ABテスト運用支援のおすすめ6社を比較|支援範囲と選び方を解説
2026年10月02日
Webサイトやランディングページ(LP)の改善案はあっても、仮説を立て、別案を制作し、正しく計測して次の施策へつなぐ体制がなければ、ABテストは継続しにくいものです。運用支援会社には、テストの実装だけを担う会社から、分析・制作・結果判定まで伴走する会社まであります。この記事では、ABテスト運用支援に対応する6社を比較し、依頼範囲や費用の確認方法を解説します。
※本記事は当社独自の基準に基づき作成・編集しており、【プロベルおすすめ】と記載があるものは、プロベル有料掲載社のプロモーションが含まれます。
ABテスト運用支援で依頼できること
ABテスト運用支援とは、ページや導線の改善案を複数のパターンとして検証し、その結果を次の改善に生かすための外部支援です。契約前に、提案・制作・配信・分析のどの工程が含まれるかを確認する必要があります。
仮説設計とテスト優先順位の決定
まずはCVR(コンバージョン率)、流入経路、離脱箇所などを確認し、どこを変えると成果に影響しそうか仮説を立てます。例えば資料請求が少ないBtoBサイトなら、ボタンの色だけでなく、訴求内容、フォームまでの導線、入力項目の負担を検討対象にします。改善案を一度に増やしすぎると、結果がどの変更によるものか判断しにくくなります。依頼先には、テスト対象をどう優先順位づけるかまで確認するとよいでしょう。候補会社を比べる際は、初回にどの資料を使って仮説を作るかも確認します。アクセス解析だけでは離脱の理由を断定できないため、ヒートマップ、ユーザー調査、営業担当が聞いた失注理由などを組み合わせられる支援先なら、変更の狙いを説明しやすくなります。提案書には「対象ページ・対象ユーザー・変更点・主指標・想定される結果」を一案ずつ記載してもらい、単なるデザイン変更と検証可能な仮説を見分けます。
パターン制作・配信・結果分析
改善案が決まっても、別パターンのデザインや文言制作、配信設定、計測の動作確認には担当者が必要です。さらに、テスト期間中に広告配信や季節要因が大きく変われば、単純なCVR比較では判断を誤ることがあります。結果レポートでは勝敗だけでなく、対象ユーザー、指標、実施期間、次に試す案まで示されるかが重要です。勝ち案を本番ページに反映する作業が契約に含まれるかも確認します。依頼先によってはテスト案の制作だけを担い、タグ設置や公開承認は発注側の担当です。自社のCMSや広告アカウントに触れる作業が必要なら、権限付与の方法、検証環境での表示確認、障害時の停止手順を契約前に決めておきます。また、テスト配信中に原本ページを変更すると比較条件が崩れるため、更新予定を共有し、どの変更を凍結するか決めることが実務上重要です。
ABテスト運用支援のおすすめ会社6社
各社は得意な支援範囲が異なります。LPと広告を一体で改善したいか、テスト運用を継続的に外注したいか、ヒートマップや行動データ分析も含めて相談したいかを基準に比較してください。
| 会社名 | 主な支援範囲 | 向いている課題 |
|---|---|---|
| StockSun株式会社【プロベルおすすめ】 | LP制作・ABテスト・公開後改善 | 広告とLPをまとめて改善したい |
| 株式会社シナップ | 仮説設計・テスト代行・レポート | 継続運用と将来の内製化を考えたい |
| DLPO株式会社 | ツールを用いたテスト設計・実装代行 | ツールと伴走支援を一体で検討したい |
| CVアップパートナーズ | 分析・実装・配信・結果検証 | 運用工程をまとめて委託したい |
| 株式会社UNCOVER TRUTH | ユーザー行動分析・施策立案・ABテスト実行 | 分析からABテスト実装まで相談したい |
| 株式会社グラッドキューブ | ヒートマップ分析・ABテスト代行・LP改善 | SiTestを使った解析とABテストを任せたい |
StockSun株式会社【プロベルおすすめ】
出典:StockSun株式会社
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | StockSun株式会社 |
| 主な支援範囲 | LP制作、ABテスト、公開後の改善 |
| 本社所在地 | 東京都新宿区 |
| 設立 | 2017年7月28日 |
| 契約・支援形態 | コンサルティング・実行支援 |
StockSunは、LPの構成設計から制作、ABテスト、公開後の改善までを一体で支援しています。既存LPのヒートマップ分析やABテストによる改善だけでも相談可能です。また、Web広告運用のサービスでは広告クリエイティブとLP制作・ABテストを一連の改善工程として扱っています。集客施策と受け皿となるLPを別々の会社に依頼している企業では、双方のデータを結びつけて検討しやすいでしょう。
一方、ABテストだけを独立して委託する場合、仮説設計、配信設定、パターン制作、結果レポートのどこまでを担当するかは個別に確認が必要です。サイト本体の改修や計測設定が必要な案件では、社内開発担当との役割分担も見積時に整理すると進めやすくなります。
筆者・監修者のおすすめポイント
広告運用とLP改善を同じ支援先に相談できる点が比較材料です。広告流入ごとにLPの訴求を検証したい企業は候補にしやすい一方、ABテスト単独の作業範囲は契約前に確認してください。
株式会社シナップ
出典:株式会社シナップ
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社シナップ |
| 主な支援範囲 | 調査・仮説設計、ABテスト代行、レポーティング |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前2-18-19 the Folks |
| 設立 | 2004年8月5日 |
| 契約・支援形態 | 運用代行・内製化支援 |
シナップは、ユーザー調査や解析から仮説を立て、テスト実施とレポーティングまで支援するABテスト運用代行を提供しています。公式サイトでは、会員登録や資料請求のCVR改善などリード獲得に関わるテストに言及しています。テスト案を単発で実装するだけでなく、結果を踏まえて仮説を更新する運用を重視する会社です。
別サービスとしてABテストの内製化支援も用意しています。まず外部に運用を任せ、徐々に社内担当者へ工程を移したい企業は、代行と内製化支援をどう組み合わせられるか相談できます。
筆者・監修者のおすすめポイント
リード獲得を目的とした継続的なテスト運用と、将来の内製化の両方を検討できる点が特徴です。資料請求などのCVを改善しつつ、運用知識も社内に残したい企業に向いています。
DLPO株式会社
出典:DLPO株式会社
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | DLPO株式会社 |
| 主な支援範囲 | テストプラン提案、ABテスト実装・レビュー代行 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区広尾5-4-12 大成鋼機ビル4階 |
| 設立 | 2018年4月26日 |
| 契約・支援形態 | 自社ツールを用いた伴走支援 |
DLPOは、LPO・CROツール「DLPO」を用いたコンサルティングを提供しています。公式サイトでは、オーダーメイドのテストプランの提案や実装代行に加え、希望する施策を現実的なテスト計画へ落とし込み、実行からレビューまで代行できると説明しています。ツールの導入と運用支援をまとめて相談したい企業に適した選択肢です。
LPごとに異なる訴求や配信対象を検証する場合、テストの設計だけでなく、計測環境やツールの運用方法が成果の読み取りに影響します。導入時には、既存の計測基盤との連携、制作を自社で担う範囲、支援終了後の運用体制を確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
ツール提供とテスト運用の伴走支援を組み合わせられます。LPの実験を継続する仕組みを作りたい企業は比較候補になりますが、実装代行の具体的な対象は案件ごとに確認すると安心です。
CVアップパートナーズ
出典:CVアップパートナーズ
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社ティーラ |
| 主な支援範囲 | GA4・ヒートマップ分析、仮説設計、実装・配信、検証 |
| 本社所在地 | 公式サイトで確認できず |
| 設立 | 公式サイトで確認できず |
| 契約・支援形態 | 月額運用型 |
株式会社ティーラが提供するCVアップパートナーズのABテスト代行は、GA4とヒートマップの分析を基に仮説を作り、パターン実装・配信から統計的な結果検証までを担うサービスです。テストごとの検証サマリーと月次レポートで、改善結果と次の打ち手を共有するとしています。分析担当や実装担当を社内で確保しにくい企業が、運用工程をまとめて依頼しやすい構成です。
同社は月額料金と契約期間を公式サイトに掲載しています。ただし、プランによって利用条件が異なり、サイト本体の大規模改修は別途対応とされています。テスト対象ページ数、制作内容、ツール費用の扱いを含めた総額を確認して比較することが大切です。
筆者・監修者のおすすめポイント
分析から実装、結果判定まで一括で依頼したい企業に向いています。費用と契約条件が公開されているため、複数社の見積もりを比べる際の基準を作りやすい点も判断材料です。
株式会社UNCOVER TRUTH
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社UNCOVER TRUTH |
| 主な支援範囲 | 行動データ分析、改善案作成、ABテスト実装 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区桜丘町20-1 |
| 設立 | 2013年4月24日 |
| 契約・支援形態 | CROコンサルティング・実行支援 |
UNCOVER TRUTHは、ユーザー行動の分析から改善施策の優先順位づけ、デザイン案の作成、ABテストの実装までを支援するCROサービスを提供しています。公式サイトでは分析担当者とABテスト実行チームの体制を示しており、分析結果を施策実行までつなげたい企業に適しています。
導入時には、利用する分析・実験ツール、制作物の範囲、実装と検証に必要な社内担当、勝ち案の本番反映を誰が担うかを確認します。ツール選定から相談するのか、既存環境を使って運用してもらうのかで、見積条件をそろえる必要があります。
筆者・監修者のおすすめポイント
行動データに基づく課題発見とABテスト実行を一つの支援先に相談できる点が比較材料です。自社で分析担当と実装担当を分けて確保しづらい企業に向きます。
株式会社グラッドキューブ
出典:株式会社グラッドキューブ
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社グラッドキューブ |
| 主な支援範囲 | ヒートマップ分析、ABテスト代行、LP改善 |
| 本社所在地 | 大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 |
| 設立 | 2007年1月4日 |
| 契約・支援形態 | SiTest利用とサイト改善運用支援 |
グラッドキューブは、自社ツール「SiTest」を使ったサイト改善サポートでヒートマップによる行動分析とABテスト代行を提供しています。公式サイトでは、ランディングページの改善に向けたテスト支援を説明しています。分析ツールと運用支援を一緒に検討したい企業にとって、比較候補になります。
ツール提供だけで足りるのか、改善案の作成、テスト設定、結果検証、LP改修まで外部へ任せたいのかを明確にして相談します。広告運用も委託する場合は、広告側の担当者とページ改善の担当者が同じ指標を使って判断できるか確認するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
ヒートマップ分析とABテスト運用をSiTest上でつなげて相談できる点が特徴です。社内で分析環境を整えながらLP改善を進めたい企業に向いています。
ABテスト運用支援会社の選び方
運用支援を比較する際は、会社名やテスト回数だけで決めず、依頼する工程と成果の判断方法をそろえることが重要です。特に次の3点を確認すると、見積もりと実際の支援内容のずれを減らせます。
仮説から本実装までの責任範囲を合わせる
「ABテスト対応」と書かれていても、改善案の提案だけを行う会社と、デザイン制作、配信設定、動作確認、結果分析まで担う会社では社内に必要な人員が異なります。勝ち案の本番反映が対象外なら、テスト後に改善が止まる可能性もあります。自社が担当できる工程を洗い出し、提案書に作業範囲と納品物を明記してもらうと比較しやすくなります。
検証に必要な流入量と指標を確認する
テスト対象のページに十分な流入やCVがない場合、短期間で差を判定するのは難しくなります。例えば月数件しか資料請求がないページでは、ボタン変更の効果を数字で判断するまで長い期間が必要です。依頼前に、対象ページの月間セッション、CV数、主な流入経路を共有し、必要な検証期間を相談してください。流入が少ない場合は、先に定性調査や大きな導線改善へ切り替える判断も有効です。見積もり時には、単に「有意差が出るまで運用」とするのではなく、現在のCVR、検出したい改善幅、配分比率、必要な期間の見積もり根拠を聞きます。小さな改善幅を検出するほど多くのデータが必要です。流入量が不足するページでは、複数ページをひとまとめにする前にユーザーの目的や導線が同じかを確かめ、結果を解釈できる単位を守る必要があります。
レポートと次の実験につながるかを見る
ABテストは「A案が勝った」という結果だけでは十分ではありません。どのユーザー層で差が出たのか、計測に異常がなかったか、次に何を試すかまで整理して初めて改善が続きます。レポートの見本を見せてもらい、テスト条件、指標、判定理由、次の施策案が記録されるか確認しましょう。結果がはっきりしなかった場合の再テスト方針も重要です。
費用と依頼前に準備する情報
ABテスト運用支援の費用は、分析、制作、配信、レポートの範囲や使用ツールによって変わります。金額だけを比べると、必要な作業が追加費用になっていたり、社内対応が前提だったりするため、同じ条件で見積もりを取ることが大切です。
見積もりで分けて確認したい費用
初期分析や計測設定の費用、月内に制作できるパターン数、テストツールの利用料、結果レポート、勝ち案の本番反映費用を分けて確認します。CVアップパートナーズのように月額料金を示す会社もありますが、支援の範囲や契約期間はプランごとに異なります。複数社へ同じ対象ページと希望工程を伝え、月額だけでなく一定期間の総額で比較すると判断しやすくなります。「月額に何本含まれるか」を確認する際は、本数だけでなく、仮説案、デザイン、実装、配信、分析のどこまでが一本に含まれるかをそろえます。修正回数やテスト不成立時の扱いも費用差につながります。広告費とツール費が別請求か、契約終了後に作成した実験設定やレポートへアクセスできるかも、継続運用の総額を左右します。
相談前に共有したいサイト情報
対象ページのURL、目的とするCV、月間セッションとCV数、現在の計測ツール、過去に試した施策をまとめておくと、実施可能なテスト案を具体化できます。BtoBサイトでは資料請求の件数だけでなく、その後の商談化率を重視する場合もあるため、どの成果を改善したいかを明確にすることが重要です。デザインや公開作業の承認者も共有しておけば、テスト開始までの時間を見積もりやすくなります。
ABテスト運用支援会社選びでお悩みならプロベルへご相談ください
ABテスト運用支援会社は、LPと広告を一体で改善する会社、継続的なテスト代行に強い会社、ツールと伴走支援を組み合わせる会社など、それぞれ支援の形が異なります。自社で仮説設計・制作・実装・分析のどこまで担当できるかを整理したうえで、必要な工程を依頼できる会社を選ぶことが重要です。
例えば、広告からの流入が多いLPを改善したい企業と、資料請求導線を継続的に検証したい企業では、適した依頼先が異なります。見積もりでは、対象ページと指標、月間の流入量、制作するパターン数、結果の判定方法、勝ち案の本番反映までを同じ条件で確認すると、支援内容を比較しやすくなります。
テストを始めれば必ずCVRが改善するわけではありません。計測に不備がある場合や対象ページの流入が少ない場合は、計測整備や定性的な改善を先に行う必要があります。依頼前に目標、予算、社内で担える作業、過去の施策を整理しておくと、各社から現実的な提案を受けやすくなります。
ABテスト運用支援会社選びでお悩みの際は、プロベルへご相談ください。必要な支援範囲や運用体制を踏まえ、比較候補を検討できます。