【Web集客】毎月定額で「丸投げ」できる!?話題のマキトルくんについてお聞きしました
2025年12月03日
Webマーケティングに取り組みたくても、何から始めるか分からない。担当者はいるものの、施策を進める手が足りない。そんな企業に向け、StockSun株式会社が提供するのが、定額制のWebマーケティング実行支援サービス「マキトルくん」です。
サービス責任者の真栄田義樹さんに、フリーランスの選定基準、既存のコンサルティングとの違い、社内の人材と役割を分ける活用方法をうかがいました。英会話スクール、SaaS企業、教育事業での支援事例から、その進め方を紹介します。
ゲスト:真栄田義樹さん(StockSun株式会社・「マキトルくん」サービス責任者)
聞き手:田中磨生(株式会社プロベル)
真栄田さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/342/
広告運用と事業会社での経験から、実行支援の責任者へ
田中:まず、真栄田さんのこれまでのご経歴と、StockSunで取り組まれていることを教えていただけますか。
真栄田さん:新卒で広告代理店に入社し、広告運用を担当していました。その後、セブ島の語学留学の会社に転職し、自社のマーケティングを担当しました。広告だけではなく、SEOやSNSなど、さまざまな媒体を使って生徒を集める責任者のような立場です。
そこから独立した直後に、新卒時代の同期だったStockSunの株本から声をかけてもらい、一緒に事業をするようになりました。
StockSunは、もともとコンサルティングを中心にしていたのですが、予算が限られる企業様に向けた実行支援のサービスも作ったほうがよいのではないか、という話になりました。そこで責任者として任され、現在は「マキトルくん」を運営しています。
田中:StockSunには、力のあるフリーランスのマーケターが集まっている印象があります。「マキトルくん」も、フリーランスの方が支援するサービスなのですか。
真栄田さん:はい。既存のコンサルティング事業では、審査を通過した「認定パートナー」がお問い合わせに対応します。「マキトルくん」にも独自の採用基準があり、お客様に満足していただくために必要な経験や対応力を備えたフリーランスに入ってもらっています。
Web集客の窓口をまとめ、毎月の業務を組み立てる
田中:具体的に、どのような業務を任せられるのでしょうか。
真栄田さん:Webサイトの運用、広告運用、デザイン制作、SEO、SNS運用、LINEの構築、ECサイトの運用、サイトの解析・分析など、Web集客に関わる業務を月額定額で支援するサービスです。
例えば、EC事業の広告運用を依頼したいお客様であれば、ECの実績があり、広告運用の経験が長いディレクターをおつなぎします。そのディレクターが、お客様のご要望に合わせて「こういうことをしてはどうですか」と提案し、実行まで支援していきます。

田中:依頼する内容や、毎月の進め方はどのように決めるのですか。
真栄田さん:各プランには稼働時間を設けています。ただし、実際に作業した時間をそのまま計測するのではなく、「この作業には何分」という工数をあらかじめ決めています。
最初に、お客様が今取り組むべき業務を整理します。そのうえで、各作業に必要な工数を積み上げ、今月はどのプランで進めるかを決める形です。やりたいことに応じて毎月プランを上げ下げでき、時間が余った場合は翌月へ繰り越して使っていただけます。
また、月ごとの振り返りと、翌月に向けた改善提案のミーティングは、その稼働時間とは別に行っています。そこで「次はこういうことをしましょう」とご提案し、次月以降の計画も一緒に立てています。
田中:フリーランスを活用するサービスはほかにもありますが、マッチングサービスとの違いはどこにありますか。
真栄田さん:マッチングだけで終わらず、事務局がプロジェクトの進み具合を定期的に確認する点です。担当者との相性が合わなければ、別の担当者に変更することもできますし、「広告の支援が一段落したので、次はSNS運用をお願いしたい」といった相談もできます。
広告代理店やSNS運用代行会社との比較でいうと、相談窓口を一本化できることも特徴です。広告は頼めてもLP制作は別、SNSやLINEの構築はまた別、となることがあります。「マキトルくん」なら、いろいろな施策について一つの窓口で相談できます。
田中:私もフリーランスのマッチングサービスを使ったことがあり、思うように進まなかった経験があります。誰に頼むかの判断や、依頼後の調整を支えてもらえるのですね。
真栄田さん:Web業界にいる方なら「こういう人がよさそうだ」と判断できても、知識のない方は、そもそも誰を選べばよいか分からないと思います。私たちは採用の段階で基準を設け、最初にお願いする人の選定で失敗しにくい土台を作ることを大切にしています。
実務経験に加え、返信や納期を守る顧客対応を重視
田中:その採用基準も気になります。どのような基準でフリーランスの方を選んでいるのでしょうか。
真栄田さん:採用は書類審査、1次面談、2次面談という流れです。書類審査では、特定の業界、もしくは特定の施策で3年以上の実務経験があることと、1年以上のクライアントワーク経験があることを必須にしています。
得意分野には、大きく2つの軸があります。SEOや広告といった施策ごとの専門性と、店舗やECといった業界・事業の種類ごとの専門性です。また、自社の事業だけでなく、ほかのお客様の支援にも入った経験があるかを確認しています。

真栄田さん:特に、クライアントワークの経験は重要だと思っています。これまで多くのフリーランスを見てきましたが、お客様の満足度やクレームには、コミュニケーションが大きく関わります。他社の方とやり取りをした経験がない方には、基本的に入っていただいていません。
田中:スキルや技術があっても、お客様が求めているものを提供できなければ、不満につながってしまいますよね。
真栄田さん:そうですね。例えば、返信のスピードやタスクのスケジュールを決めること、納期を守ることです。当たり前のようで、できていないケースもあります。そうした基本をきちんと守れる方に入っていただくようにしています。
田中:人材の集まり方にも特徴があるのでしょうか。
真栄田さん:主に、StockSunのYouTubeチャンネルと、私たちが運営するサロンを通じて募集しています。
ただ、「3,000人のマーケター」という表現も、3,000人が実際に稼働しているという意味ではありません。StockSunを知り、「ここではこのくらいの品質が求められる」と理解している人材の層があり、その中からさらに選定して採用しています。
田中:発信を見て基準を理解した方が応募し、そこから書類や面談で選ばれた方がサービスを提供する、という流れなのですね。
真栄田さん:おっしゃるとおりです。応募の前段階から、ある程度求める水準が伝わっている点も強みだと思っています。
コンサルティングとの違いと、社内の担当者との役割分担
田中:StockSunの既存のWebコンサルティングと、「マキトルくん」はどう使い分ければよいのでしょうか。
真栄田さん:コンサルティングの認定パートナーは、お客様の事業の売り上げをどう伸ばすか、売り上げから逆算して全体を設計できる人材です。
一方、「マキトルくん」は、各施策の提案から実行を担う位置づけです。例えば、広告で問い合わせを獲得するための単価をKPI、つまり中間の目標として置いたら、そこから逆算して進め方を提案し、実行します。事業全体の設計をするのがコンサルティングで、切り出した各施策を進めるのが「マキトルくん」と考えていただくと分かりやすいと思います。
田中:実行する部分に力を入れたい企業に合うサービス、ということですね。
真栄田さん:そうですね。ただ、ディレクターは経験の長い方が多いので、「この業界なら、こんな施策もありますよ」といったアドバイスも含めて提案しています。
田中:実際には、どのような企業からの相談が多いのですか。
真栄田さん:大きく3つあります。まず、Webマーケティングの知識がなく、外注したこともないので、そこから相談したいというケースです。
次に、既存の広告代理店で結果が出ていない、あるいは広告を始めたいけれど進め方が分からず、依頼先を探しているケース。もう一つは、社内にWebマーケティング担当者はいるものの、施策を進めるリソースが足りず、知見や作業を補ってほしいというケースです。
田中:既に広告代理店に依頼している企業にも、活用の余地があるのですね。広告を専門とする会社との違いは、どこにあるのでしょうか。
真栄田さん:広告代理店も専門で取り組んでいるので、担当者のスキルが単純に違うということではありません。違いとしては2点あります。
一つは、広告費に対する割合ではなく、必要な工数をもとに費用を組み立てることです。広告費が増えても、作業量はそれほど変わらない場合があります。その場合、広告費の増加に比例して運用の費用が増えるわけではないので、コスト面でメリットを感じていただくことがあります。
もう一つは、作業を切り分けられることです。「ここまでは社内で行い、この部分をマキトルくんに任せる」といった使い方ができます。広告でもSNSでも、知識やノウハウのある人に入ってもらいながら、社内の人材も生かして進められます。
田中:すべてを外注するだけではなく、内製化を支える関わり方もできるのですね。
真栄田さん:はい。そうしたご相談もいただいています。運用の費用を見直し、その分をSNS運用やLPの改善に回したいといったご要望もあり、同じ予算で取り組める業務が広がったと喜んでいただいたケースもあります。
小さな改善の積み重ねから、チームでの支援まで
田中:活用のイメージがつかめてきました。実際のお客様の事例も、いくつか紹介していただけますか。
真栄田さん:まず、英会話スクールの事例です。限られた稼働時間の中で、広告運用とLPの改善に取り組みました。
毎月、改善できるところを選び、ページの修正作業はお客様が抱えているデザイナーにお願いしました。私たちが指示を出し、社内の方に手を動かしていただく進め方です。
支援を始めてから問い合わせが順調に増え、契約から2〜3年ほどたった頃には、「コロナ前の水準に戻りました」とお礼の連絡もいただきました。大きな予算をかけないと支援を受けられないと思われがちですが、優先順位を決め、小さな部分から改善を重ねられた事例だと思っています。
田中:それはうれしいですね。限られた予算でも、やるべきことを見極め、社内の人材と分担することで、必要な改善を進められたのですね。
真栄田さん:そうですね。そこを考えて支えるのが、私たちの仕事だと思っています。
田中:ほかには、どのような事例がありますか。
真栄田さん:今のお話とは反対に、支援規模が大きくなったSaaS企業の事例もあります。社内にマーケティング担当者はいるものの、リソースが足りず、施策を進められないというご相談でした。
最初は広告などを試していただき、進めるスピードを評価いただいて、2〜3か月後に支援を拡大しました。広告、SEO、ショート動画など、マーケティング全体を包括的に支援しています。プロジェクトチームを組んで、施策を進めるような関わり方です。
田中:限られた予算で利用するサービスかと思っていましたが、チームを作り、広い範囲を任せる使い方もできるのですね。
真栄田さん:はい。もう一つ、教育事業の広告運用を内製化するために支援した事例もあります。
半年ほどを見据え、最初は初期設定を含めて私たちがまとめて対応しました。その後は、やることが変わるのに合わせてプランを下げ、何かあったときの質問に答えたり、月次のミーティングでレポートや分析の見方をお伝えしたりしました。自社で運用できるようになるための支援です。

支援会社との協業や、何を頼むか分からない段階の相談も
田中:お話をうかがうと、決まった形に合わせるだけでなく、必要な支援を提案してもらえるのが特徴だと感じました。他社では対応が難しかった相談が来ることもありますか。
真栄田さん:もちろんあります。意外と、支援会社からのお問い合わせもありますね。例えば、「私たちはSNS運用しかできないのですが、お客様のためにほかの施策も提案したい。マキトルくんで対応できませんか」といったご相談です。
競合に近い関係ではあっても、同じお客様に満足していただくために、一緒に提案しましょうという形で入るケースがあります。
田中:反対に、サービスが合わないケースもあるのでしょうか。
真栄田さん:ご予算が非常に限られていて、私たちの支援に必要な費用を確保できない場合には、対応が難しいこともあります。その場合はクラウドソーシングなどで別の依頼先を探していただくか、予算に少し余裕を持ってご相談いただければと思います。
そもそも何から依頼すればよいか分からない、という段階からご相談を受けていますので、まずは気軽にご連絡いただければと思います。
田中:Webの施策をどこに頼めばよいか、何から手をつければよいか迷っている方は、真栄田さんのプロフィールから相談できます。本日はありがとうございました。
真栄田さん:ありがとうございました。
StockSun「マキトルくん」の強み・特徴
- 【窓口をまとめて実行支援】:広告、SEO、SNS、Webサイト運用などを一つの窓口で相談でき、業界や施策の経験が合うディレクターが提案から実行まで支援します。事務局も進行を確認し、担当者や依頼内容の調整を支えます。
- 【実務と顧客対応を見て選定】:特定の業界・施策で3年以上の実務経験と、1年以上のクライアントワーク経験を必須とし、返信や納期などの基本的な対応も重視して人材を選んでいます。
- 【社内の人材を生かす分担】:必要な作業を切り出して依頼できるため、社内のデザイナーやマーケティング担当者と役割を分けて進められます。初期設定から始め、レポートや分析の見方を伝える内製化支援の事例もあります。
- 【状況に応じた支援規模】:毎月の業務に応じたプラン調整や時間の繰り越しに対応。優先順位を絞った改善から、複数施策を進めるプロジェクトチームの編成まで、企業の状況に合わせた使い方ができます。
真栄田さんの詳細はこちら:https://probel.jp/pro/p/342/
インタビュー動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=9Lo_0rMEAG0