Video List

開発費を30%〜40%抑える!三菱UFJ信託銀行と組んだプロが教える「ローコストDX」の裏側

プロベルのコンサルタントに相談する
  1. TOP
  2. 井上 俊輔さんの動画一覧
  3. 開発費を30%〜40%抑える!三菱UFJ信託銀行と組んだプロが教える「ローコストDX」の裏側

開発費を30%〜40%抑える!三菱UFJ信託銀行と組んだプロが教える「ローコストDX」の裏側

2026年07月29日

システムを導入したものの、機能を使いこなせていない。業務を改善したいけれど、何を変えるべきかが、まだはっきりしていない。そうした段階から、課題を整理し、開発と運用まで支援しているのが株式会社SPです。

今回は同社の営業企画本部 本部長・井上俊輔さんに、三菱UFJ信託銀行との共同事業や医療現場のデータ入力の改善事例を通じて、必要なシステムをどう考え、現場で使える形へつくっていくのかをうかがいました。

ゲスト:井上俊輔さん(株式会社SP・営業企画本部 本部長)
聞き手:竹村優(株式会社プロベル)

井上さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/162/

人材を軸にした開発支援から、サービスの改善へ

竹村:本日は、AI・DXのプロであるSPの井上さんにお越しいただきました。まず、ご経歴と、現在のお仕事について教えてください。

井上さん:代表の成田とは前職が同じで、当時はITスクールの立ち上げと運営を行っていました。SPの創業から半年ほどたった頃に合流しました。

SPでは、SESやシステムインテグレーターという立場で開発を支援してきました。近年はAIやDXの側面から、お客さまのビジネスをサポートしています。取材時点までの約10年間で、2,000件以上のプロジェクトに関わってきました。

業務向けのシステムに加え、モバイルサービスやWebサービスなど、幅広く開発しています。開発するだけでなく、クラウドサービスも活用し、導入後の運用を考えた支援を行っていることが特徴です。

竹村:システムをつくるだけでなく、その後にどう使うかまで支援されているのですね。事業を続ける中で、重視する点も変わってきたのでしょうか。

井上さん:当初は、エンジニアを中心に考える、人材を軸にした支援が多かったと思います。今は同業の会社も増え、AIで自動化できる部分も出てきました。

その中で、主語が「人」から「システムやサービス」へ変わってきたと感じています。そのサービスをどう改善するか、どう問題なく運用するかが目的になってきた。それが、会社の成長に伴う大きな違いです。

マンションの理事会業務を、専門チームとシステムで支える

竹村:具体的には、どのようなDXのプロジェクトに取り組まれているのでしょうか。

井上さん:代表的なものが、三菱UFJ信託銀行さまと共同で開発した、マンション管理の課題を解決する「PROTHIRD」です。

共働き世帯や高齢者が増える中、マンションでは理事会の担い手が少なかったり、役員になっても時間がなく、対応できなかったりする課題があります。

そこで、三菱UFJ信託銀行さまの専門チームが理事会業務を代行します。業務の流れを整理し、情報を一元管理することで、管理業務を円滑に進めるためのサービスです。私たちは、ITの側面から全面的に支援しています。

PROTHIRDの支援

竹村:単に業務をデジタル化するというより、誰が業務を担い、どう管理していくかも含めた仕組みなのですね。ほかには、どのような開発をされていますか。

井上さん:Webサービスでは、ECサイトや求人サイトがあります。モバイル向けのサービスや、一部ゲーム関連の開発にも対応しています。

運営中のサービスをクラウドへ移すプロジェクトでは、必要な性能をどう担保するかを考えます。利用者が見るWebページの改修から、バックエンドの管理機能まで対応することもあります。

また、銀行の基幹システムの改修・改善や、古いシステムをWeb化する支援などにも関わっています。

手書きの問診票を読み取り、入力の手間を減らす

竹村:大きなシステムだけでなく、現場の作業を改善するような事例もありますか。

井上さん:医療系のお客さまで、問診票の入力を改善した事例があります。もともとは、患者さんが手書きした問診票を、病院側で改めて入力していました。

そこで、問診票のフォーマットを読み取らせ、書かれた内容を画像認識で読み取り、基幹システムへ自動で取り込む仕組みをつくりました。手作業で行っていた部分をデジタル化した、DX対応の一例です。

医療情報の自動取込

竹村:現場で繰り返している作業を、システムで変えていくのですね。ほかの開発会社と比べたとき、SPの強みはどこにあるとお考えですか。

井上さん:AIなど、新しい技術を活用したプロジェクトの実績があることは、一つの特徴です。また、既存のサービスを活用したり、その後の運用も一部私たちが担ったりしながら、必要な部分を切り出して対応できます。

国内で開発する案だけでなく、ベトナムの提携先を活用するオフショア開発の案を、併せてご提案することもあります。お客さまの状況に合わせて、選択肢を考えています。

自社で開発することを前提にせず、課題と将来像を確かめる

竹村:技術や開発体制を選ぶ前に、お客さまとの関わり方で大切にしていることはありますか。

井上さん:課題をヒアリングする中で、「私たちである必要があるのか」は意識しています。別のサービスを導入したほうがよい場合もあるからです。

お客さまが将来どうなっていたいのか。その姿に対して、お客さまの立場に立ち、フラットな関係で貢献できるようにしたいと考えています。

DXに詳しい方もいれば、これから取り組みたいけれど、課題がまだ抽象的な方もいらっしゃいます。何がボトルネックなのか、どうなりたいのかを整理し、そこにどうアプローチするかを一緒に考えます。

特定のサービスを入れれば解決する、という進め方ではありません。課題に合わせて調整し、導入後に運用しやすいことを意識しています。

竹村:課題が具体的になっていない段階から相談できるのですね。大きな企業だけでなく、スタートアップの支援もあるのでしょうか。

井上さん:あります。スタートアップから大きな規模の企業まで、幅広くご相談いただいています。スタートアップではモバイルアプリの案件が比較的多く、UI・UXの部分から一貫して対応することがあります。

大きな企業の案件でも、最初は小さく始めることがあります。まず取り組めるところから、相談していただければと思います。

試作品を現場で評価し、開発と業務改善を並行する

竹村:実際に開発が始まると、お客さまとは、どのような流れで進めていくのでしょうか。

井上さん:例えば、在庫管理システムをリニューアルした案件では、まず本番稼働を始める時期を設定しました。そのうえで、2〜3か月ほどでプロトタイプを開発し、PoC、つまり試作品を使った検証を行いました。

現場の声も参考にしながら評価し、その後の本番導入に向けて、システム開発とオペレーションの改善を並行して進めました。こうした進め方が一例です。

竹村:動くものを現場で確認しながら、使い方も一緒に整えていくわけですね。初めの相談では、新しく何かをつくりたいという話が多いですか。それとも、既存のシステムの悩みが多いでしょうか。

井上さん:後者に近いかもしれません。「高価なものを導入したけれど、機能を持て余している」「もっと合う製品があるのではないか」という相談が多いと思います。

竹村:そうした課題を相談する際に、開発会社を選ぶポイントも教えてください。

井上さん:開発を依頼するのであれば、サンプルをいかに早く見せてくれるかは、一つの判断ポイントになると思います。

私たちがスクラム開発を採用しているのも、お客さまに頻繁に共有し、見ていただく機会をつくりたいからです。完成してから初めて中身が分かるような状態にせず、進んでいる状況をしっかりお伝えすることを意識しています。

頻繁な進捗共有

竹村:進めている途中で確認できることも、安心して任せるための大切な点なのですね。今後、特に力を入れていきたい分野はありますか。

井上さん:AIエージェントなども登場してきているので、新しい技術を活用しながらシステムを開発し、お客さまの業務改善につなげる支援を広げていきたいと考えています。

課題がまだ抽象的な段階でも、一緒に整理し、具体的にしていくところから支援できればと思います。普段、部門の中で相談しているようなお悩みからでも、解決の糸口を見つけられるかもしれません。お気軽にご相談ください。

竹村:必要な機能や、導入後の使いやすさを考えながら、開発まで支援していただけることが分かりました。井上さん、本日はありがとうございました。

井上さん:ありがとうございました。


株式会社SPの強み・特徴

  • 【課題が抽象的な段階から、将来像と進め方を整理】:何が業務の妨げになり、どうなりたいのかをヒアリング。自社での開発ありきにせず、既存サービスの導入も含めて方法を考え、導入後に運用しやすい仕組みを目指します。
  • 【新規事業と現場の業務改善を、開発まで一貫して支援】:三菱UFJ信託銀行と共同開発したPROTHIRDや、手書き問診票のデータ化など、事業や業務の仕組みに合わせてシステムを開発。Web・モバイル・基幹システムなど幅広い領域に対応し、必要な部分に絞った提案を行います。
  • 【試作品と継続的な共有で、現場との認識を合わせる】:本番導入前にプロトタイプを評価し、現場の声を反映しながら開発とオペレーション改善を並行。スクラム開発で進捗や成果を頻繁に共有し、完成してから認識の違いが分かる状態を防ぎます。

井上さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/162/

インタビュー動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=Vs8g4f_Ih3k

関連動画

Related videos