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【運送業】求人費150万→120万へ削減して採用数を1.5倍にした「脱・場当たり採用」の裏側

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【運送業】求人費150万→120万へ削減して採用数を1.5倍にした「脱・場当たり採用」の裏側

2026年06月10日

聞き手:田中 磨生(株式会社プロベル取締役) 
ゲスト:菅谷 篤志さん(株式会社オーサムエージェント)

菅谷さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/54/

ドライバー不足が深刻な運送業界。しかしターゲット設定と的確な媒体選びで若手層の採用は十分に可能です。今回は運送業特化の採用支援を行う株式会社オーサムエージェントの菅谷さんにインタビュー。アパレル業界での徹底したマネジメント経験や、場当たり的な採用からの脱却、定着までを見据えた伴走型サポートについてうかがいました。


アパレル業界でのマネジメント経験が活きる伴走型営業

田中:本日は、運送業界における採用のプロフェッショナルである、株式会社オーサムエージェントの菅谷さんにお越しいただきました。よろしくお願いいたします。

菅谷さん:よろしくお願いいたします。

田中:まずは、菅谷さんのこれまでのご経歴と、現在の事業についてお話しいただいてもよろしいでしょうか。

菅谷さん:私は現在の会社が2社目になります。1社目はアパレルの会社でレジ部門のマネージャーとして従事しておりました。アルバイトや正社員の教育に加えて、お金の管理などを担当していました。その後、26歳のタイミングで新しいことにチャレンジしたいと考え、ご縁があって現在の株式会社オーサムエージェントに入社し、現在は営業部の新規開拓チームのマネージャーを務めています。

田中:アパレル業界からHR領域への転身となると、かなり業務内容が異なるかと思いますが、前職でのご経験が現在に活きていると感じる部分はありますか?

菅谷さん:前職ではレジのお金が1円でもずれたら始末書を書かなければならないほどシビアな環境でした。そこで私は、会計時のトレーの分け方から確認方法までを徹底的にルール化しました。その結果、セール期間中でも違算金0を2年間継続するという実績を残すことができました。未然に何が起こり得るかを想定し、しっかりとマニュアルの型を作るという当時の経験は、不測の事態が起こり得る営業活動の現場でも大きく活きていると感じています。

インタビュー動画の説明場面 1

田中:徹底したリスク管理と仕組み化の経験が活きているのですね。現在、営業活動において特に意識されていることは何でしょうか。

菅谷さん:ただ求人広告の枠を売るような押し売りは絶対にしません。お客様が本当に必要なものを考え、「これを導入することで貴社の未来がこう変わります」という可能性や希望をしっかりとお伝えすることを強みにしています。

脱・「場当たり採用」!振り返りとデータに基づく戦略設計

田中:本質的な伴走ですね。実際にその提案で成果が出た印象的なエピソードはありますか?

菅谷さん:名古屋市にある自動車部品の運送会社様の事例があります。採用に大変苦戦されていたのですが、私は2年間かけて「ただ今まで通り求人を出すだけでは状況は変わりません。思い切って若手にターゲットを振り切りましょう」と提案し続けました。ようやく承認が下り、若年層にアプローチした結果、掲載からわずか1.5ヶ月で26歳の男性ドライバーの採用に成功したのです。

田中:2年間も諦めずに提案し続けたのですね。ほかにも改善が見られた事例はありますか?

菅谷さん:複数の求人媒体を短い期間で転々とし、結果的に採用のコストばかりがかさんでしまっていた企業様の事例があります。前の媒体で何がダメだったのかを振り返らないまま次の媒体を利用する、いわゆる「場当たり的な採用」になってしまっていました。そこで私たちは、メインの媒体を1つに絞り、長期的な視点で効果測定と改善を繰り返す運用をご提案しました。結果として、全体の採用コストを大幅に抑えながら、採用人数を1.5倍に増やすことに成功しました。

インタビュー動画の説明場面 2

田中:1つの媒体でしっかりとPDCAを回すことが重要なのですね。企業側の制度自体に切り込んだ提案などもされるのでしょうか。

菅谷さん:はい。ある企業様では、若手を採用したいにもかかわらず、資格取得支援制度がありませんでした。そこで、競合他社がどれほどその制度を取り入れているか、制度の有無で応募率がどう変わるかといったデータを専門サイトの知見を活かして提示し、制度の導入をご提案しました。結果として制度を見直していただき、見事に若手層の採用に成功しています。

求職者とのミスマッチを防ぐ「ドラピタ」と「ドラ魂(ドラコン)」

田中:貴社が提供されている具体的なサービスについてもうかがいます。まずは主力媒体である「ドラピタ」について教えてください。

菅谷さん:ドラピタは、ドライバー専門の求人サイトです。最大の強みは、今まさに仕事を探している意欲の高い方にピンポイントでアプローチできる点です。検索キーワード対策などに注力しており、他媒体よりもスピード感を持って採用に繋げることが可能です。また、入社後のミスマッチを防ぐために、実際の面接でお話しする内容の7割から8割を求人原稿に落とし込むほど、情報のリアルさと透明性にこだわっています。

田中:求職者が事前にマイナス面も含めて理解した上で面接に進めるのは、企業側にとっても非常に効率的ですね。もう1つの「ドラ魂」とはどのようなサービスですか?

菅谷さん:ドラ魂は、各企業様の熱い思いや取り組みをインタビュー記事として発信するコンテンツです。単に募集要項を載せるのではなく、そこで働く社員の皆様の声や、独自の社内制度などを深掘りしています。運送業界に対する「きつそう」「怖そう」といったネガティブなイメージを払拭し、企業の魅力を丁寧に伝えることで、未経験者や異業種出身の方に安心感を持っていただくための強力なブランディングツールとしてご活用いただいています。

インタビュー動画の説明場面 3

TikTok活用と定着を見据えた「ロジボイス」の展開

田中:先ほどの若手採用の成功事例にも関連するかと思いますが、TikTokの活用についても教えてください。

菅谷さん:現在、ドラピタの公式アカウントを通じて、企業紹介のショート動画を投稿するサポートを行っています。運送業界ではまだSNS運用ができている企業様が少なく、ハードルが高いというお悩みをいただきます。そこで、私たちが代わりに動画を作成し投稿することで、たった数本の動画によって1週間で採用に繋がったという反響を生み出しています。

田中:実際にTikTok経由で採用された方のエピソードはありますか?

菅谷さん:ある26歳の男性は、実はTikTokを見る前に別の運送会社に応募し、その返事を待っている状態でした。しかし、たまたま私たちのTikTok動画を見て「この会社いいな」と思い、すぐに応募してくださったのです。動画によって企業のリアルな雰囲気やストーリーが伝わったからこそ、選ばれる理由になったのだと思います。

インタビュー動画の説明場面 4

田中:動画の訴求力は本当に大きいのですね。最後に、入社後の定着に向けたサポートについても何か取り組みはありますか?

菅谷さん:はい。「ロジボイス」という従業員のモチベーション管理ツールを提供しています。一般企業ではよく導入されているストレスチェックのようなものですが、運送業界ではまだほとんど普及していません。運送業界は人の入れ替わりが激しいと言われていますが、社員が「辞めたい」と言う前に、何に悩んでいるのかを定点観測して改善するためのアンケートツールです。

田中:採用して終わりではなく、その後の活躍まで見据えているのですね。

菅谷さん:おっしゃる通りです。経営陣が良かれと思って実施している施策が、実は現場のニーズと乖離しているケースも少なくありません。そうしたリアルな声を拾い上げ、ただ採用して終わりではなく、いかに長く定着して活躍していただくかという部分まで伴走し、運送業界の人手不足という本質的な課題を解決していきたいと考えています。

田中:採用の戦略立案からSNSの活用、そして定着支援まで、運送業界の未来を本気で考えて事業を展開されている熱意がひしひしと伝わってきました。本日は有意義なお話をうかがうことができました。菅谷さん、ありがとうございました。

菅谷さん:ありがとうございました。


菅谷さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/54/

インタビュー動画はこちら:前編→https://youtu.be/fYJ4XqJ4PCA

後編→https://youtu.be/1jBdgG32uAc

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