展示会ブース制作会社おすすめ8選|特徴と選び方・見積もりの確認点
2026年10月02日
展示会ブースは、見栄えだけでなく、来場者に何を伝え、どの行動につなげるかを決める接点です。制作会社には、空間の設計から施工・撤去まで任せられるところもあれば、販促物や会期中の運営まで対応するところもあります。自社の出展目的、小間数、社内で担える業務を先に整理すると、提案を同じ条件で比べやすくなります。
この記事では、公式情報から展示会ブース制作への対応を確認できた8社の特徴を紹介し、発注先の選び方と見積もりで確認したい事項を解説します。
展示会ブース制作会社おすすめ8選
ブース制作では、デザインの方向性に加え、木工・システム・パッケージなどの制作方式、小間規模、施工管理や会期中の対応範囲で選択肢が変わります。以下の比較表は各社の公開情報に基づく主な違いをまとめたものです。実際の対応範囲は展示会、会場、予算ごとに確認してください。
| 会社名 | 得意な支援 | 向いている出展 |
|---|---|---|
| 株式会社フジヤ | 企画から施工・運営、備品手配まで | 複数地域での出展や運営業務もまとめたい場合 |
| 株式会社博展 | 体験設計とパッケージ型ブース | 独自の空間体験または定型プランを検討する場合 |
| 株式会社アディスミューズ | 展示空間設計と什器の手配 | 陳列什器も含めて空間を組み立てたい場合 |
| T.D.C.株式会社 | ブースとグラフィックの企画・制作 | 配布物とブースの表現を揃えたい場合 |
| 株式会社AKASAKO DESIGN | 訴求整理と動線を意識した設計 | 商談・リード獲得を軸に設計したい場合 |
| 株式会社共栄美装 | 木工・システム両方式と備品レンタル | 施工方式と什器手配をまとめて比べたい場合 |
| リンクストラテジー株式会社 | 1小間向けパッケージと木工造作 | 小規模出展と独自造作を比較したい場合 |
| エヌショーケース株式会社 | 自社設備による什器製作と施工・物流 | 特注什器や会期中の運営も相談したい場合 |
株式会社フジヤ
出典:株式会社フジヤ
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社フジヤ |
| 本社所在地 | 京都府京都市 |
| 設立 | 1960年 |
| 主な支援範囲 | 企画、デザイン、設計、施工、運営、撤去 |
フジヤは展示会ブースの企画・デザイン・施工に加え、備品レンタル、販促物、スタッフ手配、当日の運営代行まで相談できる会社です。全国に拠点を持ち、地方と首都圏の複数会場で出展する企業も同じ窓口で進めやすい体制を示しています。公開サイトには木工造作の小間数別プラン例があり、仕様と費用の関係を考える手掛かりになります。
施工のみの発注か、会期中の運営や出展後の振り返りまで依頼するかで見積もりが変わるため、必要な業務を明確にして提案を受けると比較しやすくなります。
筆者・監修者のおすすめポイント
展示会ごとに施工会社と運営会社を分けたくない場合、企画から撤去までの対応範囲が比較の軸になります。複数会場での出展やスタッフ手配も必要な企業は候補に入れやすいでしょう。
株式会社博展
出典:株式会社博展
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社博展 |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 設立 | 1970年 |
| 主な支援範囲 | 展示会の企画、デザイン、設計、施工 |
博展は展示会・学会の出展ブースを含む体験型の空間を企画・制作しています。公式サイトには、来場者が製品やブランドを体験できるよう構成した企業ブースの事例が掲載されています。展示物を並べるだけでなく、来場者が何を見て、どこで対話するかを設計したい出展と相性があります。
一方、同社の「パケテン」はオンラインでパッケージ型ブースを注文できるサービスです。独自造作と定型プランでは自由度、準備工程、費用の確認方法が異なるため、まず出展目的と必要な演出を決めてから方式を選ぶとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
商品理解を促す体験や対話の場をつくりたい場合、公開事例から企画の方向性を確認できます。小間規模や準備負担が限られる場合は、パッケージ型の選択肢も同じ会社内で比較できます。
株式会社アディスミューズ
出典:株式会社アディスミューズ
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社アディスミューズ |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 設立 | 1978年 |
| 主な支援範囲 | 企画、設計、施工、什器レンタル |
アディスミューズは展示会やプライベートショーの空間づくりを扱い、企画・設計・施工・監理までの対応を公式サイトで示しています。展示用の什器やディスプレイ用品のレンタル事業も持つため、造作だけでなく展示台、サイン、照明などの組み合わせも相談できます。
展示品の大きさや重量、試用の有無によって必要な什器は異なります。製品の見せ方を先に決め、購入・レンタル・造作のどれが適切かを検討したい企業に向くでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
展示する製品に合う什器まで一緒に選びたい企業には、空間設計とレンタル用品を組み合わせられる点が判断材料になります。展示物の配置を具体的に相談したい場合に比較したい会社です。
T.D.C.株式会社
出典:T.D.C.株式会社
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | T.D.C.株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区 |
| 設立 | 2019年 |
| 主な支援範囲 | ブース企画、デザイン、施工、販促物制作 |
T.D.C.は展示会ブースやイベント空間の企画・施工を手掛けるデザイン事務所です。ブースデザインと並んで、カタログなどのグラフィック、販促コンテンツの企画制作も扱います。来場者に伝える訴求を空間と配布物で統一したい企業にとって、両方を同じ制作方針で相談できる点が特徴です。
ブース施工に加えて何を依頼できるかは案件ごとに異なります。配布資料、サイン、映像などの制作物を依頼する場合は、納品物と修正範囲を見積もりで確認する必要があります。
筆者・監修者のおすすめポイント
ブースとカタログのメッセージが食い違うことを避けたい企業は、空間とグラフィックを一体で設計できるかを比較するとよいでしょう。
株式会社AKASAKO DESIGN
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社AKASAKO DESIGN |
| 本社所在地 | 大阪府大阪市 |
| 設立 | 2018年 |
| 主な支援範囲 | 企画、設計、施工、出展支援 |
AKASAKO DESIGNは、展示会ブースの企画・設計・施工に対応し、訴求する言葉や来場者の動線をマーケティング視点から検討すると説明しています。公式サイトでは、デザイナーが設計から施工まで担当する体制と、東京・大阪を中心とした施工事例を公開しています。
リード獲得や商談の場づくりを重視する場合、通路からの視認性だけでなく、立ち止まった後に説明・体験・面談へ進める導線が必要です。目標とする来場者像を共有し、レイアウト案の根拠を聞くと提案を評価しやすくなります。
筆者・監修者のおすすめポイント
獲得したい見込み客や商談の流れが明確な企業は、訴求と動線を一緒に設計する方針を比較材料にできます。目立つ造作だけでなく会話が生まれる配置を重視する場合に候補となります。
株式会社共栄美装
出典:株式会社共栄美装
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 株式会社共栄美装 |
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市 |
| 設立 | 1982年 |
| 主な支援範囲 | 企画、デザイン、木工・システムブース制作、施工、撤去 |
共栄美装は、展示会ブースのデザイン・装飾から施工、撤去まで一貫して対応しています。公式サイトには木工造作とシステム部材を使うブースの両方が示され、1小間から12小間までの制作事例があります。名古屋に本社を置き、東京にも拠点を構えています。
イベント用品や什器のレンタル、看板・印刷物の製作も扱います。施工方式を変えた案と什器手配を同じ窓口で検討したい場合、必要な造作と借りる備品を分けて見積もると違いが明確です。
筆者・監修者のおすすめポイント
木工造作かシステムブースか迷っている企業は、両方式の施工例を比較できます。備品の手配と撤去までまとめて依頼したい出展でも候補になります。
リンクストラテジー株式会社
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | リンクストラテジー株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都台東区 |
| 設立 | 2021年 |
| 主な支援範囲 | 展示会戦略、設計、木工造作、施工、搬入・撤去 |
リンクストラテジーは展示会戦略・計画、3Dパースやグラフィックを含む設計、木工造作と施工管理、搬入・撤去までを提供します。什器レンタルや部材の保管・転用にも対応し、単発と継続出展で制作方式を検討できます。
1小間向けには数量限定のパッケージを用意しており、床・壁面・照明・カウンターと施工撤去を含む構成が公開されています。オプションを含めた条件を確かめれば、パッケージとオーダー造作を同じ目的・予算で比べられます。
筆者・監修者のおすすめポイント
初めての1小間出展と独自形状の木工ブースを同じ会社で相談できる点が比較軸です。繰り返し出展する企業は部材保管・転用の条件も確認するとよいでしょう。
エヌショーケース株式会社
出典:エヌショーケース株式会社
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | エヌショーケース株式会社 |
| 本社所在地 | 愛知県名古屋市 |
| 設立 | 1970年 |
| 主な支援範囲 | 企画、デザイン、什器製作、施工、物流、運営 |
エヌショーケースは、展示会ブースのデザイン、設計、什器製作、施工、物流、会期中の運営までを扱います。名古屋本社と東京営業所を持ち、自社生産設備と職人による製作体制を公式サイトで示しています。
同社はシステムブースと木工ブースを代表的な方式として案内し、主催者への申請や広報物の制作にも対応する業務範囲を紹介しています。特注什器と会期中の運営を一緒に依頼したい場合は、どの範囲を内製し、どこから別途見積もりになるかを確かめるとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
出展者向けブースに加え、什器とサインの自社製作体制を重視する企業の比較候補です。特注展示物の寸法と物流条件を早めに共有すると、提案範囲を明確にできます。
展示会ブース制作会社の選び方
選定時には、過去の施工写真だけで決めず、自社の出展目的をどのように設計案へ落とし込むかを見ることが重要です。以下の3点を同じ条件で尋ねると、提案の違いが分かりやすくなります。
成果指標からレイアウトと訴求を逆算できるか
名刺獲得、製品体験、商談予約では、必要な空間が異なります。多くの来場者へ短時間で説明するなら、通路から見えるメッセージと入りやすい開口部が重要です。一方、商談を重視するなら、デモの後に落ち着いて話せる席と、そこへ進む動線が必要になります。提案時には、想定する来場者の行動を伝え、サイン、展示台、面談場所の配置が目標にどうつながるかを確認すると、見た目だけの比較を避けられます。
配置に必要な設備が決まったら、制作方式も検討します。規格部材を組み合わせるシステムブースや定型のパッケージは、選べる仕様の範囲で手配しやすい方法です。独自の形状や大型の展示物に合わせる場合は、個別の造作設計が必要になることもあります。方式名だけで選ばず、必要な開口部、壁面表示、収納、電源位置を小間図に落とし込み、標準仕様で実現できる範囲と追加対応を確かめると選びやすくなります。
企画から撤去までの担当範囲を確認する
「制作一式」と書かれていても、会場申請、電気工事の手配、備品、スタッフ、会期中の補修、撤去まで含むとは限りません。抜けた業務があると、出展企業側で別の業者を探すことになり、日程や責任分担が曖昧になります。見積もり前に、企画案、図面、グラフィックデータ、施工、運営、撤去の担当と納品物を分けて確認すると、提案を同じ条件で比較できます。
とくに会期中の補修窓口と、撤去後の廃材処分・レンタル品返却の担当は見落としやすい部分です。自社が手配する展示品や配布物も一覧に加え、搬入時に誰へ引き渡すかまで決めておけば、当日の連絡先が分散しにくくなります。
類似規模の施工例と会場対応を確認する
同じ展示会でも、1小間と複数小間では必要な構造や導線、施工管理が変わります。実績を見る際は業界名だけでなく、小間数、展示物の寸法、来場者の動きが自社と近い事例を確認することが有効です。写真だけでは分からない施工条件もあるため、出展者マニュアルと小間図を渡し、高さや隣接小間との境界、電気、防火、搬入出の条件を設計案に反映できるか尋ねます。
希望する会場での施工経験がなくても、規定を誰が読み、申請と現場管理をどのように進めるかが明確なら比較可能です。逆に、会場条件を確認しないまま意匠案だけを進めると、図面確定後の手戻りが生じるおそれがあります。
見積もりで確認したい費用とスケジュール
展示会では出展料とブース制作費が別に発生し、制作費の内訳も会社ごとに異なります。総額と納期を同じ条件に揃えて確認しないと、安く見えた見積もりに必要な作業が入っていない可能性があります。
出展料とブース制作費を分けて総額を見る
出展料は主催者へ支払う費用で、制作会社の見積もりとは通常別です。制作費にはデザイン、造作、グラフィック出力、照明、電気工事、什器、輸送、搬入出、撤去などが含まれ得ます。会期中のスタッフや映像制作を頼む場合は、その費用も確認が必要です。各社へ同じ小間図、展示物の寸法、希望する設備、依頼範囲を渡し、税込・税別と数量を揃えれば、価格差の理由を追いやすくなります。
安い見積もりを受け取ったときは、壁面の出力面積、照明や電源の数量、レンタル什器の期間、搬入出と撤去の有無を明細で見比べます。複数の展示会で部材を再利用する予定なら、初回の制作費だけでなく、保管、輸送、再施工、更新するグラフィックの費用も確認すると、継続出展の予算を組みやすくなります。
修正回数と搬入・撤去条件を事前に合わせる
ブースの図面確定後にレイアウトや展示物が変わると、材料の手配や会場申請に影響します。会期から逆算して、提案初稿、社内承認、図面確定、主催者への申請、グラフィックデータ入稿、制作、搬入の期限を並べます。誰が各段階を承認するかも決めておくと、社内確認が制作日程を圧迫しにくくなります。
修正回数、追加造作、短納期対応、会場での作業時間延長が別料金になるかは契約前に確認が必要です。展示物の仕様が未確定なら、いつまで変更可能で、どこから再見積もりになるかを書面で共有します。納期だけでなく、変更できる最終時点まで比較すると発注後の行き違いを減らせます。
展示会ブース制作会社選びでお悩みならプロベルへご相談ください
展示会ブースの制作会社は、空間演出、制作方式、什器の手配、会期中の運営など、得意な支援範囲が異なります。まずは来場者に期待する行動と、社内で担える業務を定めたうえで、提案内容と総額を同じ条件で比較することが大切です。
依頼前には、展示会名と会場、小間図、展示物の寸法、予算、希望する完成日、運営や販促物まで任せるかを整理しておくと、各社が具体的な提案を出しやすくなります。あわせて、類似規模の施工例、会場申請や搬入出の担当、修正・追加費用の条件を確認してください。
展示会ブース制作会社選びでお悩みの際は、プロベルへご相談ください。目的や出展条件に合う依頼先を比較するところからご相談いただけます。