ABM支援のおすすめ会社10選|支援範囲と選び方を比較
2026年10月02日
重点企業へのアプローチを強めたいものの、どの企業を優先し、営業とマーケティングがどう連携すべきか迷う企業は少なくありません。ABM支援には戦略設計、決裁者への接点づくり、運用基盤の整備などがあり、依頼先によって得意領域が異なります。本記事ではABM支援会社10社の特徴と、選定時に確認したい項目を整理します。
※本記事は当社独自の基準に基づき作成・編集しており、【プロベルおすすめ】と記載があるものは、プロベル有料掲載社のプロモーションが含まれます。
ABM支援とは?依頼できる範囲を整理
ABMは、重点的に開拓する企業を定め、その企業に関わる複数の意思決定者へ営業とマーケティングが連携して働きかける考え方です。支援会社の役割は、対象企業の選定にとどまらず、個社別施策の実行や成果の評価にも及びます。
戦略設計とターゲット企業の選定
最初に自社が受注しやすい企業の業種、規模、課題、既存顧客との共通点を整理し、優先企業を決めます。そのうえで対象企業の部署や意思決定に関わる人物を捉え、企業ごとの接点計画へ落とし込みます。対象リストだけを増やしても営業側が優先順位を共有できなければ、接触の質は上がりません。戦略設計の支援範囲には、営業とマーケティングの役割分担や評価指標の合意が含まれるかを確認する必要があります。初回の対象企業は、営業履歴を確認できる範囲に絞り、選定理由を記録すると、見直しの判断もしやすくなります。
施策実行と効果測定
重点企業への働きかけには、メール、手紙、SNS、広告、インサイドセールスなど複数の方法があります。商材と相手の役職に合うチャネルを組み合わせ、接触後の反応をもとに訴求を調整することが重要です。評価もリード件数だけでは不十分で、対象企業内の接点数、商談化、案件化、受注へとつながったかを見る必要があります。実行代行を頼む場合は、追客と改善会議まで担うかを確かめます。チャネルごとの反応だけでなく、企業別に接点の変化を記録すれば、次に優先する施策を判断しやすくなります。
ABM支援のおすすめ会社10選
各社が支援する工程は異なります。戦略設計・運用定着、決裁者への接点づくり、施策実行、商談獲得の委託範囲を比較すると、自社に必要な支援を見極めやすくなります。
| 会社名 | 主な支援領域 | 向いている課題 |
|---|---|---|
| 株式会社Emooove【プロベルおすすめ】 | 決裁者への複数チャネル接触 | 重点企業との商談接点をつくりたい |
| 株式会社才流 | ABM戦略・運用設計 | 営業とマーケティングの連携を整えたい |
| インプレックスアンドカンパニー株式会社 | 戦略から実行・改善まで | ABMを一体で委託したい |
| 株式会社ベーシック(ferretソリューション) | ABMの基盤構築 | 企業起点のマーケティングを整えたい |
| 株式会社シャコウ | ABM戦略・施策運用・定着 | 部門連携と運用体制を整えたい |
| 株式会社リベラルハーツ | CXOレターとフォローコール | 経営層への接点をつくりたい |
| Sales Retriever株式会社 | 大手企業の役職者商談獲得BPO | 成果報酬型で商談獲得を任せたい |
| 株式会社イノーバ | ABM導入診断・試行・人材育成 | 試してから社内運用へ広げたい |
| ターゲットメディア株式会社 | ABM・カテゴリー戦略と実行伴走 | 狙う市場・顧客群から見直したい |
| 株式会社カタセル | 個社別レターによるキーマン商談獲得 | 複雑な無形商材を経営層へ届けたい |
株式会社Emooove【プロベルおすすめ】
出典:株式会社Emooove
| 会社名 | 株式会社Emooove |
| 本社所在地 | 東京都品川区 |
| 設立 | 2023年11月 |
| 主な支援範囲 | ターゲット選定、決裁者の特定、複数チャネルでの接触・追客 |
Emoooveは、重点企業の決裁者に接点をつくるABM支援サービスを提供しています。公式サービスページでは、ターゲット選定、人物単位のリスト作成、文面・クリエイティブ制作、複数チャネルでの実行、フォローコール、週次での改善を支援範囲として示しています。企業名だけでなく、誰に何を届けるかまで具体化できる点が特徴です。
LinkedInや手紙などを組み合わせたアプローチを行い、接触後の追客も担います。大手企業の部長・室長級など、通常の一斉配信では接点をつくりにくい相手への開拓を検討する企業に向くでしょう。一方で、自社のABM全体の運用体制を整えたい場合は、社内での役割分担やデータ管理について別途確認が必要です。
筆者・監修者のおすすめポイント
重点企業のキーパーソンとの接点づくりを実行まで任せたい企業に適しています。人物単位のリストと複数チャネルの接触・追客を一連で扱えるため、商談創出の実務が手薄な場合に比較したい支援先です。
株式会社才流
出典:株式会社才流
| 会社名 | 株式会社才流 |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 設立 | 2016年7月8日 |
| 主な支援範囲 | ABMの立ち上げ、プロセス改善、定着支援 |
才流はABMの立ち上げ、既存プロセスの改善、定着への伴走を提供しています。ターゲットアカウントリストの作成から具体的なアクション、評価設計まで支援し、社内でABMの共通認識をそろえることを重視しています。営業とマーケティングが別々に施策を進めている場合、対象企業の定義や役割を合わせるところから相談できます。公式ページには大手企業開拓に関する支援事例も掲載されています。実行代行の範囲より、社内に運用を定着させるための設計と伴走の内容を確かめるとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
個々の施策を増やす前にABMの進め方と部門間の役割を定義したい企業に適しています。立ち上げから定着までを対象にしているため、社内で継続運用できる仕組みを重視する場合に比較しやすい会社です。
インプレックスアンドカンパニー株式会社
| 会社名 | インプレックスアンドカンパニー株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 設立 | 2010年3月 |
| 主な支援範囲 | 戦略設計、キーマン特定、制作、実行、改善 |
インプレックスアンドカンパニーの「おまかせABM」は、戦略設計からキーマンの特定、クリエイティブ制作、施策の実行、改善までを担うサービスです。公式ページでは3C分析による戦略設計、法人データベースと生成AIを使ったキーマン特定、複数チャネルによる接触、分析・改善提案を支援内容として示しています。手紙やSNS、コールなどを単発で使うのではなく、誰に何を届けるかから設計したい企業が比較候補にできます。
筆者・監修者のおすすめポイント
ABMの設計担当と実行担当を分けずに進めたい企業に合います。戦略から改善までの工程が明示されているため、社内リソースが限られる場合に検討しやすい支援です。
株式会社ベーシック(ferretソリューション)
| 会社名 | 株式会社ベーシック |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 設立 | 2004年3月 |
| 主な支援範囲 | ABM戦略の基盤構築 |
ferretソリューションは、企業起点のマーケティングを進めるためのABM支援を提供しています。公式ページでは、重要顧客のTier定義とKPI設計、SalesforceなどのSFA・CRM整備を基盤構築の範囲として挙げています。施策実行では、対象企業の特性に合わせた業種別セールスコンテンツの制作や、MAのシナリオ設計にも対応します。既にWeb施策やツールを運用しているものの、狙った企業との接点や商談につなげられていない企業に向く支援です。
筆者・監修者のおすすめポイント
既存のマーケティング活動を重点企業中心に組み直したい企業に向きます。実行代行の有無より、企業起点で活動できる土台づくりを重視する場合に比較したいサービスです。
株式会社シャコウ
出典:株式会社シャコウ
| 会社名 | 株式会社シャコウ |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 設立 | 2022年2月2日 |
| 主な支援範囲 | ABM戦略、施策運用、会議体・定着支援 |
シャコウは、ABMの戦略構想から施策運用、社内定着までを支援します。公式サイトでは、ターゲットアカウントやKPIの定義に加え、広告・イベント・DMを使った接点創出、営業との連携、会議体やレポートの設計を支援内容として示しています。施策を外注するだけでなく、営業・マーケティング・インサイドセールスが同じ優先企業を見て動ける体制を作りたい場合に比較できます。個別施策の代行範囲や運用期間は、自社が必要とする工程に合わせて確認するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
ABMの方針はあるのに部門ごとの実行が進まない企業は、施策と会議体を一緒に設計できる点に注目できます。社内定着まで委託範囲に含めたい場合の比較候補です。
株式会社リベラルハーツ
出典:株式会社リベラルハーツ
| 会社名 | 株式会社リベラルハーツ |
| 本社所在地 | 東京都新宿区 |
| 設立 | 公式サイトで確認できず |
| 主な支援範囲 | ターゲット選定、CXOレター、フォローコール |
リベラルハーツは、重点企業の経営層へ手紙で接点をつくるCXOレター代行を提供しています。公式ページでは、ターゲット選定、キーマン調査、手紙の執筆、送付後のフォローコールまでを一連の支援範囲としています。幅広いABM戦略やCRM整備を任せる支援というより、会いたい企業と役職者が明確で、手紙を起点に商談機会をつくりたい企業向けです。比較時には、対象企業の選定条件、送付件数、返信後の対応、商談の定義を確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
経営層への接点づくりが最大の課題なら、手紙の制作だけで終わらずフォローコールまで扱う点が判断材料になります。戦略設計やデータ基盤は自社で持ち、接触工程を任せたい企業に向きます。
Sales Retriever株式会社
| 会社名 | Sales Retriever株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 設立 | 2023年12月18日 |
| 主な支援範囲 | 企業・キーパーソン調査、大手企業の商談獲得代行 |
Sales Retrieverは、AIによる企業・部署・キーパーソンの調査を基盤に、大手企業開拓支援BPOを提供しています。公式発表では、大手企業の役職者との商談獲得を成果報酬型で代行すると説明しています。1000名以上の企業で部長以上の役職者との商談獲得は10万円/件が目安ですが、企業規模や獲得難易度で変動します。自社の営業が商談以降を担える一方、企業調査と初回接点の実行が不足している場合に適しています。契約前に成果とする商談の条件、対象部署、情報の引き継ぎ方を確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
商談獲得を外部へ任せる費用を成果単位で比較したい企業に有用です。AI調査を使った対象部署の特定とBPOの組み合わせは、他社と異なる選択肢になります。
株式会社イノーバ
出典:株式会社イノーバ
| 会社名 | 株式会社イノーバ |
| 本社所在地 | 東京都新宿区 |
| 設立 | 2011年6月28日 |
| 主な支援範囲 | ABMの現状診断、パイロット、ワークショップ |
イノーバは、ABMの準備段階から実行までを段階的に支援します。公式サービスページでは、現状診断からパイロットプロジェクトへ進む方法と、目標設定・アカウントプラン策定・個社別キャンペーンを学ぶワークショップを案内しています。コンテンツマーケティングの知見を生かした施策設計も特徴です。最初から大規模に委託するより、自社へのABM適合性を試し、担当者の運用力を育てながら始めたい企業に向いています。相談時は試行対象の社数、成果物、実行を誰が担うかを確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
ABMの導入可否を小さく確かめたい企業には、現状診断とパイロットを段階的に進められる点が選択理由になります。ワークショップを通じて社内運用も育てたい場合に比較しやすい支援です。
ターゲットメディア株式会社
| 会社名 | ターゲットメディア株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 設立 | 2009年6月 |
| 主な支援範囲 | ABM・カテゴリー戦略、施策設計、実行伴走 |
ターゲットメディアは、ABMとカテゴリーマーケティングの立ち上げを組み合わせて支援しています。公式ページでは、狙う市場・企業・顧客の選定、攻略シナリオやKPIの設計、施策とコンテンツの準備、実行後の分析・改善までを示しています。専任コンサルタントと施策運用ディレクターがチームで参画するため、新規市場や高LTVの顧客群を定め直す段階から相談できます。既に攻略企業が固まっている場合は、戦略設計の範囲が過剰にならないか確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
個社への接触施策を始める前に、狙う市場や顧客カテゴリーから見直したい企業に適しています。戦略設計から施策運用までの伴走体制を一括で比較したい場合の候補です。
株式会社カタセル
出典:株式会社カタセル
| 会社名 | 株式会社カタセル |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 設立 | 2017年3月 |
| 主な支援範囲 | 企業・キーマン調査、個社別レター、商談獲得 |
カタセルは、大手・中堅企業のキーマンとの商談獲得に特化した営業支援を提供しています。公式サイトでは、約24,000社の企業データベースから対象企業を抽出し、専門のリサーチ部隊がキーマンを特定すると説明しています。企業ごとに内容を変えたセールスレターを使うため、複雑な無形商材を経営層へ伝えたい場合に比較候補になります。自社の保有リストを使ったアプローチにも対応しています。CXOレター代行と比較する際は、対象企業の選定精度、レターの個別化、商談相手の役職条件、費用体系を同じ条件で確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
大手・中堅企業の役員や部長を狙い、対象の調査と個社別の文面作成をまとめて任せたい企業に適しています。難しい商材の説明をレターに落とし込む体制が、単なる発送代行との違いです。
ABM支援会社の選び方
選定では「ABM支援」という名称だけで比較せず、自社で不足している工程と成果の測り方をそろえる必要があります。提案内容を同じ条件で見れば、支援範囲の違いを判断しやすくなります。
戦略設計と実行のどこを任せるか
対象企業の選定だけを任せたいのか、キーパーソンの特定から接触・追客まで必要なのかで適した会社は変わります。たとえば営業チームに接触余力がある企業なら、戦略設計やリスト精度の改善が優先課題かもしれません。営業の手が足りない企業は実行と改善まで担う会社が候補です。提案を受ける際は成果物を工程別に確認し、リスト作成後の運用が宙に浮かないようにします。費用は月額固定、施策・送付件数、商談成果報酬など課金単位が異なるため、最低契約期間と追加費用をそろえて比較します。成果報酬型では、対象企業・役職と商談成立の条件を事前に定義しましょう。
データと既存のCRM・SFAを活用できるか
ABMでは個人単位のリードを企業単位にまとめ、同じ会社の複数部署との接点を把握します。社名表記の揺れや重複が多いと、重点企業の活動状況を正しく集計できません。支援会社には既存のCRM・SFAとの連携、名寄せの方法、担当者が更新する情報の範囲を確認します。新しいツールの導入だけを先行させると、運用負担が増えても意思決定に使えるデータが得られない恐れがあります。データ項目と更新責任者を先に決め、定例会議で使う企業別レポートまで設計しておくと、運用を定着させやすくなります。
評価指標と営業との連携方法を確認する
ABMの成果は一斉配信のリード数だけでは判断できません。重点企業内の接点が増えたか、適切な部署で商談が進んだか、案件化や受注につながったかを追うことが大切です。営業とマーケティングで評価の定義が違うと、施策の改善点が見えにくくなります。定例会議の頻度、共有する企業別情報、商談への引き渡し条件を支援範囲とともに確認すると、導入後の行き違いを減らせます。支援会社と自社の担当者が同じ指標を見られるよう、レポートの形式と確認タイミングも合意しておきましょう。
ABM支援を依頼する前に整理したいこと
相談前には、開拓したい企業群、狙う部署・役職、商材の単価と受注までの期間、既存顧客の傾向を整理しておくと提案の精度が上がります。過去の商談や失注理由、保有する顧客データも共有できれば、優先企業を選ぶ根拠が明確になります。また、商談後の対応を自社の誰が担うか、どの期間・予算で試すかを決めておく必要があります。支援会社に全工程を任せる場合でも、社内の営業責任者が判断に参加できる体制が欠かせません。
ABM支援会社選びでお悩みならプロベルへご相談ください
ABM支援は、重点企業の選定、組織内の意思決定者の把握、接触施策、営業との連携、効果測定まで、会社ごとに対応範囲が異なります。戦略や運用設計が課題なら伴走型の支援、商談接点の不足が課題なら実行まで担う支援が候補です。
依頼前に自社の重点企業、商材、営業体制、利用できるデータ、予算と検証期間を整理しておくと、各社の提案を評価しやすくなります。比較時には、次の項目を同じ条件で確認することが重要です。
- 重点企業の選定基準と、優先順位を見直す方法
- 対象企業の部署・キーパーソンを特定する方法
- メール、手紙、SNSなどの接触手段と追客の範囲
- CRM・SFAとの連携や企業単位の活動履歴の管理
- 商談・案件化までの評価指標と営業への引き渡し方
ABMは施策を導入するだけで成果が決まるものではなく、営業側の対応と継続的な改善も必要です。支援範囲と社内の役割をそろえて比較すると、自社に合う依頼先を絞りやすくなります。
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