを運営するとともに、お客さまのアカウントも支援しています。
自社チャンネルの1つが、ファッションを扱う「JAPAN STREET STYLE」です。日本のファッションを海外の方に見てもらおうと始めたので、タイトルやサムネイルにも英語を使っています。
東京、大阪、北海道などでストリートスナップを撮影し、出演してくださった方のファッションや人柄を、インタビューを通じて伝えています。取材時点では、始めて約2年で登録者数が約15万人になりました。視聴者の約3割が海外、約7割が日本の方です。

竹村:街で声をかけ、その場で質問するので、リアルな反応が見られて面白いですね。撮影で特に意識していることはありますか。
池島さん:「これを言ってください」と、あえて準備しないことです。その方が、その瞬間に思ったことを話してくださるのが、一番面白いと思っています。
一問一答で「なるほど」と終えるのではなく、面白そうだと感じたら、当初聞くつもりがなかったことでも深掘りします。楽しく話してもらうことを意識していますし、私自身もコミュニケーションを楽しんでいます。
竹村:見ている方だけでなく、取材する側も楽しんでいるのですね。チャンネルから、御社の採用への問い合わせも来るのでしょうか。
池島さん:結構来ます。調子がよいときには、週に2人くらいからメールをいただくこともあります。先日も、そこから1人採用できました。
「街角給与明細」でも、台本にない生の声をコンテンツに
竹村:ほかのチャンネルも紹介していただけますか。
池島さん:「街角給与明細」というチャンネルも運営しています。こちらはTikTokが特に強く、給与や仕事内容、貯金額などをインタビューする企画です。街で声をかけ、あえてシナリオを用意せず、その方の生の声をコンテンツにしています。よく見られている動画は、1,000万回以上再生されています。
竹村:TikTokでも、よく見かけます。どのような方に声をかけているのですか。
池島さん:「華があるな」と感じる方です。お金を持っていそうということでも、見た目がよいということだけでもなく、その人から感じるものを見ています。
この企画は、もともとJAPAN STREET STYLEの撮影で韓国へ行ったときに考えました。現地でインタビューしようと思ったものの、私たちは韓国語を話せず、うまく撮影できなかったんです。滞在中の時間を使って「せっかくなら面白いコンテンツを考えよう」と2人で話し合い、生まれたのが街角給与明細でした。
企業の採用では、業界で見られる企画を調べてつくる
竹村:自社メディアで人の魅力を引き出してきた経験は、企業の運用ではどのように生かされていますか。
池島さん:例えば、足場会社のTikTokを運用しています。これは、私たちが得意とする街頭インタビューではなく、きちんとシナリオをつくっている事例です。
自分たちが面白いと思うことも重要ですが、採用が目的なので、ターゲットにしている方が面白いと感じるかを意識します。業界ごとに受けるコンテンツは違うので、その業界で伸びている動画を、徹底的に調べます。
このアカウントでは、よく見られている動画が約700万回再生されています。すぐに採用へ至る方ばかりではありませんが、毎月、採用に関する問い合わせが来ています。

竹村:自社チャンネルと同じ撮り方を、そのまま企業へ当てはめているわけではないのですね。YouTubeでの企業支援には、どのような事例がありますか。
池島さん:美容室のオーナーさんのチャンネルがあります。こちらは、私たちが得意とする進め方に近く、企画の大枠は決めますが、せりふを一つひとつ決めることはしません。その場の空気を見ながら、いろいろな質問をして動画をつくっています。
最初の動画が約8万回再生され、運用開始から約2か月で登録者数が約3,000人になりました。収益化もできて、その収益をお客さまへお返しできています。
今後はフランチャイズのオーナー募集や採用にもつなげたいと考えられていて、すでにYouTubeを見た方を1人採用しています。その方に出演してもらい、なぜ入社したのかを聞く企画も考えています。

竹村:YouTubeは成果が出るまで時間がかかる印象がありますが、そうしたケースもあるのですね。
池島さん:基本的には時間がかかるものですが、このチャンネルは、うまくいった事例だと思います。
竹村:YouTubeとTikTokでは、どちらが得意だと感じていますか。
池島さん:YouTubeです。コンテンツを一つひとつ、しっかりつくり込める感覚があります。TikTokとは戦い方が少し違っていて、YouTubeのほうが、自分たちのつくりたいものや強みを出しやすいと感じています。
目的と発信する内容を聞き、企画・撮影・運用まで支援する
竹村:最後に、相談してから運用を始めるまでの流れを教えてください。
池島さん:まず、ヒアリングの時間をいただきます。YouTubeやTikTokを何のために運用したいのかに加え、見せたいこと、見せたくないことも確認します。
その内容をもとに提案資料を一からつくり、改めてご提案します。「こういうコンテンツを出しませんか」「こうしたKPIを設定しませんか」というお話と、お見積もりをお伝えし、検討いただく流れです。
ご発注後は、もう一度打ち合わせを行い、「今月はこの企画を撮りましょう」と具体的に提案します。その後、撮影、編集、公開へ進みます。
竹村:依頼する企業側は、どのような部分に関わればよいのでしょうか。
池島さん:主に、打ち合わせと動画の確認です。会社のことは、社長ご自身が一番よくご存じなので、ヒアリングや企画の相談、制作した動画の確認には、お時間をいただきます。それ以外の制作や運用は、私たちにお任せいただく形です。
竹村:自社チャンネルでの経験をもとに、企業の目的や業界に合わせて企画を考え、運用まで支援されるのですね。TikTokやYouTubeの活用を考えている企業は、一度ご相談いただければと思います。池島さん、本日はありがとうございました。
池島さん:ありがとうございました。
株式会社Cysの強み・特徴
- 【自社チャンネルで確かめた、見てもらえる動画づくり】:ファッションを扱う「JAPAN STREET STYLE」や、仕事・給与を聞く「街角給与明細」を自社で運営。取材時点で前者の登録者数は約15万人、後者には1,000万回超の再生動画もあります。自社で視聴者の反応を確かめた経験を、企業のYouTube・TikTok運用にも生かします。
- 【人の自然な言葉と、採用ターゲットに合う企画を使い分ける】:インタビューでは、決めたせりふではなく、その場の会話から本人の魅力を引き出します。一方、足場会社の採用では業界で伸びる動画を調べてシナリオを作成。自社の撮り方に固定せず、目的と視聴者に合わせて企画します。
- 【目的の整理から企画・制作・公開まで一貫して対応】:運用の目的や見せたいこと・見せたくないことを確認し、コンテンツ案とKPIを提案。発注後は企画、撮影、編集、公開を担います。企業側には自社の情報共有や動画確認をお願いし、制作・運用を任せられる体制を整えています。
池島さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/126/
インタビュー動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=B_PlYK3sdHg