営業リスト作成代行・支援サービス6選|費用と依頼先の選び方
2026年10月22日
※本記事は当社独自の基準に基づき作成・編集しており、【プロベルおすすめ】と記載があるものは、プロベル有料掲載社のプロモーションが含まれます。
営業先を探す作業に追われ、架電や商談の時間を確保できない。営業リスト作成代行は、こうした収集・整理の負担を減らす選択肢です。ただし、条件を伝えてリストを作ってもらうサービスと、自社でデータベースから抽出するサービスでは、任せられる仕事が異なります。
本記事では、リスト単体の調達先から営業活動まで任せられる支援会社、人材業界向けのデータベースまで6社を紹介します。提供方式の違いに加え、料金の比べ方、データ品質の見極め方、依頼前の準備を解説するので、自社の体制に合う依頼先選びにお役立てください。
営業リスト作成代行とは?購入・データベースとの違い
営業リスト作成代行とは、営業対象の条件に沿って企業情報や連絡先を集め、使いやすい形に整理する仕事を外注する方法です。外注先が情報を調べて納品するほか、既存データの販売や検索用データベースの提供、架電まで含む営業支援もあります。
| 方式 | 自社に残る主な作業 | 向く場面 |
| 受託作成 | 条件の決定、サンプル確認、納品物の検収 | 独自条件で調査し、必要項目をそろえて納品してほしい |
| 既存リスト購入 | 商品選び、不要データの除外、必要に応じた更新 | 既存データの条件・項目が合い、早く調達したい |
| データベース利用 | 検索条件の設定、抽出、必要な加工・管理 | 同じ条件で定期的に営業先を探したい |
| 営業実行込みの支援 | ターゲット・施策の承認、商談対応など契約外の業務 | リストの整備から接触・アポイント獲得まで任せたい |
細かな条件で調べたい場合は受託作成、定期的に抽出するならDB利用
「関東の製造業」のような条件だけでなく、「特定の加工設備を持つ工場」を探す場合は、企業のホームページを読んで該当するか判断する作業が必要になることがあります。検索項目にない条件まで調べたいときは、判定基準を伝えられる受託作成が候補になります。
一方、募集職種や所在地など決まった条件で毎月企業を抽出するなら、データベースを自社で使う方法も適しています。検索・出力の担当者を置けるか、必要な情報が検索項目に含まれるかで判断するとよいでしょう。
既存リストの購入は、用意されたデータが条件に合う場合に調達を進めやすい方法です。ただし、独自の項目追加や更新まで含まれるとは限りません。購入後に自社で調べ直す量が多ければ、最初から作成を依頼するほうが負担を抑えられる場合もあります。
リストの納品だけか、架電や商談獲得までかを先に決める
営業担当者がいて接触先だけ不足しているなら、リスト単体の納品で課題を解決しやすいでしょう。反対に、架電する人もトークを作る時間も足りない場合は、リストを受け取っても営業が進みません。リスト作成を含む営業代行まで検討する必要があります。
営業運用を含む月額料金には、人員配置やトークの改善、日程調整などの費用も含まれます。単体リストの件単価と並べる前に、どこまでを外注し、自社は何を担うかをそろえてください。
また、運用で使ったリストや接触履歴を自社へ返してもらえるかも確認しましょう。委託終了後に営業を引き継ぐ予定なら、契約中だけでなく終了後のデータ利用範囲まで合意しておくと引継ぎが円滑です。
営業リスト作成代行・支援サービス6社を比較
ここでは、リストを調達できるサービスと、リスト設計から営業運用まで支援する会社を紹介します。手作業の受託作成とデータベースの自社利用を分けて見ると、問い合わせる相手を絞りやすくなります。
| 会社・サービス名 | 提供方式と対応範囲 | 適する依頼 |
| 株式会社Early Bird【プロベルおすすめ】 | ターゲット・リスト設計から営業施策の実行、CRM運用まで支援 | 誰を狙うかから営業全体を見直したい |
| 株式会社Emooove【プロベルおすすめ】 | 部署・人物情報を活用したリスト構築から架電・日程調整まで支援 | 接触先の設計と電話営業をまとめて任せたい |
| セールスブレイン株式会社【プロベルおすすめ】 | 人材業界向けDBを自社で検索し、CSV出力・API連携 | 求人掲載企業を継続して抽出したい |
| 株式会社LEO(リストエージェント) | ヒアリングによる専用リスト提供、既存リストの整備 | 保有データとの重複を除き、必要件数を調達したい |
| 株式会社オフィスあしずみ(営業リスト作成.com) | 必要項目を指定し、目視・手入力で受託作成 | 取得元や項目を決めて収集・入力を外注したい |
| 株式会社soraプロジェクト | 商材に合わせた企業リスト提案。電話営業なしの単体提供も可能 | リスト単体の調達と営業支援を必要に応じて相談したい |
株式会社Early Bird【プロベルおすすめ】

| 運営会社・サービス名 | 株式会社Early Bird/BtoB営業支援 |
| 提供方式・依頼範囲 | 営業戦略・ターゲット・リスト作成から営業実行まで |
| 主な情報・抽出条件 | ターゲットとKPIを設計。具体的な取得項目・抽出条件は要相談 |
| 納品・利用方法 | 営業支援内で活用。リスト単体納品の可否・形式は要問い合わせ |
| 料金・発注条件 | 営業支援「GIVE SALES」は月額20万円〜の掲載例(税区分要確認)。リスト単体の可否・料金は要問い合わせ |
株式会社Early Birdは、営業リスト作成を営業戦略やターゲット設計と組み合わせて支援する会社です。リストの件数を増やすだけでなく、狙う相手や営業手法が定まっていない段階から相談できます。
営業戦略・目標指標(KPI)の設計、リスト作成、営業活動や顧客情報を管理するSFA・CRMの設計と運用に加え、テレアポやフォーム営業など複数の接触方法に対応しています。接触後の反応を施策ごとに比較し、次の営業方針へつなげたい企業に適した支援範囲です。
例えば、既存リストへ電話をかけても成果につながらない場合、対象企業の選び方と接触方法の両方を見直せます。営業活動の履歴や改善内容を社内へ残す仕組みも含めて相談できる点が特徴です。
プロベル掲載の営業支援「GIVE SALES」には月額20万円〜の料金例がありますが、リスト単体の価格ではありません。自社で接触を行う予定なら、リスト単体での契約可否、取得項目・納品形式と料金・税区分をまとめて確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
ターゲットや接触方法から営業の進め方を整えたい企業に向きます。リスト設計とCRM運用、複数施策の検証をつなげて相談できます。
株式会社Emooove【プロベルおすすめ】

出典:株式会社Emooove
| 運営会社・サービス名 | 株式会社Emooove/テレアポ代行支援サービス |
| 提供方式・依頼範囲 | ターゲット・リスト構築、トーク設計、架電、日程調整、改善 |
| 主な情報・抽出条件 | 部署直通番号・人物情報を活用。既存リストの掘り起こしにも対応 |
| 納品・利用方法 | 営業運用として提供。リスト単体納品の可否・形式は要問い合わせ |
| 料金・発注条件 | 伴走支援は月額40万円〜(税抜)の目安。架電量・チャネル・構築範囲で変動。期間は数か月単位から相談 |
株式会社Emoooveのテレアポ支援は、リスト構築から架電、商談の日程調整までをまとめて任せたい企業向けです。部署直通番号や人物情報を活用して接触先を設計し、代表電話にかけ続けるだけでは届きにくい相手へのアプローチを支援します。
ターゲットに合わせたトークを作り、架電後の反応をもとに週次で改善するため、リストと話し方を一緒に見直せます。新規企業の抽出に加え、自社にある名刺や休眠顧客リストの掘り起こしも相談可能です。
料金は月額40万円〜(税抜)が目安で、リスト構築、トーク設計、架電、日程調整、週次の改善、レポートを含む伴走支援の金額です。架電量や組み合わせるチャネル、リスト構築の度合いで変わり、リスト単体の納品価格には当たりません。
商談以降は依頼側が担当するため、アポイント獲得後を受け持つ営業担当者が必要です。リストのみ欲しい場合は、単体納品の可否と形式を別途確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
部署や担当者へ届く接触先を整え、架電と日程調整まで任せたい企業に向きます。自社リストの掘り起こしと新規開拓の両方を相談できます。
セールスブレイン株式会社【プロベルおすすめ】

出典:セールスブレイン株式会社
| 運営会社・サービス名 | セールスブレイン株式会社/セールスブレイン |
| 提供方式・依頼範囲 | 受託作成ではなく、人材業界向け営業先検索データベース |
| 主な情報・抽出条件 | 40以上の求人媒体と企業情報を集約。求人・業種・地域などから検索 |
| 納品・利用方法 | 自社で検索・CSV出力。APIによるCRM・SFAなどとの連携に対応 |
| 料金・発注条件 | 公式比較欄は月数万円〜、プロベル掲載の料金例は月額5〜15万円(税区分要確認)。取得数・CSV・APIの料金と利用条件は個別確認 |
セールスブレインは、人材業界向けの営業先検索データベースです。任意の条件を伝えて人に調査してもらう受託作成とは異なり、自社で検索し、必要な企業を抽出して利用します。
40以上の求人媒体の情報を毎日収集し、企業情報と法人番号で統合しています。募集職種や求人の掲載状況を手掛かりに営業先を探せるため、人材紹介や採用支援のように「採用活動中の企業」を継続して開拓する用途と相性があります。
CSVで営業リストを取り出すほか、APIでCRMやSFAなどへデータを連携する使い方も可能です。求人サイトを一つずつ確認する作業を減らしながら、社内で抽出条件を変えて運用したい企業の選択肢になります。
公式サイトの他手段との比較には月数万円〜の定額表示があり、プロベルには月額5〜15万円の料金例が掲載されています。取得数はプランによって異なり、税区分も確認が必要です。必要件数を出力できるか、APIを使う場合の料金と利用条件は、正式なプラン案内で確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
求人掲載の動きから営業先を探す人材紹介・採用支援会社に向きます。毎回リスト作成を発注する代わりに、自社で検索と抽出を続ける運用を選べます。
株式会社LEO(リストエージェント)

| 運営会社・サービス名 | 株式会社LEO/リストエージェント |
| 提供方式・依頼範囲 | ヒアリングによる専用リストの作成・提供、クレンジングや欠落項目の追加 |
| 主な情報・抽出条件 | 地域・ターゲット・営業手法に合わせて相談。法人番号や採用情報など幅広い項目に対応 |
| 納品・利用方法 | データ・紙など希望に応じて相談。通常は入金確認後3営業日以内(土日祝除く) |
| 料金・発注条件 | 1件2円〜の表示あり(税区分要確認)。専用リストは個別見積もり。1件から購入可能 |
リストエージェントは、営業対象やエリア、使う営業手法をヒアリングして専用リストを提案するサービスです。既存の保有リストを渡して重複を削除し、持っていない企業だけを購入することもできます。
欠落項目の追加やクレンジングにも対応しているため、新しいリストの調達と既存データの整理を併せて相談したいときに候補になります。公開の最低価格だけで判断せず、必要項目、調査内容、除外後の件数を伝えて専用リストの見積もりを取りましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
既存顧客や接触済み企業との重複を除いて、必要な件数を調達したい企業に向きます。保有リストの整備も併せて相談できます。
株式会社オフィスあしずみ(営業リスト作成.com)

| 運営会社・サービス名 | 株式会社オフィスあしずみ/営業リスト作成.com |
| 提供方式・依頼範囲 | キーワード・ジャンルや必要項目を指定した受託作成。国内スタッフが目視・手入力 |
| 主な情報・抽出条件 | 会社名・電話番号・URLなど、依頼する項目を指定 |
| 納品・利用方法 | 基本はCSVまたはXLSX。1,000件はデータ受領翌営業日から5営業日の目安 |
| 料金・発注条件 | 税別で会社名7円・電話番号4円など項目別。基本料金15円〜は取得先サイト数×件数に対して発生。最低発注額3万円 |
営業リスト作成.comは、指定したキーワードやジャンルをもとにWeb上の情報を集め、国内スタッフが目視と手入力でリストにするサービスです。取得元や必要項目を決めて、調査・入力作業を切り出したい場合に候補になります。
料金は完成したリスト1件につき一律ではなく、基本料金と項目別の単価で決まります。会社名や電話番号などの項目料金に加え、情報取得先のサイト数と依頼件数に応じた基本料金が発生するため、同じ1,000件でも調べる項目や取得元で総額が変わります。
最低発注額は3万円です。また、作成開始から納品までに情報が変わった場合、その変更は料金内の修正対象外とされています。納品時の再確認が必要な情報は、見積もり時に対応範囲を相談するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
取得元や項目を指定して、人が確認する収集・入力作業を任せたい企業に向きます。CSVやExcelの列構成を決めて依頼しやすいサービスです。
株式会社soraプロジェクト

| 運営会社・サービス名 | 株式会社soraプロジェクト/企業リスト販売 |
| 提供方式・依頼範囲 | 商材に合わせた企業リストの提案・提供。電話営業なしの単体提供も可能 |
| 主な情報・抽出条件 | 自社のサービス内容を伝えて対象企業を相談。詳細項目・抽出条件は要問い合わせ |
| 納品・利用方法 | リスト単体、または営業支援と併せて相談。形式・更新頻度は要問い合わせ |
| 料金・発注条件 | 要問い合わせ(リスト単体の料金・件数・発注条件を確認) |
株式会社soraプロジェクトは、自社のサービス内容を踏まえて、インサイドセールスに適した企業リストを提案しています。電話営業代行を付けず、リストのみの提供も可能なため、接触を行う担当者が社内にいる企業でも相談できます。
同社はインサイドセールスやテレアポの代行も提供しています。まずリスト単体を調達したいのか、接触や見込み客への継続対応まで任せたいのかを伝えると、相談範囲を分けやすいでしょう。単体リストの料金、取得項目、納品形式、更新頻度は個別に確認が必要です。
筆者・監修者のおすすめポイント
商材に合う営業先の提案を受け、リストだけを調達したい企業に向きます。必要に応じて電話営業などの支援も併せて相談できます。
営業リスト作成代行の費用は、件数・項目・調査範囲で変わる
営業リストの費用は、件数だけでは決まりません。完成データ1件の単価、取得する項目ごとの単価、作業時間や月額利用料など課金の単位が違うため、同じ依頼内容で総額を比べることが大切です。
件単価と項目単価、最低発注額を同じ条件にそろえる
まず「1件分の価格に何が含まれるか」を確かめましょう。会社名と代表電話を含む1件単価と、会社名だけの1項目単価では、数字が小さくても完成時の料金が安いとは限りません。
例えば、1,000件を1件30円で依頼すると3万円ですが、別に基本料1万円がかかる契約なら合計は4万円です。これは実在サービスの料金ではなく、見積もりを読むための仮の計算例です。項目別課金なら、必要な項目の単価を足したうえで、基本料や追加加工費を加えて考えます。
最低発注額がある場合は、計算した総額が下回っていても最低額の支払いが必要になります。少量を試すつもりでも想定より高くなるため、希望件数での請求額を先に出してもらうとよいでしょう。また、調べても取得できなかった項目や、対象外・重複と判定された企業が課金対象になるかで実質的な費用は変わります。
個別調査・重複除外・更新・営業実行の追加費用を確認する
代表電話の転記と、特定部署の直通番号を探す作業では、調査の深さが異なります。「海外向けの販売実績がある」といった条件への適合判定も、データの抽出だけでは終わらない場合があります。単価が高い理由が追加調査なのか、不要な項目が含まれているのかを見分けることが、見積もりの比較につながります。
重複除外、短納期対応、納品後の更新、CRMに取り込める形への加工は、基本料金に含まれるかを分けて確認してください。自社で整形し直す必要があれば、その作業時間も費用の一部として考えると、安い見積もりを選んだのに負担が残る事態を防ぎやすくなります。
DBの月額契約では取得上限と契約期間、解約後に出力済みデータを利用できる範囲を確認します。営業実行まで委託する場合は、リスト作成分だけを無理に切り出さず、外注によって任せられる業務全体と総額で判断しましょう。
営業リスト作成代行を選ぶ5つのポイント
依頼先を絞る際は、宣伝上の「高精度」や保有件数だけでなく、自社の営業で使えるデータかを見ます。次の5項目をサンプルや見積もりで確かめると、納品後に手直しが発生する原因を事前に見つけやすくなります。
営業目的に合う絞り込み条件と連絡先を取得できるか
業種・地域・企業規模が合っていても、商材の導入条件を満たすとは限りません。例えば、設備を必要とする商材なら対象設備の有無、採用支援なら募集職種や採用状況が、営業先を選ぶ材料になります。条件をどの情報から判定するのかまで相談できる会社を選びましょう。
連絡先も営業手法に合わせて選ぶ必要があります。電話営業なら電話番号、フォーム営業なら問い合わせURLが必要です。特定部署へ連絡したいのに代表番号だけが納品されれば、担当者を探す仕事が残ります。狙いたい企業と対象外企業の具体例を渡すと、認識のずれを減らせます。
情報の取得元と更新日を確認できるか
データベース全体が毎日更新されていても、すべての会社・すべての項目が同じ日に確認されているとは限りません。移転前の住所や募集終了済みの求人をもとに連絡すると、接触そのものが無駄になりやすいため、自社の判断に使う項目の確認時点を見ることが大切です。
取得元URLや確認日を付けられるかを聞き、サンプルの数社を元のページと照合してみましょう。納品までの情報変更をどこまで再確認するかも合わせて決めれば、「作成時点では正しかった」という認識の違いを減らせます。
既存顧客との重複や対象外企業を除外できるか
重複除外では、同じ会社を何で見分けるかをそろえる必要があります。社名の表記だけで照合すると、「株式会社」の位置や略称の違いで既存顧客が残る場合があるためです。法人番号や企業URLなどの照合項目を決め、実際の保有データで除外できるか確かめましょう。
本社単位で1社と数えるのか、支店・事業所ごとに営業先とするのかも重要です。本社で契約を管理している商材なら、支店が別の営業先として増えても接触先の拡大にならないことがあります。除外後の有効件数で発注量を決め、件数が足りないときの扱いまで合意しておくとよいでしょう。
既存顧客以外では、営業を断られた企業、競合企業、休廃業が分かった企業など、自社の運用上外すべき相手を指定します。特に拒否先の一覧は一度渡して終わりにせず、継続契約中の反応を次回分へ反映できる運用が必要です。
納品形式・項目の欠損・修正条件が明確か
CSVかExcelかだけでなく、列名や文字コード、電話番号の先頭のゼロを保持できるかまで、取り込み先に合わせて確認しましょう。サンプルを実際の顧客管理システムへ取り込めば、納品後に全件を加工し直す事態を避けやすくなります。
検収条件では、必須項目の空欄、条件不一致、重複を分けて扱います。1,000件届いても、電話番号が必須なのに空欄が多ければ、架電できる件数は減るためです。
空欄や誤りがあった場合の修正・補充対象、申告できる期限、確認方法を発注前に決めておきましょう。電話の不通が入力ミスによるものか、納品後の変更によるものかでも対応が異なるため、連絡がつかない企業をすべて無償交換できるとは考えないほうがよいでしょう。
単体納品か継続運用かに合う体制・契約を選べるか
一度だけ対象企業を調べたい場合と、毎月新しい営業先を追加したい場合では、必要な支援が違います。単発の調達なら納品物の仕様、継続利用なら更新や追加抽出の担当者と周期まで含めて選ぶと、契約後の作業を想定しやすくなります。
営業運用も委託する場合は、架電の反応を次の抽出条件へ戻せるかが判断材料です。接触結果が委託先にだけ残ると、自社で見直したり他社へ引き継いだりしにくくなります。
そのため、データの返却範囲や利用目的、保管・削除の扱いを契約で確かめ、共有する既存顧客情報は除外に必要な範囲へ絞りましょう。自社にもターゲットの承認と納品物の検収を担う人を置くことで、任せる範囲が広くても判断を保ちやすくなります。
営業リスト作成を依頼する前に準備するものと進め方
依頼は、条件をまとめ、サンプルと見積もりを確認し、本発注、納品後の検収へ進めます。最初から件数だけを指定するより、どのデータなら営業に使えるかを共有するほうが、見積もりと納品物のずれを減らせます。
| 渡すもの | 具体例 |
| ターゲット条件 | 関東の製造業、従業員50〜300人、本社単位。設備条件などは判定方法も記載 |
| 必須項目・任意項目 | 必須:会社名、電話、企業URL、取得元、確認日。任意:資本金など |
| 除外先・照合方法 | 既存顧客、接触拒否先、競合など。法人番号・URLで照合 |
| 件数・納期・優先順位 | 希望1,000件。母数不足なら条件を緩める順番と分納の可否を相談 |
| 納品仕様 | CSV、列名、文字コード、電話番号の形式、取り込み先の指定 |
| 合格条件・修正条件 | 必須項目の欠損や重複の扱い、修正申告の期限・方法 |
ターゲットと除外条件、必須項目を依頼書にまとめる
「製造業1,000社」だけでは、全国から集めるのか、どの規模が対象なのかが伝わりません。例えば「関東、従業員50〜300人、本社単位、特定設備を持つ企業」と示し、条件に当てはまる例も添えると、調査する相手を合わせやすくなります。
このとき、絶対に外せない条件と、件数が足りなければ緩められる条件を分けておきましょう。条件を満たす企業が少ないと分かった際、地域を広げるのか企業規模を広げるのかを判断でき、対象外企業を追加して件数だけを満たす依頼になりにくくなります。
取得項目も必須と任意を分けます。架電に必要な電話番号は必須、営業前に使わない資本金は任意というように優先度を付ければ、費用と調査時間を調整しやすくなります。除外先を渡す際は、照合に必要な社名や法人番号などを整理し、受け渡し方法も委託先と合わせてください。
サンプルで品質と使い勝手を確かめてから発注する
サンプルでは、ターゲットに合うかだけでなく、重複や必須項目の欠損、情報の確認時点、システムへの取り込みまで実データで見ます。同じ依頼書で複数社へ見積もりを求めれば、金額の差が取得項目や修正条件の差によるものかを判断しやすくなります。
ただし、少数のサンプルが良くても、全件が同じ状態になるとは限りません。本発注では、条件不一致や欠損を見つけた際にどう申告し、修正や補充を受けるかまで書面へ残すとよいでしょう。
希望件数に届かない場合も、勝手に条件を緩めてもらうのではなく、事前相談、取得できた件数での納品、分納などの扱いを決めます。数量を優先するか、対象条件を優先するかを依頼側で判断できる形にしておくことが大切です。
納品後は検収し、接触結果を次回のリスト条件へ戻す
納品後は、総件数に加え、重複・条件不一致・必須項目の欠損を除いた有効件数を確認します。問題がある行と理由をまとめて、合意した期限内に修正を依頼できる状態にしておきましょう。先に検収を終えることで、営業担当者が使い始めてから同じ不備に何度も対応する負担を減らせます。
その後は、連絡がついたか、商談へ進んだかを業種や規模などの条件別に記録します。例えば、特定の規模の企業で接触しやすい傾向が出れば、次回はその層を厚く抽出する判断材料になります。
リストを入手しただけで商談や受注が決まるわけではありません。接触結果を対象条件や更新対象へ戻すことで、次の発注が単なる件数の追加ではなく、営業先の選び方を改善する機会になります。
依頼範囲とデータ品質をそろえて、営業リストの外注先を選ぼう
営業リストの外注先は、独自条件で調べてもらう受託作成、リスト単体の購入、自社で検索するDB利用、営業運用まで含む支援のどれが必要かから選びましょう。依頼範囲を決めたうえで、取得項目、確認時点、重複除外、納品仕様と総額をそろえると、価格だけでは分からない違いが見えてきます。
問い合わせる前に、狙う企業と除外する企業、必須項目、自社で行える営業活動を整理しておくと、必要な支援を相談しやすくなります。ターゲットの決め方や、リストだけで足りるかに迷う場合は、営業体制を含めて依頼先を検討することも有効です。自社の課題に合う外注先を探したい方は、プロベルへご相談ください。