インフルエンサーマーケティングツールおすすめ8選|機能と選び方を比較
2026年10月02日
インフルエンサーマーケティングツールは、起用候補の発見から投稿管理、効果分析までを支援します。ただし、製品によって公募型のPRプラットフォームか、候補者を分析するツールか、案件の進行まで扱えるかが異なります。自社の担当者がどこまで運用するかを決めてから比較することが重要です。この記事では、企業のマーケティング担当者向けに8製品の特徴と選び方を整理します。
インフルエンサーマーケティングツールおすすめ8選
8製品は、投稿依頼の公募、候補者の分析、KPI設計、案件進行や支払い、多地域での権限管理など、重視する業務が異なります。まず自社で不足している機能を明確にすると比較しやすくなります。
| 製品名 | 主な用途 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| Cast Me! | 候補者選定・二次利用・成果確認 | 月額3.8万円から |
| toridori marketing | PR公募 | 店舗PR月額5万円、通販PR月額6万円(税抜) |
| Astream | 候補者検索・分析・施策管理 | 要問い合わせ |
| iCON Suite | 候補者検索・影響力分析 | 月額3.3万円(税込)から |
| Crowdii | AI検索・公募/直接オファー・案件管理 | 基本機能は現在無料、実行時手数料別 |
| Meltwater | 候補者管理・承認・支払い・効果分析 | 要問い合わせ |
| INFLUFECT | KPI自動設計・公募・施策改善 | 月額9,800円から(年払い) |
| AnyTag | アジア横断の候補・公募・権限管理 | 要問い合わせ |
Cast Me!
出典:Cast Me!
| サービス名 | Cast Me! |
| 運営会社 | 株式会社PLAN-B |
| 主な機能 | 候補者選定、投稿の二次利用、成果レポート |
| 料金 | 月額3.8万円から |
Cast Me!は、インフルエンサーの過去のPR実績やフォロワー属性を参照して候補者を選べるプラットフォームです。案件全体と個別投稿のレポートを確認できるため、起用後にどの投稿が役立ったかを振り返れます。投稿を広告や商品ページへ二次利用できる点も特徴です。
月額3.8万円のライトプランには初期費用5万円とインフルエンサー報酬手数料30%が公式料金表に示されています。報酬を設定する案件や追加機能を利用する場合は、月額料金だけで予算を組まず、投稿本数、報酬、契約期間を含めて見積もる必要があります。スタンダードプランには担当者による支援が付くため、社内で選定・進行を担えるかによってプランを比較するとよいでしょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
候補者の過去実績と投稿の二次利用を同じ施策で考えたいEC企業に適しています。商品ページや広告に素材を活用する計画がある場合、利用条件と費用を確認したうえで比較候補にできます。
toridori marketing
| サービス名 | toridori marketing |
| 運営会社 | 株式会社トリドリ |
| 主な機能 | PR案件の公募、マッチング |
| 料金 | 店舗PR月額5万円、通販PR月額6万円(税抜) |
toridori marketingは、商品や店舗の体験をインフルエンサーの投稿につなげる月額制のプラットフォームです。店舗で実際にサービスを体験してもらうプランと、自宅へ商品を送る通販向けプランが案内されており、施策の形を選べます。
公式サイトは、PR投稿である旨を記載する運用を説明しています。投稿内容の確認方法や追加報酬の有無、契約プランごとの解約条件は、実施前に確認が必要です。特に商品提供を伴う施策では、発送や受け入れの社内体制も費用と合わせて考えます。
筆者・監修者のおすすめポイント
店舗体験または商品発送から口コミ施策を始めたい企業に合います。自社で商品提供や現地対応ができ、継続的に投稿機会を設けたい場合に検討しやすい製品です。
Astream
出典:Astream
| サービス名 | Astream |
| 運営会社 | 株式会社A |
| 主な機能 | 候補者検索、フォロワー分析、施策結果の管理 |
| 料金 | 要問い合わせ |
Astreamは、インフルエンサーの発見から分析、施策結果の振り返りまでを支援します。Instagram、TikTok、YouTube、Xの対象アカウントを検索でき、フォロワー属性などを見ながら候補者を比較できます。施策ごとの情報を蓄積できるため、過去の起用結果を次回の選定に生かす運用にも向きます。
公式サイトでは初期費用0円と7日間の体験版が案内されていますが、月額料金は見積もり制です。検索対象の条件や契約期間、必要なアカウント数を確認して、自社の運用規模に合うか判断します。
筆者・監修者のおすすめポイント
フォロワー数だけでなく属性や施策結果を踏まえて候補者を選びたいチームに向きます。定期的に起用する企業は、分析と履歴管理を一体で使えるかを体験版で確かめるとよいでしょう。
iCON Suite
出典:iCON Suite
| サービス名 | iCON Suite |
| 運営会社 | THECOO株式会社 |
| 主な機能 | 候補者検索、影響力分析、SNSデータ分析 |
| 料金 | 月額3.3万円(税込)から |
iCON Suiteは、Instagram、X、YouTube、TikTokに対応するインフルエンサー分析ツールです。候補者の属性、過去投稿のエンゲージメント、投稿パフォーマンスを確認し、企画に合う起用候補を探せます。広告主の担当者だけでなく、複数案件を比較する代理店のプランナーにも利用場面があります。
料金プランで閲覧回数や利用アカウント数、SNSデータ分析の有無が変わります。ビジネス版ではデモグラフィック情報の閲覧が月300回、プレミアム版では最大5アカウントとSNSデータ分析が案内されています。チーム利用と必要な分析深度を先に決めると、プランを選びやすくなります。
筆者・監修者のおすすめポイント
起用前の比較をデータに基づいて進めたい広告主や代理店に適しています。候補者の検索と分析が中心なので、連絡や契約を含む実務の担当範囲も合わせて確認することが大切です。
Crowdii
出典:Crowdii
| サービス名 | Crowdii |
| 運営会社 | ktss株式会社 |
| 主な機能 | AI検索、公募・直接オファー、案件管理 |
| 料金 | 基本機能は現在無料、案件実行時手数料は別途 |
Crowdiiは、条件検索や自然文・商品URLからのAI検索で候補を探し、そのまま公開募集または直接オファーへ進めるプラットフォームです。応募受付、起用、商品発送、投稿確認、レポートを案件単位で管理できます。日本だけでなく中国の主要SNSにも対応するため、複数市場の候補を一つの画面で扱いたい企業にも検討余地があります。
基本機能は現在無料ですが、インフルエンサー報酬や発送実費、案件実行時の手数料は別です。自社で企画・選定・進行を担うセルフ運用と、運用代行を依頼する方法があるため、担当範囲と費用条件を分けて確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
候補探しから募集・連絡・投稿確認までを一つの仕組みで試したい企業に向きます。とくに複数SNSや中国市場の候補を扱う場合、検索条件と案件管理の両方を実際に確かめると比較しやすくなります。
Meltwater
出典:Meltwater
| サービス名 | Meltwater |
| 運営会社 | Meltwater Japan株式会社 |
| 主な機能 | 候補者管理、コンテンツ承認、支払い、効果分析 |
| 料金 | 要問い合わせ |
Meltwaterは、クリエイターの発見から依頼文の送付、投稿内容のレビュー、報酬の支払い、レポートまでを一つのプラットフォームで扱います。候補者とのやり取りや契約、作業状況をチームで共有でき、施策が複数並行する組織で進行情報を集約しやすい設計です。
クリエイター別の成果や売上のトラッキング機能も案内されています。ただし、購入への寄与をどこまで確認できるかは自社の販売経路と計測設定によって変わります。料金は公式サイトで個別相談となっているため、利用人数、対象市場、必要な機能とサポート範囲をそろえて見積もる必要があります。
筆者・監修者のおすすめポイント
複数ブランドや代理店案件など、候補者との関係管理、承認、支払い、報告を部門で共有したい企業に適しています。検索機能だけでは運用負担が残る場合に比較したい製品です。
INFLUFECT
出典:INFLUFECT
| サービス名 | INFLUFECT |
| 運営会社 | リデル株式会社 |
| 主な機能 | KPI自動設計、公募、案件管理・分析 |
| 料金 | ライトプラン月額9,800円から(年払い) |
INFLUFECTは、施策の目的や課題に関する質問へ回答すると、依頼内容とKPIの案を自動で設計する運用型プラットフォームです。登録インフルエンサーへの公募、案件の進行管理、レポート確認に対応します。公募だけでなく、SNSアカウント運用やSNS向け情報発信を依頼できる点も案内されています。
ライトプランは年払いで月額9,800円、月払いで12,740円と公式料金表に記載されています。ただし、無料期間などのキャンペーン条件は変わり得ます。施策の実施費用、利用アカウント数、保存期間、分析・相談機能のプラン差を、見積時に確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
企画時のKPI設計に迷いがあり、案件を重ねながら改善したい企業に向きます。依頼内容の自動提案を使いつつ、最終的な表現や投稿条件を自社で確認できる体制と合わせて検討するとよいでしょう。
AnyTag
出典:AnyTag
| サービス名 | AnyTag |
| 運営会社 | AnyMind Group株式会社 |
| 主な機能 | インフルエンサー検索、公募、アクセス権限管理 |
| 料金 | 要問い合わせ |
AnyTagは、インフルエンサーの検索・起用、施策管理、効果測定を扱うプラットフォームです。公式サイトでは、アジア各市場にまたがるネットワークと、公募型キャンペーン、複数部署でのアクセス権限設定を案内しています。日本国内だけでなく、複数の国・地域で同じブランド施策を進めたい企業に比較価値があります。
また、成果報酬型のインフルエンサー施策やソーシャルコマースなど、購入に近い目的の企画も選択肢に入ります。一方、利用する国・地域、SNS、利用者の権限、キャスティング支援の有無によって必要な条件は変わるため、導入前に対象市場と運用担当を決め、見積もりを確認してください。
筆者・監修者のおすすめポイント
アジアの複数市場を対象に施策を展開し、ブランドや部署ごとの閲覧・操作権限も管理したい企業に適しています。国内の単発公募より、地域横断の運用体制を重視する場合に比較したい製品です。
インフルエンサーマーケティングツールの選び方
製品を選ぶ際は、機能の数より、施策のどの工程を効率化したいかを明確にすることが先決です。候補者選定、投稿依頼、レポート作成のどこに人手がかかっているかで、必要なツールが変わります。
候補者の探し方とデータの範囲を確認する
同じ検索機能でも、フォロワー属性、投稿内容、過去のPR実績、エンゲージメントをどこまで確認できるかには差があります。例えば若年層向けの新商品なら、単純なフォロワー数より、想定顧客とフォロワー属性が合うかを確かめる方が重要です。候補者の規模だけでなく、直近の投稿頻度、広告案件の比率、コメントの内容、自社商品と競合するブランドの紹介歴も見て、企画との相性を判断します。
検索対象のSNS、対象アカウントの最低フォロワー数、属性データの取得範囲は製品によって異なります。候補者を数人実際に検索し、担当者が必要な情報へ到達できるかを試すと、データベースの大きさという宣伝文句だけでは分からない使いやすさが見えます。Instagram中心の静止画施策と、TikTokやYouTubeの動画施策では、比較すべき投稿指標も変わります。
案件管理と二次利用の条件を確認する
候補者を探した後には、依頼文の送付、投稿内容の確認、公開日程の管理、報酬の支払いなどが続きます。分析専用の製品と案件進行まで扱う製品を同じ『管理機能あり』で比べると、導入後に表計算やメールでの管理が残ります。公募型では応募後の選考や商品発送を誰が担うか、検索型では本人への連絡手段や契約の記録場所を確認してください。
投稿を広告や自社サイトで使う予定がある場合は、二次利用の媒体、期間、編集可否、追加費用、クリエイターの許諾方法を依頼前に決めます。投稿の使用権と画像・動画素材の納品は別条件になり得るため、商品ページへ転載したい企業は特に見積書と契約条件を確認する必要があります。複数人を継続起用するなら、承認履歴や権限設定も比較材料です。
成果指標と費用の総額を比較する
認知拡大ならリーチや保存数、サイト流入ならリンク経由の訪問、販売促進なら購入やクーポン利用など、目的に応じて見る指標が異なります。認知目的の投稿に購入件数だけを求めたり、売上目的の施策を再生回数だけで評価したりすると、起用判断を誤りやすくなります。専用URLやクーポンコードで追える範囲と、SNS内の閲覧・反応としてしか把握できない範囲を分けて、施策前に評価方法を決めてください。
投稿の反応だけで売上への寄与を断定することは難しいため、比較する投稿期間、広告配信の有無、ほかの販促施策を記録して振り返ります。費用は月額料金に加え、初期費用、クリエイター報酬、商品・送料、手数料、分析オプション、二次利用費を同じ期間で合算します。例えばCast Me!は公式料金表に初期費用と報酬手数料の記載があり、掲載する月額料金だけでは案件の総額を表せません。
導入前に押さえたい運用上の注意点
ツールを導入しても、企画の目的や投稿条件が曖昧なままでは適切な候補者を選べません。商品理解、訴求してよい内容、公開日、確認担当、修正回数を事前に整理すると、依頼後の認識違いを減らせます。広告であることが分かる表示も、クリエイター任せにせず依頼条件と確認手順に含めます。
広告主が依頼し、表示内容の決定に関わる投稿では、一般の利用者が広告だと明瞭に分かる表示が必要です。消費者庁のステルスマーケティングQ&Aでは、規制の対象は原則として広告主と説明されています。ツール側にPR表記の案内があっても、依頼文に表示方法を明記し、公開前の確認担当を決め、公開後も表示が残っているか確認してください。商品だけを提供する施策でも、投稿条件と表示の扱いを曖昧にしないことが重要です。
また、各SNSの仕様や取得可能なデータは変わり得ます。契約前には、対象SNSと機能の最新範囲、データ取得の制限、契約期間、途中解約、サポート窓口を確認します。初回は目的を一つに絞り、同じ条件で候補を探して、応募・依頼から投稿確認、レポートまで担当者が実際に操作すると、導入後に残る手作業を把握できます。施策終了後は成果の良し悪しだけでなく、ターゲットとの相性や投稿内容の違いを振り返り、次回の候補選定と企画に反映させます。
インフルエンサーマーケティングツール選びでお悩みならプロベルへご相談ください
インフルエンサーマーケティングツールには、投稿依頼の公募型、候補者の分析型、KPI設計や施策改善を支える運用型、選定から案件進行・支払いまで扱う統合型があります。まず目的、対象SNS、月間の施策件数、担当できる社内業務、総予算を整理してください。候補を比較する際は、検索できるデータ、案件管理、支払いの対応範囲、投稿の二次利用、測定できる成果、追加費用を同じ条件で確認することが重要です。
自社の体制だけでは必要な機能や支援範囲を絞り込めない場合は、ツールの導入だけでなく施策運用を含めて相談先を探す方法があります。インフルエンサーマーケティングツール選びでお悩みの際は、プロベルへご相談ください。