導入事例制作会社おすすめ6選|BtoB向けの選び方と依頼時の確認点
2026年10月02日
導入事例は、製品やサービスを実際に使った顧客が、導入前の課題や選定理由、利用後の変化を語るコンテンツです。BtoB商材では、機能説明だけでは伝わりにくい利用場面を具体化できます。一方、制作には顧客への取材依頼、質問設計、撮影、原稿確認などが必要です。外注先を選ぶ際は、文章の仕上がりだけでなく、取材から公開承認までの進め方を比較する必要があります。
この記事では、導入事例制作を公式サイトで案内している6社の特徴を整理し、依頼先の選び方と発注前に確認したい事項を解説します。
導入事例制作のおすすめ会社6選
各社とも顧客取材を伴う事例制作に対応していますが、得意な商材や制作後の活用範囲には違いがあります。まずは自社に近い案件を扱っているかを見て、必要な工程を任せられるか確認すると比較しやすくなります。
| 会社名 | 得意領域 | 主な制作範囲 |
|---|---|---|
| モジカク(運営:株式会社KAAAN) | BtoBの導入事例に特化 | 企画・質問票・取材・執筆・資料化 |
| 株式会社GIG(コンマルク) | BtoBのコンテンツマーケティング | 要件定義・企画・取材・撮影・制作 |
| ノーバジェット株式会社 | IT・デジタル分野 | 取材・記事制作・編集 |
| 株式会社SEデザイン | IT・BtoB領域 | 企画・取材・記事制作 |
| 株式会社ベーシック(ferret) | BtoBマーケティング | 事前準備・取材・撮影・原稿作成 |
| 株式会社balubo | 製造業・金融DXなど専門商材 | 対象選定・依頼文・取材・確認進行 |
モジカク(運営:株式会社KAAAN)
| 会社名 | モジカク(運営:株式会社KAAAN) |
| 本社所在地 | 東京都目黒区 |
| 設立 | 2023年9月 |
| 主な制作範囲 | 企画・質問票・取材・執筆・資料化 |
モジカクはBtoB向けの導入事例制作を専門に支援するサービスです。最初に訴求したい内容を聞き、取材質問票を作成してから顧客にインタビューします。取材後は記事を執筆し、発注側と取材先の確認を経て納品する流れを案内しています。専門性の高い分野にも対応し、記事をホワイトペーパーや営業資料、動画に展開する提案もあります。複数媒体で事例を使いたい場合は、どの成果物が基本料金に含まれ、どれが追加制作になるかを最初に確認するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
事例の公開先がWebだけに限られない企業に向いています。取材時から後の資料化を見据えられるため、営業現場で使う事例集を作りたい場合にも候補になります。
株式会社GIG(コンマルク)
| 会社名 | 株式会社GIG(コンマルク) |
| 本社所在地 | 東京都中央区 |
| 設立 | 2017年4月 |
| 主な制作範囲 | 要件定義・企画・取材・撮影・制作 |
コンマルクは株式会社GIGが提供するコンテンツマーケティング支援サービスです。事例インタビュー制作では、要件定義、企画構成、取材、コンテンツ制作までを一貫して扱います。オンラインと対面の取材に対応し、質問案や撮影の進行も案件に合わせて調整するとしています。事例単体の制作に加え、サイト上でどのような読者に届け、ほかのコンテンツとどうつなげるかを検討したい企業と相性がよいでしょう。発注時には、記事の編集だけか、掲載ページの制作や導線設計まで含むかを明確にする必要があります。
筆者・監修者のおすすめポイント
取材記事をサイト全体の情報設計に組み込みたい場合に比較したい会社です。事例の狙いと掲載先を同時に整理したい企業に適しています。
ノーバジェット株式会社
出典:ノーバジェット株式会社
| 会社名 | ノーバジェット株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 設立 | 2010年4月 |
| 主な制作範囲 | 取材・記事制作・編集 |
ノーバジェットはIT・デジタル分野のコンテンツ制作を得意とする会社です。公式サイトでは、技術や製品への理解が必要な導入事例を数多く手がけ、専門領域に対応できるライターのネットワークを持つと説明しています。システム導入の背景や運用上の変化など、専門用語を正しく扱いながら読者に伝える必要がある案件で検討しやすい候補です。複数の関係者が確認する企業では、初稿後の技術確認と取材先承認にどの程度の時間を見込むか、工程表をすり合わせておきたいところです。
筆者・監修者のおすすめポイント
専門性の高いIT商材の事例を継続して制作したい企業に向いています。技術的な正確さと読みやすさの両立が必要な場合に候補になります。
株式会社SEデザイン
出典:株式会社SEデザイン
| 会社名 | 株式会社SEデザイン |
| 本社所在地 | 東京都新宿区 |
| 設立 | 2006年10月2日 |
| 主な制作範囲 | 企画・取材・記事制作 |
SEデザインはIT・BtoB領域に根ざした導入事例制作を案内しています。製品の機能だけでなく、顧客が抱えていた課題と導入後の変化を取材し、読み手が自社への適用を想像できる内容へ編集する支援です。IT製品では導入担当者と利用部門で評価点が異なることもあるため、誰に何を伝える事例にするかを企画段階で合わせることが重要になります。同社を検討する際は、取材対象者の人数、技術用語の監修方法、Web記事以外の納品物を確認すると、見積もりの条件を揃えやすくなります。
筆者・監修者のおすすめポイント
複雑なIT製品を、導入背景から成果まで整理して伝えたい企業に適しています。技術情報の確認体制を重視する場合は具体的な進め方を聞いてみる価値があります。
株式会社ベーシック(ferret)
| 会社名 | 株式会社ベーシック(ferret) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 設立 | 2004年3月 |
| 主な制作範囲 | 事前準備・取材・撮影・原稿作成 |
ferretの導入事例制作代行は、BtoBマーケティングを前提にしたサービスです。公式サイトでは、取材先を選び、発注企業と取材先を交えた打ち合わせを経て、ヒアリングシート、インタビュー、写真撮影、原稿作成へ進む流れを示しています。単に顧客の発言を並べるのではなく、専門的な内容を見込み顧客が理解しやすい記事にすることを重視しています。事例をリード獲得や商談支援につなげたい企業は、納品後の掲載・活用支援をどこまで依頼できるか確認するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
顧客取材の準備から記事化までまとめて任せたい企業に向いています。既存のBtoBマーケティング施策と事例を連動させたい場合に比較しやすい候補です。
株式会社balubo
出典:株式会社balubo
| 会社名 | 株式会社balubo |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区 |
| 設立 | 2025年8月25日 |
| 主な制作範囲 | 対象選定・依頼文・取材・執筆・確認進行 |
株式会社baluboは、BtoB企業向けに導入事例とインタビュー記事の制作を支援する会社です。公式サイトでは、事例戦略と取材先の選定から、顧客への依頼文・質問案、取材、構成、執筆、社内外の確認進行までを案内しています。製造業、金融DX、SaaS、エンジニアリングなど専門性の高いテーマを、意思決定の背景と現場の具体性が伝わる記事へ編集する点が特徴です。顧客への実際の連絡は発注企業が担うのが基本と明記されているため、依頼文の作成支援と連絡代行を混同せず、役割分担を発注前に確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
製造業など専門商材の事例を、取材先への依頼準備から公開承認まで見通して制作したい企業に向いています。匿名事例や営業資料への展開も相談できるため、公開条件が厳しい案件でも比較候補になります。
導入事例制作会社の選び方
導入事例の出来を左右するのは、文章表現だけではありません。誰のどの課題を扱うか、取材でどこまで具体的に聞くか、顧客が公開を承認できる内容かを踏まえて委託先を選ぶ必要があります。
取材前の企画と顧客への確認体制を見る
導入事例は、取材先の協力があって初めて制作できます。依頼先には、取材前にどのような質問案を作るか、顧客にどの範囲まで事前確認を求めるかを聞いておきましょう。導入前の課題、比較した選択肢、選定理由、利用後の変化が分かる質問設計なら、サービス紹介の繰り返しになりにくくなります。
顧客名、写真、数値、発言の引用には公開承認が必要です。取材時点では話せても、社外公開は認められない情報もあります。初稿を発注側と取材先のどちらが先に確認するか、修正の窓口を誰が担うかまで決めておくと、公開直前の差し戻しを減らせます。依頼先ごとの差が出やすいのは、顧客から聞いた内容をそのまま並べるか、見込み顧客の疑問に沿って再構成するかです。たとえば「導入して便利になった」という発言だけでは判断材料が乏しいため、以前の手順、比較した条件、導入後に減った作業などを追加で聞ける取材設計か確認します。ただし、成果の数値化を急いで未承認の情報を載せないよう、取材メモと公開原稿の確認手順も合わせて見てください。
自社商材の理解と制作実績を見極める
業務システム、製造設備、専門サービスなどは、一般的なインタビュー技術だけでは重要な違いを捉えにくい場合があります。候補会社の公開事例を読み、対象者の課題と製品の役割が正確に結び付けられているかを確認してください。似た業種の記事があるかだけでなく、導入の意思決定に関わる部署や利用者の視点が書き分けられているかも判断材料になります。
実績の件数が多くても、自社の取材対象に適した担当者が付くとは限りません。発注前の打ち合わせでは、ライターや編集者の経験、事前の商材理解に必要な資料、専門用語の確認手順を具体的に聞くと、制作体制の適合を見極めやすくなります。候補会社の実績を見るときは、事例の公開本数だけでなく、読者が比較時に知りたい「導入前に何に困ったか」「なぜその製品を選んだか」「導入後に何が変わったか」が具体的に読めるかを確認します。自社と同じ業種の実績がなくても、複数の関係者に取材し、専門用語を誤解なく整理した記事があれば候補になります。担当者名や制作体制が不明な場合は、見積もり前に実際の担当予定者を確認すると判断しやすくなります。
納品形式と二次活用の範囲をそろえて比較する
Web掲載用の記事だけを作るのか、PDFの事例集、営業資料、展示会配布物、動画まで用意するのかで必要な作業は変わります。一度の取材を複数の媒体に生かしたい場合は、撮影素材や図版を含めて再利用できる契約か確認が必要です。特に、記事原稿は納品されても写真の使用範囲が限定されると、後から資料化しにくくなります。
比較の際は、文字数や本数だけで見積もりを比べず、取材方法、撮影、デザイン、修正回数、編集可能なデータの納品を同じ条件で並べます。公開後に新しい数値へ差し替える運用まで想定するなら、更新作業を自社で行えるかも大切です。二次利用を予定するなら、取材先の承諾がWeb掲載だけに限られていないかも確認します。営業資料への転載、広告での使用、事例集への再編集では、同じ素材でも用途が変わります。制作会社から受け取る原稿・写真の利用条件と、取材先が許可した媒体・期間を別々に整理し、後から使えない素材を作らないようにしましょう。
費用と依頼前に決めておくこと
導入事例の制作費は、取材方法と成果物の種類によって変わります。公開されている単価があっても、撮影やデザイン、取材先の確認、追加修正が別料金なら総額は異なります。価格を判断する前に、発注側が提供する情報と外注先に任せる工程を整理しておきましょう。
見積もりは制作工程ごとに比較する
見積もりでは、企画・質問票、オンラインまたは現地取材、写真撮影、執筆、編集、デザイン、修正の各工程を分けて確認します。現地取材なら移動費や撮影費、複数名への取材なら追加工数がかかる場合があります。基本料金だけを比べると、発注後に必要な作業を追加して予算を超えるおそれがあります。
納期も初稿までの日数と公開までの日数を分けて考える必要があります。取材先の予定調整や原稿承認は制作会社だけでは短縮できません。見積もりを依頼する段階で、希望公開日、取材候補、社内と顧客側の承認者を伝えると、現実的な工程表を受け取りやすくなります。複数社の見積もりを比較する際は、同じ取材人数・時間、オンラインか現地か、写真の有無、原稿の想定分量、修正回数、納品形式を依頼書にそろえて記載します。取材先との日程調整や承認依頼を誰が行うかも費用と納期に影響します。初稿提出後に取材先から大きな修正が入った場合の扱いまで確認しておくと、安い見積もりに見えた案件の追加費用を見落としにくくなります。
取材先と成果の公開条件を先に整理する
どの顧客を取り上げるかは、導入事例の価値を左右します。知名度だけで選ぶより、見込み顧客が抱える課題と近い状況にあり、導入の経緯や運用上の工夫を話せる顧客が適しています。数値成果が公開できない場合でも、業務手順の変化や担当者の評価など、確認可能な事実を中心に構成できます。
取材依頼前には、企業名・担当者名・写真・成果数値の掲載可否、原稿の最終承認者、公開後の利用媒体を確認しておきます。許諾範囲が曖昧なまま進むと、記事完成後に表現を大きく変える可能性があります。発注側と制作会社の役割も明確にし、顧客との連絡を誰が担うか決めておくことが重要です。顧客への依頼では、取材時間、確認予定、公開媒体、掲載後の二次利用を先に伝えると協力可否を判断してもらいやすくなります。実名や定量成果が出せないときは、匿名化の可否や、業務フローの変化を中心にした構成を取材前に相談します。公開できない数値を推定で補わず、承認された範囲で読者が導入後を想像できる具体例を残すことが大切です。
導入事例制作の依頼先選びで迷ったらプロベルへご相談ください
導入事例制作会社は、IT商材への理解、取材の進め方、Web記事以外の納品形式などに違いがあります。まずは事例を届けたい読者と用途を定め、取材先候補、公開できる情報、希望時期を整理します。そのうえで、質問設計から原稿承認までの担当範囲を同じ条件で比較することが、依頼先を選ぶ近道です。
例えば、専門用語の多い製品を正確に説明したい場合と、展示会や営業資料にも転用したい場合では、重視すべき制作体制が変わります。料金だけでなく、担当者の経験、修正・承認の進行、写真や原稿の利用条件まで確認しましょう。
複数社の違いを自社だけで整理しにくい場合は、求める成果物と予算、取材先の条件を伝えたうえで、適した候補を比較する方法があります。導入事例制作の依頼先選びでお悩みの際は、プロベルへご相談ください。