海外営業代行会社のおすすめ7選|支援範囲と選び方を比較
2026年10月02日
海外の新規顧客を開拓したくても、現地の商習慣に詳しい営業担当者をすぐに採用できるとは限りません。海外営業代行は、ターゲット選定からアプローチ、商談、代理店開拓まで、必要な工程を外部の専門家に任せる方法です。ただし、対応する国や商材、商談後の支援範囲は会社ごとに異なります。この記事では、海外営業代行会社7社の特徴と、委託先を比べる際の確認点を整理します。
※本記事は当社独自の基準に基づき作成・編集しており、【プロベルおすすめ】と記載があるものは、プロベル有料掲載社のプロモーションが含まれます。
海外営業代行で依頼できる主な業務
海外営業代行の役割は、外国語でのアポイント取得だけではありません。市場の絞り込み、販売先・代理店の探索、商談の進行、取引開始後のフォローまで対象になり得ます。一方、すべてを一社に任せられるとは限らないため、まず自社が不足している工程を明らかにすることが重要です。
見込み顧客・代理店の開拓
新規開拓では、国・業種・企業規模・購買担当者などの条件を定め、候補を調べて接触します。メールや電話、LinkedIn、現地ネットワーク、展示会など、手法によって届く相手が異なります。候補リストの出所と更新時点、現地語表記の精度、時差を踏まえた接触時間まで確認すると、返信率の低さがターゲットと運用のどちらに起因するかを判断しやすくなります。販売代理店を探す場合は、販路、競合製品の取扱状況、営業担当数、対象地域、在庫・アフターサービス体制まで適格性を確認する必要があります。直販の見込み客とは、リストの作り方も評価基準も異なります。
商談・交渉と取引開始の支援
アポイント取得後に商談へ同席する会社もあれば、契約交渉や貿易実務まで担う会社もあります。商談の主導権を自社が持つのか、現地担当者に委ねるのかを決め、提案資料の翻訳、見積条件、納期、決済通貨、インコタームズ、物流の担当を分けることが必要です。価格や独占販売権、最低発注量など現地条件の交渉権限を誰に持たせるかも曖昧にできません。アポだけを成果として契約すると、現地語での質疑や契約条件の調整、輸出規制・販売許認可の確認を社内で処理できず、商談が止まることがあります。営業代行と通関・法務など専門実務の責任分界を契約前に定めると、受注後の引き継ぎも円滑です。
海外営業代行会社のおすすめ7選|支援範囲と選び方を比較
海外営業代行には、オンラインで決裁者を開拓する会社と、現地ネットワークや展示会を通じて販路を作る会社があります。以下は各社の主な開拓手法と、比較候補になりやすい課題をまとめたものです。
| 企業名 | 主な開拓手法 | 向いている課題 |
|---|---|---|
| 株式会社Emooove【プロベルおすすめ】 | LinkedInで海外決裁者へ接触 | 海外BtoBの意思決定者と直接つながりたい |
| フェネトル・パートナーズ株式会社 | 現地スタッフ・代理店開拓 | 現地営業窓口や貿易実務まで任せたい |
| 一般社団法人Glocal Solutions Japan | 現地ネットワークと営業支援 | 販路開拓と社内担当者の育成を両立したい |
| 株式会社ノーパット | 海外法人への電話営業 | 営業活動から貿易・物流まで相談したい |
| COSPALinks | LinkedIn・Sales Navigator | オンラインで海外商談の接点を作りたい |
| Link Global | 現地商談・展示会・代理店開拓 | 台湾・東南アジアの流通開拓を進めたい |
| 株式会社WASABIZ | 英語資料の整備とEメール・電話営業 | 海外向けの訴求準備から新規接触まで任せたい |
株式会社Emooove【プロベルおすすめ】
出典:株式会社Emooove
| 会社名 | 株式会社Emooove |
| 本社所在地 | 東京都品川区 |
| 設立 | 2023年 |
| 主な支援範囲 | LinkedInを用いた海外BtoB決裁者開拓 |
Emoooveの「グローバルハント」は、LinkedInとSales Navigatorを活用して海外企業の決裁者を探し、個別の英文メッセージで接点を作るサービスです。国や業種、役職などを絞って候補リストを作り、顧客による確認を経てアプローチを進めます。
日本人担当が訴求内容を設計し、英語ネイティブによる校正を取り入れる体制を案内しています。隔週で活動結果を見直すほか、リストや検証結果、改善した文面の納品にも触れています。現地訪問や輸出実務まで一括して任せるサービスではないため、商談後の提案や契約を自社で担えるか確認するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
海外の特定企業・役職に狙いを定めて接触できるため、代理店からの紹介待ちだけでは届きにくいBtoB決裁者を開拓したい企業に適しています。成果を次回の営業へ活かすため、リストや文面の引き継ぎ条件も比較したいところです。
フェネトル・パートナーズ株式会社
| 会社名 | フェネトル・パートナーズ株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 設立 | 2008年 |
| 主な支援範囲 | 海外販路開拓、営業代行、貿易実務代行 |
フェネトル・パートナーズは、対象市場の代理店・提携先候補を調べ、現地スタッフが連絡して製品を紹介する海外販路開拓を提供しています。興味を示した企業との打ち合わせ調整や現地同行に加え、海外営業担当者を置けない企業向けの営業代行にも対応します。
展示会後の追客、代理店との営業窓口、海外出張での新規開拓など、継続的な営業活動を委託できる点が特徴です。貿易規制の調査や輸出入申請、物流手配も別サービスとして扱うため、営業から取引実務までの分担を整理して相談できます。対象国と実務範囲は案件ごとに確認が必要です。
筆者・監修者のおすすめポイント
代理店候補の探索で終わらず、現地とのやり取りや展示会後の営業まで一連で進めたい企業に向きます。貿易実務も含めて相談できるため、受注後の社内体制が薄い場合の比較候補になります。
一般社団法人Glocal Solutions Japan
出典:一般社団法人Glocal Solutions Japan
| 会社名 | 一般社団法人Glocal Solutions Japan |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 設立 | 2020年 |
| 主な支援範囲 | 海外販路開拓、海外営業代行、担当者育成 |
Glocal Solutions Japanは、海外市場での販路開拓や営業代行を支援する団体です。公式サイトでは、海外の経営者ネットワークを用いた代理店・販売店の開拓と、海外営業活動の支援を案内しています。市場調査だけで終わらず、商談や継続販売まで見据える相談に適しています。
海外営業を代行すると同時に、社内担当者の育成を支援できる点が特徴です。外部委託を恒久化せず、自社で海外顧客に対応する力を残したい場合は、営業活動と引き継ぎの計画を同時に確認できます。対象市場、現地での対応体制、どの工程を代行するかは個別に確かめる必要があります。
筆者・監修者のおすすめポイント
販路を開くだけでなく、将来の内製化まで見据えて海外営業の経験を社内に蓄積したい企業に向きます。代理店開拓と人材育成を同じ計画で相談できる点が選定理由です。
株式会社ノーパット
出典:株式会社ノーパット
| 会社名 | 株式会社ノーパット |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 設立 | 2010年 |
| 主な支援範囲 | 海外法人電話営業、海外営業代行、貿易・物流支援 |
ノーパットは、海外法人への電話営業代行や海外営業部門のアウトソーシングを案内しています。展示会で得た名刺や海外からの問い合わせに対応する人員が足りない企業に対し、外国語での接触や交渉を支援する事業を展開しています。
同社は国際輸送や貿易業務も事業として持ち、通訳、輸送費の算出、輸入規制、売買契約、代金回収まで相談できる旨を公式サイトに示しています。営業と物流を一体で検討できる一方、対象国、取扱商材、各工程の責任範囲は契約前に確認が必要です。
筆者・監修者のおすすめポイント
海外企業への電話接触に加え、商談後に輸送や貿易手続きが発生する企業に適しています。営業と取引実務を別々に手配する負担を抑えたい場合に比較するとよいでしょう。
COSPALinks
出典:COSPALinks
| 会社名 | 株式会社コスパ・テクノロジーズ |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区 |
| 設立 | 2016年 |
| 主な支援範囲 | LinkedIn・Sales Navigatorによる海外BtoB営業 |
COSPALinksは海外向けBtoB営業に特化したLinkedInの運用代行サービスです。Sales Navigatorで国、業種、役職、企業規模などの条件を使って見込み企業と担当者を探し、接点を作る方法を採っています。
公式サイトでは、対象国の決裁者リスト作成から、つながり獲得、初回メッセージ送信までを一括で支援すると説明しています。展示会や現地代理店を通さずオンラインで商談のきっかけを作りたい場合に合います。一方、商談の進行や契約交渉まで必要な場合は、委託範囲をあらかじめ確認すべきです。
筆者・監修者のおすすめポイント
現地訪問よりも、海外企業の担当者を条件で絞ってオンラインで接触したい企業に向きます。アプローチの開始から商談後の引き継ぎまで、担当範囲を明確にして比べると判断しやすくなります。
Link Global
出典:Link Global
| 会社名 | 株式会社Link Global |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 設立 | 2024年 |
| 主な支援範囲 | 海外販路戦略、現地商談、展示会、代理店開拓 |
Link Globalは、海外販路戦略から現地での開拓、商談、展示会出展、取引開始まで支援するサービスを案内しています。台湾と東南アジアを中心に、食品、酒類、化粧品、日用品などの分野を扱うとしています。
展示会の選定・準備、現地営業代行、アポイント設定、出展後のフォローを支援するほか、現地バイヤーとの商談設定や販売パートナーの開拓にも対応します。製品を現地の流通に乗せたい企業は、候補バイヤーの条件や販売開始後の役割分担まで確認するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
台湾・東南アジアで、現地バイヤーや代理店との対面商談を重視する企業に向きます。展示会の準備から会期後の追客までつなげたい場合に比較候補になります。
株式会社WASABIZ
出典:株式会社WASABIZ
| 会社名 | 株式会社WASABIZ |
| 本社所在地 | 愛知県豊橋市 |
| 設立 | 公式サイトで確認できず |
| 主な支援範囲 | 海外法人営業、英語コンテンツ制作 |
WASABIZは、日本企業向けに海外法人営業の代行を提供しています。公式サイトでは、海外営業用コンタクトリストの作成に加え、英語のWebサイト・コンテンツ制作、Eメール営業、電話営業を一括して担うと案内しています。接触前に英語の説明資料や受け皿を整えたい企業にとって、開拓と訴求準備を同時に比較できる候補です。
公式サイトは、Eメール送信後に電話でフォローしてアポイントにつなげる流れも説明しています。LinkedIn中心の既存候補や現地代理店開拓型とは接触方法が異なるため、ターゲット国で電話接触が適切か、英文コンテンツの制作範囲、商談以降を誰が担当するかを見積時に確認するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
英語での見せ方を整える段階から、見込み企業へのメール・電話接触までまとめて委託したい企業に向きます。単なるリスト作成やアポイント獲得だけでなく、営業前の訴求設計も含めて比較できる点が選定理由です。
海外営業代行会社を選ぶ際の確認点
海外営業代行は「海外に詳しい会社」というだけでは選べません。対象国と商材に合う開拓手法を持ち、どの工程まで実行するかを同じ条件で比べることが必要です。以下の三点を事前に揃えると、提案と見積もりを比較しやすくなります。
対象国と商材の経験を確認する
同じ海外営業でも、製造業向けの部品と消費財では買い手、販売経路、必要な資料が違います。候補企業には、対象国での支援経験だけでなく、自社商材に近い案件で誰へ、どの言語・手法で接触し、商談までどう進めたかを確認します。支援国の数だけでは、現地の代理店網や業界理解、時差を含む稼働体制の深さは分かりません。販売代理店開拓なら、候補の販路、競合製品、営業力を調べる工程まで含むかも重要です。商品規制や輸入要件、現地許認可の確認が必要な商材では、調査を代行会社が担うのか、通関業者・法務など別の専門家へ依頼するのかを契約範囲に明記する必要があります。
依頼工程と商談後の担当を揃える
依頼したい仕事を「対象市場の調査」「リスト作成」「初回接触」「アポ獲得」「商談」「提案・見積」「契約」「物流・納品後の対応」に分け、各社が担う範囲を比べます。アポイントの件数が同じでも、相手が意思決定者か、代理店として扱える商材・地域を持つか、具体的な需要があるかによって価値は異なります。特に現地語の商談や代理店との条件交渉を社内で担えない場合、アポ取得だけのサービスでは足りません。商談記録や提案資料を誰が引き継ぎ、受注後の見積調整、契約、輸出実務、顧客フォローを自社と委託先のどちらが担うかまで、商談開始前に決めておくべきです。
成果指標と報告内容を決める
活動件数だけでは受注につながる動きか判断できません。接触先の国・業種・役職、リストの出所、使用言語、返信内容、有効商談の定義、代理店候補の適格性、次回提案へ進んだ件数を報告してもらえるか確認します。国や時差によって接触可能な時間や反応速度が異なるため、週次・月次のどの単位で評価するかも揃える必要があります。海外市場では最初の訴求が合わないこともあり、結果を見て対象業種や英文資料、接触手法を改善する場が欠かせません。委託終了後も営業を続けるなら、接触履歴、失注理由、利用した文面、次回対応日をCRMなど自社が扱える形式で受け取れる契約が望まれます。
海外営業代行の費用と契約で確認したいこと
費用は、活動期間に対する月額固定、アポイントなどの成果に連動する方式、個別の調査・展示会対応を加える方式などで変わります。金額だけを横並びにせず、対象国、担当人数、接触件数、商談同席、現地出張、翻訳、リスト作成を見積もりに含むか揃える必要があります。成果報酬型では「有効な商談」の定義、キャンセル時の扱い、契約に至った案件の対象期間まで確認すると、期待と請求のずれを防げます。
契約期間が長い場合は、最初に対象国や顧客像を検証する期間を設け、途中で狙いを見直せるか確認します。また、顧客情報の帰属、秘密保持、競合への同時支援、商談資料の利用範囲も実務上の論点です。輸出規制や現地での販売許認可が関係する商材は、営業活動とは別に専門家による確認が必要になる場合があります。
海外営業代行会社選びでお悩みならプロベルへご相談ください
海外営業代行会社は、LinkedInなどを使うオンライン開拓、現地での代理店・バイヤー開拓、営業から貿易実務までの一括支援など、得意な工程が異なります。まず対象国、商材、狙う顧客、社内で対応できる業務を整理し、必要な工程と各社の支援範囲を照らし合わせることが大切です。
例えば、欧米の特定企業の決裁者へ提案したい企業と、東南アジアで現地代理店を探して販売網を作りたい企業では、適した営業手法が変わります。比較時には、対象地域と業界の経験、見込み客の選定方法、商談後の担当範囲、成果の定義と報告内容、固定費・追加費用・契約期間を同じ条件で確認すると判断しやすくなります。
代行を使っても、製品の競争力や現地での販売条件そのものが自動的に整うわけではありません。自社の提案内容、価格、取引条件を準備し、必要に応じて市場で得た反応を改善へつなげる体制が欠かせません。オンラインでの決裁者開拓と、現地代理店・バイヤー開拓、貿易実務を伴う支援を同じ尺度で比べにくい場合は、プロベルへご相談ください。専任のコンサルタントが、対象国、商材、希望する営業工程、社内の語学・交渉体制などをヒアリングし、要件が固まっていない段階から発注先の選定を支援しています。登録・マッチング・商談までは発注者側の利用料がかからず、情報収集や相談だけでも利用できます。