人材紹介会社向けの営業代行7社を比較|求人開拓の依頼範囲・費用・選び方
2026年10月22日
※本記事は当社独自の基準に基づき作成・編集しており、【プロベルおすすめ】と記載があるものは、プロベル有料掲載社のプロモーションが含まれます。
紹介できる求職者はいるのに、条件に合う求人が足りない。既存企業への対応が忙しく、新しい採用企業へ営業する時間を取れない。こうした課題には、求人企業を開拓する営業代行が選択肢になります。
ただし、アポイントが増えることと、求人契約や採用決定が増えることは別です。自社が紹介できる人材に合う企業を選び、どこまで外部へ任せるかを決める必要があります。
この記事では、人材紹介会社が相談できる営業代行7社と、依頼範囲・費用・選び方を解説します。求職者の集客や、採用企業自身が募集業務を外注する採用代行とは分けて、求人企業の開拓を中心に扱います。
人材紹介の営業代行にはどこまで依頼できる?
人材紹介会社が営業代行へ任せる仕事は、採用企業の候補探しからアプローチ、商談や求人要件の聞き取りまでさまざまです。最初に営業工程を分けると、自社に足りない部分と、社内で受け持つ仕事が見えてきます。
ターゲット設計・リスト作成から採用企業へのアプローチ
出発点は、自社が紹介できる職種・経験層・地域から、開拓する企業と部署を決めることです。求人を出している会社を大量に集めても、自社の候補者が勤務地や経験条件に合わなければ、紹介には進みません。
例えば、地方の製造技術者を得意とする紹介会社なら、対象地域の工場や技術部門を持つ企業から、採用職種と接点を探します。そのうえで電話、フォーム、メール、手紙などの手法を選び、採用担当者との商談につなげます。
求人広告は採用ニーズの手がかりになりますが、募集が続いているか、人材紹介を使う意向があるかは別に確認が必要です。外部へ任せる際は、リスト作成だけか、接触と状況確認まで含むかを揃えて相談しましょう。
商談・求人ヒアリング・紹介契約に向けたフォロー
アポイント設定で引き継ぐ会社もあれば、初回商談の同席・代行、求人要件のヒアリングや求人票の獲得まで支援する会社もあります。自社の企業担当が商談できるなら接点づくりまで、聞き取りにも人手が足りないなら商談以降を含めて検討できます。
求人票を受け取った段階でも、紹介契約が整い、候補者を推薦できるとは限りません。必須要件や募集期限、紹介手数料、返戻条件など、何を誰が確認し、最終承認するかを決めておくことが大切です。
個別候補者の推薦や求職者への説明まで、営業代行に一律に含まれるわけではありません。商談獲得、求人票獲得、紹介契約、採用決定を別々の到達点にし、契約する業務範囲を確かめましょう。
採用代行や求職者集客との違い
本稿で扱う営業代行は、人材紹介会社が顧客となる採用企業を開拓する支援です。一方、採用代行は採用企業側の募集や応募者対応などを補い、求職者集客は人材紹介会社への登録や相談を増やす役割を担います。
人材紹介では、企業側を担当するRAと、求職者側を担当するCAが連携します。両方を一人で担う会社でも、企業を増やす課題と、候補者を集めて推薦する課題を分けて考えると、外注する工程を選びやすくなります。
人材紹介会社が相談できる営業代行7社を比較
以下の7社は、決裁者への接点づくり、複数手法の検証、人材紹介に絞った求人開拓など、相談できる役割が異なります。人材紹介そのものの対応実績を確認できる会社と、隣接する採用支援・求人広告の経験を持つ会社を分けて比較しましょう。
| 会社名 | 主な支援工程 | 人材紹介向けに確認する点 |
| 日本営業推進センター株式会社【プロベルおすすめ】 | 個別レターと架電による大手決裁者へのアポ、商談前の相談 | 求人開拓の対象と、人材紹介固有の対応経験 |
| 株式会社Early Bird【プロベルおすすめ】 | 戦略・リスト/CRM設計、複数チャネルの検証、商談支援 | 採用支援の事例と自社の求人開拓の違い、求人ヒアリングの範囲 |
| LongWave株式会社【プロベルおすすめ】 | 外国人材の受入企業開拓、電話・DM・SNS・訪問 | 対象人材・業界、商談対応を含むプランと課金期間 |
| 株式会社SALES ASSET【プロベルおすすめ】 | 戦略・実行・型化、営業プロセスと顧客管理の整備 | 求人広告の事例と人材紹介の違い、求人開拓と内製化の範囲 |
| 株式会社XtoX【プロベルおすすめ】 | 戦略設計、複数施策の実行、定例改善・内製化支援 | 自社に近い紹介領域の開拓経験、有効商談と引継ぎ条件 |
| 株式会社moment | 人材紹介向けの新規・休眠開拓、初回商談までの支援 | 専門職・対象地域との適合、初回商談以降の役割 |
| t.style株式会社(求人ゲッター) | 人材領域に合うリスト・架電、アポから求人票獲得 | 求人票獲得の範囲、通常運用の料金と商談・契約担当 |
日本営業推進センター株式会社【プロベルおすすめ】

| 会社名 | 日本営業推進センター株式会社 |
| サービス名 | かざあな隊 |
| 主な対応工程・手法 | 企業調査、個別レター・秘書への架電、決裁者アポ、商談前相談 |
| 人材紹介向けの対応・実績 | 人材紹介固有の求人開拓実績は公開情報で未確認。対象領域を個別相談 |
| 料金・契約条件 | プロベル掲載参考:月15万円(月12社の大手企業へアプローチ)、初期15万円、契約12か月〜。税区分・対象案件への適用条件は要確認 |
| 公式サイト | https://ken-syu.jp/service/is |
日本営業推進センター株式会社の「かざあな隊」は、大手企業の決裁者への接点づくりを支援するサービスです。IRなどの企業情報を調べて個別のレターを作り、秘書への架電と組み合わせ、相手が商材を理解した状態での面談設定を目指します。
アポ獲得後はオンラインで商談の作戦会議を行い、架電の全履歴と週次の動画報告も共有します。接点ができるまでの経緯を把握し、初回商談へ備えたい場合に検討しやすい仕組みです。
人材紹介固有の求人開拓実績は公開情報では確認できていないため、開拓したい採用企業の規模や部門、自社の紹介領域を伝えて相談しましょう。決裁者と会うことに加え、どの求人要件を確認して社内へ渡すかまで合意すると、商談後の仕事を分けやすくなります。
プロベル掲載ページのおためしコースは、月15万円で月12社の大手企業へアプローチする内容です。別途初期費用15万円、契約期間は12か月〜とされており、短期のお試し契約とは異なります。税区分と人材紹介向けの適用可否、求人ヒアリング等の含有範囲は個別に確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
大手採用企業の決裁者との接点を課題とし、個別レターと架電、商談前の相談を組み合わせたい紹介会社の候補です。人材紹介固有の対応経験と求人ヒアリングの範囲を確認しましょう。
株式会社Early Bird【プロベルおすすめ】

| 会社名 | 株式会社Early Bird |
| サービス名 | GIVE SALESなどのBtoB営業支援 |
| 主な対応工程・手法 | 戦略・KPI、リスト・CRM、電話・フォーム・SNS等、商談・クロージング支援 |
| 人材紹介向けの対応・実績 | 人材サービス(採用支援)の営業部門支援事例あり。人材紹介固有とは未確認 |
| 料金・契約条件 | 掲載プラン参考:GIVE SALESテストマーケティングモデル月20万円〜。税区分・期間・今回の含有範囲は要確認 |
| 公式サイト | https://e-bird.jp/ |
株式会社Early Birdは、複数の営業チャネルを試し、商談の質や費用対効果を比べながら、自社に合う営業手法を探す支援を提供しています。ターゲットやKPI、リスト・CRMの設計から、電話・フォーム・SNSなどの接触、商談・クロージングまで相談できます。
公式には、人材サービスの採用支援企業で、ターゲット設計からテレアポ・SNS営業・商談、受注管理まで担当した事例があります。ただし、人材紹介会社の求人開拓と明記された事例ではないため、自社に近い紹介領域での経験は別途確認が必要です。
プロベル掲載の「GIVE SALES」テストマーケティングモデルには月20万円〜の案内があります。人材紹介の定額一式料金とは扱わず、求人要件の聞き取り、商談代行、結果の共有まで、今回含む作業と税区分・契約期間を見積もりで確かめましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
営業手法を決めきれず、チャネル検証と商談対応をつなげて設計したい紹介会社の候補です。施策結果や改善履歴を社内へ残す方法も相談できます。
LongWave株式会社【プロベルおすすめ】

出典:LongWave株式会社
| 会社名 | LongWave株式会社 |
| サービス名 | エイギョウブ/ジョブカイタク |
| 主な対応工程・手法 | ターゲット・トーク設計、電話・DM/フォーム・SNS・訪問、週次改善 |
| 人材紹介向けの対応・実績 | 外国人材・特定技能の受入企業開拓を案内。対象業界・人材条件は確認 |
| 料金・契約条件 | ジョブカイタク:TRIAL20万円〜、BASIC40万円〜(税込)、ENTERPRISE個別見積もり。課金期間・商談対応等の範囲は要確認 |
| 公式サイト | https://jobkaitaku.longwave.co.jp/ |
LongWave株式会社の「ジョブカイタク」は、外国人材の受入企業開拓を支援しています。特定技能の制度や受入要件を踏まえてトークを設計し、介護・外食・製造・建設などの企業へ、電話、DM・フォーム、SNS、訪問を組み合わせて接触する内容です。
公式には、株式会社ヒューマン・パワーに対し、外食・飲食料品製造分野の企業へテレアポとDMでアプローチした事例が掲載されています。自社が扱う人材や就業先の業界が近いかを照らし合わせて相談しやすい会社です。
専用サイトにはTRIAL20万円〜、BASIC40万円〜の税込価格が示されていますが、課金期間は明記されていません。プラン表では商談対応などの項目に差があるため、金額だけで同じ作業を含むと判断せず、対象企業・チャネル・商談担当と契約期間を確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
特定技能・外国人材の受入企業を開拓したい場合に比較しやすい候補です。制度理解を踏まえた訴求と、自社が引き継ぐ商談・求人確認の範囲を合わせて検討できます。
株式会社SALES ASSET【プロベルおすすめ】

| 会社名 | 株式会社SALES ASSET |
| サービス名 | 営業参謀 |
| 主な対応工程・手法 | 営業戦略、実行・型化、プロジェクト管理、CRM等の設計・内製化支援 |
| 人材紹介向けの対応・実績 | 飲食求人サイトの営業・顧客管理支援事例あり。人材紹介の求人開拓固有とは区別 |
| 料金・契約条件 | 公式FAQ:月30万円〜、初回3か月・以後6か月更新。税区分・求人開拓での対象業務は要確認 |
| 公式サイト | https://salesasset.co.jp/ |
株式会社SALES ASSETの「営業参謀」は、営業戦略、実行と型化、プロジェクト管理を組み合わせる支援です。営業活動から得られた情報を整理し、改善したプロセスをマニュアルへ落とし込むなど、社内に仕組みを残す点を重視しています。
飲食店向け求人サイトを運営する株式会社グルスタの事例では、新規営業、カスタマーサクセス、顧客管理、人材育成を支援しています。求人広告の営業組織を整えた事例であり、人材紹介の求人獲得実績とは分けて見る必要があります。
公式FAQは月30万円〜、初回3か月、その後6か月ごとの更新と案内しています。プロベルの営業参謀掲載プランには月60万円〜の記載もあるため、同じ対象業務の価格差とは決めつけず、求人開拓の実行、CRM整備、育成のどこまでを含むかと税区分を見積もりで確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
求人開拓の件数だけでなく、商談の進め方や顧客管理を社内へ残したい紹介会社の候補です。人材紹介特有の求人要件の確認と、内製化までの担当範囲を相談すると比較しやすくなります。
株式会社XtoX【プロベルおすすめ】

出典:株式会社XtoX
| 会社名 | 株式会社XtoX |
| サービス名 | 統合型マーケティング&セールス支援 |
| 主な対応工程・手法 | 戦略策定、電話・フォーム・手紙等の実行、定例報告、内製化支援 |
| 人材紹介向けの対応・実績 | 確認した公式情報では人材紹介会社の求人開拓固有実績は未確認。個別相談 |
| 料金・契約条件 | プロベル掲載の統合型マーケティング支援は月25万〜80万円。税区分・期間・求人開拓への適用範囲は要確認 |
| 公式サイト | https://xtox.co.jp/marketing_transformation/ |
株式会社XtoXは、認知から受注までの導線を設計し、戦略策定、コンサルティング、施策の実行をまとめて支援します。電話・フォーム・手紙などの接点づくりと、その後のフォローを組み合わせ、定例会議とレポートで改善し、内製化まで伴走する内容です。
人材紹介会社の求人開拓に関する固有実績は、確認した公式情報では明らかではありません。人材業界出身メンバーの経験と同社としての実績を分け、自社の職種・地域でどのような営業設計ができるかを聞くとよいでしょう。
プロベル掲載の統合型マーケティング支援には月25万〜80万円の案内があります。求人開拓専用の一律料金ではないため、対象リスト、実施施策、有効商談の条件、社内への引き継ぎを提示し、税区分・期間も含めて今回の見積もりを確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
アプローチ手法と営業戦略をまとめて整理し、社内で使える営業の仕組みまで相談したい場合の候補です。紹介領域との適合と、自社に残す業務を先に共有しましょう。
株式会社moment

出典:株式会社moment
| 会社名 | 株式会社moment |
| サービス名 | 人材業界向け営業代行・アポイント獲得支援 |
| 主な対応工程・手法 | 新規開拓、問い合わせ後フォロー、休眠先再接触、プランにより初回商談同席・代行 |
| 人材紹介向けの対応・実績 | 人材紹介向けに現場決裁者や専門職求人へのアプローチを明記。製造業向け人材紹介の支援事例あり |
| 料金・契約条件 | 案件量・職種難易度・エリアにより個別見積もり |
| 公式サイト | https://moment-h.com/jinzai/ |
株式会社momentは、人材紹介・派遣・求人広告それぞれの営業の違いに応じた支援を案内しています。人材紹介向けには、人事部門だけでなく事業部長や現場責任者への接触、IT・製造・医療など専門職の求人要件を踏まえた提案を示しています。
新規企業へのアプローチに加え、展示会・問い合わせ後のフォローや休眠顧客の掘り起こしも対象です。アポ獲得を中心とするプランと、初回商談の同席・代行まで含むプランがあり、社内の受け皿に合わせて選べます。
公式には製造業向け人材紹介会社の支援事例もあります。料金は案件量、職種の難易度、地域による個別見積もりのため、求人票の確認や紹介契約までどこを担うかを含めて相談しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
専門職の求人や現場責任者へのアプローチを重視し、新規・休眠開拓から初回商談までを比較したい場合の候補です。人材紹介向けの営業設計が具体的に示されています。
t.style株式会社(求人ゲッター)

| 会社名 | t.style株式会社 |
| サービス名 | 求人ゲッター |
| 主な対応工程・手法 | 人材領域に合うリスト・スクリプト、架電、アポから求人票獲得、架電記録の返却 |
| 人材紹介向けの対応・実績 | 人材紹介・派遣会社向けの求人獲得支援を公式に案内 |
| 料金・契約条件 | 初回お試し99,000円(税別)、300社へのアプローチ保証。通常運用・商談以降の範囲は要問い合わせ |
| 公式サイト | https://lp.tstyle.marketing/kyujin/ |
t.style株式会社の「求人ゲッター」は、人材紹介・派遣会社に向け、アポイント取得から求人票獲得までを代行するサービスです。自社の人材領域に合わせて企業リストやスクリプトを作り、用意済みのリストを使う相談にも対応しています。
初回お試しは99,000円(税別)で、300社へのアプローチ、スクリプト作成、リスト提供が案内されています。架電内容を記録して返却するため、接触した企業の反応を次の営業へ生かす材料にもなります。
300社という条件はアプローチ先の数であり、アポや求人票を300件獲得する保証ではありません。通常運用の費用に加え、求人票獲得として扱う条件、初回商談や紹介契約の担当を確認してから依頼しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
自社で商談を担いながら、求人企業との接点や求人票獲得を増やしたい場合の候補です。初回の作業範囲と費用が示されており、小さな検証の条件を相談できます。
人材紹介向けの営業代行を選ぶ4つのポイント
比較表で候補を絞ったら、自社に近い求人開拓の経験と、実際に受け取れる成果を確かめます。「人材業界に強い」という説明だけでは、紹介できる求人が増えるかは判断できません。次の4点を具体的な依頼条件に落とし込みましょう。
自社が紹介できる職種・人材層に近い開拓経験を確認する
実績を聞く際は、人材紹介、派遣、求人広告、採用代行のどれを支援したのかから確かめます。同じ人事担当者へ営業していても、扱うサービスや求人企業に求める条件が違うためです。
例えば、ハイクラス技術者を得意とする会社が、未経験者を大量採用する企業のアポばかり受け取っても、推薦できる候補者が不足するかもしれません。自社に近い職種・経験層・地域・企業規模で、誰に接触し、どの工程まで支援したかを聞くと適合を判断できます。
有効商談の条件と求人獲得の基準を合わせる
商談の価値は、相手が会うことを了承しただけでは決まりません。採用職種、勤務地、年収、雇用形態、採用時期・人数、人材紹介の利用意向に加え、参加者が何を判断できるかを合わせておきます。
「情報交換なら可能」という面談と、「現在の求人要件を確認できる」商談を分ければ、自社のRAが受け取ってすぐに進められるかが分かります。求人獲得を目標にするなら、求人票の受領なのか、紹介契約と推薦可能な条件の確認までかを定めましょう。
対象外の職種、募集終了、既存・重複企業、相手の欠席を成果に数えるかも、開始前に合意します。条件が曖昧なまま件数だけを約束すると、報告上は達成していても、社内に使える求人が残らないおそれがあります。
求人情報と営業リストを更新できるか確かめる
求人は掲載中でも、採用枠が埋まったり、担当者や予算が変わったりします。リストの取得元と更新日だけでなく、接触後に募集状況を更新できるかを確認しましょう。
既存取引先や接触を断られた企業を除外し、企業名の表記違いによる重複も整理します。募集終了の理由と再連絡の時期を記録して返してもらえば、別の担当者が事情を知らずに繰り返し架電することを防ぎやすくなります。
商談後の引継ぎと運用改善の方法を確認する
引き継ぎでは、日時や担当者名に加え、聞き取れた求人要件、検討状況、未確認事項、次の行動を共有してもらいます。誰へ、いつ、どの記録で渡すかを決めると、担当変更や返信遅れによる取りこぼしを減らせます。
報告には、アポ数だけでなく条件に合う商談数、求人契約への転換も含めます。候補者を推薦した後に条件のズレが見つかった場合も開拓担当へ戻せば、次のリストやトークを修正する材料になります。
人材紹介の営業代行にかかる費用の見方
費用は、課金方式と委託する工程をそろえて比較します。営業代行へ払う報酬と、採用企業から人材紹介会社が受け取る紹介手数料は別のお金です。アポが増えた時点で売上が確定するわけではないことを前提に、必要な総額を見ます。
固定報酬・成果報酬・複合型で何に費用が発生するか
固定報酬は、一定期間の稼働や業務範囲に対して費用を払う形です。稼働人数・時間・作業量を確認し、設計やレポートまで含むかを比べます。成果報酬では、アポ、求人契約、採用決定など、どこを達成すると課金されるかが重要です。
例えば、アポを成果とする契約なら、採用が決まらなくても条件を満たすアポごとに費用が生じます。成果報酬という名称だけで、採用決定まで無料と判断しないようにしましょう。
複合型は固定費と成果報酬の両方を含みます。どの方式でも、初期設計、リスト、ツール、交通費などの別料金を確認し、必要な作業を含めた総額で比べることが大切です。
アポ単価だけでなく採用決定までの採算を試算する
開拓の効率を見る際は、外注総費用を有効商談数や求人契約数で割り、工程別に確認します。架空の例として、外注総費用60万円の施策から有効商談20件、求人契約10件につながった場合、1有効商談あたり3万円、1求人契約あたり6万円です。これは外注費だけを使った指標で、紹介事業全体の採算ではありません。
採算は、そこから推薦・面接・採用決定にどれだけ進むかを自社の実績で見込み、紹介手数料の収入と、候補者集客、RA・CAの対応、営業外注などの費用を比べます。求人契約を10件獲得しても、紹介できる候補者がいなければ、その時点では紹介手数料になりません。
採用決定や入金までには時間差があり、契約によっては早期退職時の返戻もあります。同じ施策から生まれた商談を追跡し、未確定の売上を確定収入と混ぜずに見ておくと、継続に必要な資金も判断しやすくなります。
最低契約期間と成果条件・解約条件を比較する
月額料金が低くても、初期費用や最低契約期間を合わせると必要額は変わります。最低期間を終えるまでの総額と、更新後の期間、途中解約時に残る支払いを確認しましょう。
成果報酬では、欠席したアポの再設定、重複や条件外の案件の承認、異議を伝える期限も費用に関わります。接触から時間が経って求人契約になった場合の成果帰属期間も決め、どの記録で判定するかを揃えることが必要です。
営業代行を求人獲得につなげる依頼・運用の流れ
依頼時に人材と求人の条件をそろえ、小さく検証し、商談後の情報を社内へ渡して改善します。開拓だけを速くしても、RA・CAが対応しきれなければ推薦が止まるため、受け取る側の仕事まで準備しましょう。
紹介できる人材と獲得したい求人の条件を整理する
得意な職種・経験・地域と、紹介できる候補者層を整理し、それに合う求人の年収、採用時期、募集人数を決めます。外部へは、公開できる紹介実績やサービス資料、説明に使える手数料条件を渡し、同じ前提で提案できるようにします。
初期の企業開拓に、候補者の氏名や職歴の詳細を広く共有する必要があるとは限りません。候補者層の傾向など、営業に必要な情報へ絞り、個別情報が必要な段階の確認方法と閲覧権限を決めておきましょう。
小さく検証し有効商談につながる業種と訴求を見極める
開始時は対象企業と手法を絞り、何を変えた結果なのか分かる状態で試します。架電数や接続率だけでなく、条件に合う商談ができたか、求人要件を確認できたかを見て、広げる対象を決めます。
例えば、担当者につながるのに商談にならない場合は、対象が違うのか、伝える強みが採用課題に合っていないのかを、断り理由から確かめます。求人化しても推薦できないなら、接触数を増やす前に求人条件と候補者層を見直す必要があります。
求人ヒアリングと契約確認を社内のRA・CAへ引き継ぐ
商談後は、採用理由、担当業務、必須・歓迎要件、年収と勤務地、選考手順、期限、決裁担当者、次回連絡日を共通の記録へまとめます。聞けなかった項目も残せば、RAが企業へ確認すべきことを判断できます。
求人内容と紹介契約を最終確認する担当、求職者へ説明する担当、候補者を推薦する担当を決めます。営業代行が聞き取りまで行う場合も、社内が何を確認して推薦へ進むかを合意すると、未確認の条件をそのまま伝える事態を防ぎやすくなります。
採用決定まで追跡し次の開拓条件を見直す
架電、有効商談、求人票・紹介契約、推薦、面接、採用決定を分けて記録します。施策開始直後の求人と、採用まで追跡できた求人を同列に扱わず、進捗段階と対象の期間をそろえて振り返りましょう。
求人が増えても推薦に進まないなら候補者との適合、推薦後に面接へ進まないなら要件の理解や提案内容を確認します。どの工程で止まったかを外注先と共有し、開拓条件の変更と社内対応の改善を分けて進めることが大切です。
営業代行が向いている場合と先に社内を整えたい場合
営業代行の導入は、求人開拓が事業のどこを止めているかで判断します。人手が足りないという理由だけで工程を広く委託せず、獲得した商談や求人を扱える状態かを確かめましょう。
求人開拓がボトルネックなら一部工程から外注する
紹介できる人材層と求人条件が明確で、商談後の担当者もいるのに、新規企業へ接触する時間が足りない場合は、一部工程の外注を検討しやすい状態です。既存対応で忙しいRAが商談に集中できれば、開拓活動を止めずに進められます。
RAが商談を受けられるならアポ獲得まで、求人ヒアリングにも余力がないなら初回商談まで、と不足に応じて依頼範囲を変えます。継続して必要な仕事なら、営業担当の採用・育成にかかる費用や立ち上がりと比べ、社内に残す役割も決めるとよいでしょう。
紹介可能な人材や求人後の対応体制が不足するなら整備を優先する
候補者が少ない、商談後の返信が遅れる、求人要件をCAへ渡せないといった状態では、開拓量を増やしても推薦が進みにくくなります。使えない求人が増えると外注費だけでなく、確認のための社内工数もかかります。
まず候補者集客やRA・CAの担当体制、求人情報の共有方法など、詰まっている工程を整えましょう。そのうえで受け取れる商談数を決めれば、必要以上に広い範囲や件数を依頼することを避けやすくなります。
求人開拓の条件と委託範囲を整理して営業代行を選ぼう
人材紹介の営業代行は、接点を増やすだけでなく、自社の候補者を紹介できる求人につなげる視点で選ぶことが大切です。紹介できる職種・人材層に近い開拓経験、有効商談の条件、商談後の引き継ぎ、最低期間を含む総費用をそろえて比較しましょう。
アポ、求人票、紹介契約、採用決定はそれぞれ別の成果です。社内のRA・CAが担当する工程も決め、小さな検証から求人化と採用まで追うと、依頼範囲の過不足を見直しやすくなります。
相談前には、得意な人材層と獲得したい求人、現在の開拓方法、社内が対応できる商談数、任せたい工程と予算を整理してください。どの工程を外部へ任せるべきか、条件に合う支援先をどう探すか迷う場合は、プロベルへご相談ください。