プロジェクト管理ツールおすすめ8選|選び方・メリット・導入手順を比較
2026年10月03日
複数の案件を同時に進めていると、Excel・メール・チャットに情報が分散し、「誰が、何を、いつまでに行うのか」が見えにくくなりがちです。プロジェクト管理ツールを使えば、タスクや期限、関連資料、コミュニケーションをまとめて管理し、進捗の遅れにも早く気づけます。
本記事では、法人利用に向くプロジェクト管理ツール8選を比較し、選び方、導入メリット、注意点、導入手順を解説します。自社の業務や利用人数に合う製品を絞り込む際にお役立てください。
プロジェクト管理ツールおすすめ8選
ここでは、機能、料金体系、使いやすさ、想定する利用シーンが異なる8製品を紹介します。まずは全体を比較し、その後に各製品の特徴や向いている企業を確認しましょう。
| サービス名 | 主な特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| Backlog | 課題・ガント・文書・開発機能を統合 | 開発部門と他部門を同じ環境で管理したい企業 |
| Asana | 目標からタスクまでを複数ビューで管理 | 部門横断の進捗を可視化したい企業 |
| monday work management | 柔軟なボード設計と自動化・ダッシュボード | 部署ごとの業務フローを統合したい企業 |
| Jira | アジャイル開発と詳細なワークフロー管理 | 開発案件の優先順位やスプリントを管理したい企業 |
| Trello | 直感的なカンバンとカード管理 | 小規模チームで手軽に始めたい企業 |
| Notion | 文書・Wiki・データベース・タスクを統合 | ナレッジとタスクを一体管理したい企業 |
| Jooto | 国産のカンバン・ガントチャート | 日本語環境で部門単位から導入したい企業 |
| Wrike | 複数案件の横断可視化とリソース管理 | PMOや中堅・大企業 |
Backlog
出典:Backlog
| サービス名 | Backlog |
| 運営会社 | 株式会社ヌーラボ |
| 主な機能 | 課題管理、カンバン、ガントチャート、ドキュメント、Git・Subversion |
| 無料利用・トライアル | フリープランは10ユーザー・1プロジェクトまで/有料プランは30日間無料体験 |
| 料金 | スタータープラン 月額2,700円(税別)から |
Backlogは、課題管理、カンバンボード、ガントチャート、Wiki形式のドキュメント、ファイル共有を一つにまとめられる国産ツールです。Git・Subversionにも対応し、開発部門と営業・制作などの非開発部門が同じ環境で案件を進められます。料金はユーザー単価ではなくプラン単位が基本のため、利用人数が増える企業では総額を比較しやすい点も特徴です。なお、利用できる機能やプロジェクト数はプランによって異なります。
筆者・監修者のおすすめポイント
日本語中心の画面とサポートに加え、課題・ガントチャート・Wiki・Gitを同じ場所で扱えるため、開発部門と営業・制作部門の情報共有を一本化したい企業におすすめです。利用人数が増えてもプラン単位で費用を比較したい場合にも検討しやすいでしょう。
Asana
出典:Asana
| サービス名 | Asana |
| 運営会社 | Asana, Inc. |
| 主な機能 | リスト、ボード、カレンダー、タイムライン、ガントチャート、ダッシュボード、自動化 |
| 無料利用・トライアル | Personalは2ユーザーまで無料 |
| 料金 | Starterは1ユーザー月額1,200円(年払い)から |
Asanaは、目標、プロジェクト、タスクを関連付けて管理できるワークマネジメントツールです。リスト・ボード・カレンダーに加え、有料プランではタイムライン、ガントチャート、ダッシュボード、フォーム、自動化などを利用できます。部門横断の計画から日々の担当業務まで整理しやすい一方、機能が多いため、導入時にはプロジェクトの作り方や入力項目をそろえることが重要です。テンプレートを活用すれば、運用開始時の設計負担も抑えられます。
筆者・監修者のおすすめポイント
経営目標と各部門のプロジェクトを結び付け、ポートフォリオやダッシュボードで全社横断の進捗を可視化したい企業に向いています。フォームや自動化も使い、仕事の受付方法から報告方法まで標準化したい場合に特におすすめです。
monday work management
| サービス名 | monday work management |
| 運営会社 | monday.com Ltd. |
| 主な機能 | ボード、タイムライン、ガントチャート、カレンダー、ダッシュボード、自動化、外部連携 |
| 無料利用・トライアル | 無料プランあり/有料プランは14日間無料体験 |
| 料金 | Basicは1席月額9米ドル(年払い・最低3席)から |
monday work managementは、列やステータス、表示形式を組み合わせて業務フローを設計できるツールです。テンプレートが豊富で、タイムライン、ガントチャート、カレンダー、ダッシュボード、自動化、外部サービス連携にも対応します。営業、マーケティング、制作、PMOなど複数部門の運用を一つの基盤へ寄せやすい点が特徴です。料金確認では、最低利用席数やプランごとの自動化・連携回数も確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
部署ごとに異なる業務フローを列やステータスで柔軟に設計しつつ、ダッシュボードで経営層やPMO向けの状況把握も行いたい企業におすすめです。複数部門の運用を共通基盤へ寄せながら、現場ごとの管理方法も残したい場合に適しています。
Jira
出典:Jira
| サービス名 | Jira |
| 運営会社 | Atlassian, Inc. |
| 主な機能 | スクラム・カンバンボード、バックログ、タイムライン、レポート、自動化 |
| 無料利用・トライアル | Freeは10ユーザーまで |
| 料金 | Standardは1ユーザー月額7.91米ドルから |
Jiraは、アジャイル開発を中心とした課題・プロジェクト管理に強いツールです。スクラムやカンバンのボード、バックログ、スプリント、タイムライン、レポート、自動化などを備え、複雑なワークフローや依存関係も管理できます。開発プロセスに合わせて細かく設定できる反面、項目や権限を増やしすぎると運用が複雑になります。管理者を決め、必要な設定から段階的に導入することが大切です。Confluenceなど同社製品との連携も選定時の比較材料になります。
筆者・監修者のおすすめポイント
ソフトウェア開発でバックログ、スプリント、依存関係、課題の優先順位を一体管理し、レポートで改善指標まで追いたい企業に適しています。細かなワークフローを段階的に設計できる管理者を置ける組織では、強みを生かしやすいでしょう。
Trello
出典:Trello
| サービス名 | Trello |
| 運営会社 | Atlassian, Inc. |
| 主な機能 | カンバン、カード、チェックリスト、Power-Up、自動化、各種ビュー |
| 無料利用・トライアル | Freeは1ワークスペース10人・10ボードまで |
| 料金 | Standardは1ユーザー月額5米ドル(年払い)から |
Trelloは、カードをリスト間で移動させるカンバン方式を中心としたツールです。カードごとに担当者、期限、チェックリスト、添付ファイルを設定でき、Power-Upや自動化によって機能を拡張できます。操作が直感的で小規模チームにも導入しやすい一方、複数案件の横断集計や高度な表示形式は上位プランの検討が必要です。まず簡単な業務から試し、必要な機能を見極めるとよいでしょう。ボードの作成単位とアーカイブ方法も事前に決めておきましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
複雑な初期設定を避け、付箋を動かす感覚でチームのタスク共有を始めたい企業におすすめです。担当者・期限・チェックリストを使う小規模業務から導入し、必要に応じてPower-Upや自動化へ広げたい場合に向いています。
Notion
出典:Notion
| サービス名 | Notion |
| 運営会社 | Notion Labs, Inc. |
| 主な機能 | ドキュメント、Wiki、データベース、タスク、サブタスク、依存関係 |
| 無料利用・トライアル | フリープランあり |
| 料金 | Plusは1メンバー月額10米ドルから |
Notionは、ドキュメント、社内Wiki、データベース、タスク管理を同じワークスペースで扱えるツールです。タスクには担当者、ステータス、期限を設定でき、サブタスクや依存関係にも対応します。会議記録や仕様書とタスクを近い場所に置けるため、背景情報を探す時間を減らしやすい点が魅力です。一方で自由度が高いため、データベースの設計やページ命名のルールを決めておかないと情報が散らかりやすくなります。管理責任者も必要です。
筆者・監修者のおすすめポイント
プロジェクトの進捗だけでなく、議事録・仕様書・手順書・社内Wikiなどの背景情報も同じワークスペースで管理したい企業に向いています。タスクとナレッジを行き来する時間を減らしたい一方、運用ルールを社内で整備できる組織におすすめです。
Jooto
出典:Jooto
| サービス名 | Jooto |
| 運営会社 | 株式会社PR TIMES |
| 主な機能 | カンバン、ガントチャート、タスク・担当・期限管理、権限管理 |
| 無料利用・トライアル | 無料プランは1ユーザーまで |
| 料金 | スタンダードは1ユーザー月額417円(年払い・税別)から |
Jootoは、カンバン方式のタスク管理とガントチャートを備えた国産ツールです。ドラッグ&ドロップでタスクを動かせるため、担当者や期限、進捗状況を視覚的に共有できます。日本語の画面とサポートを重視する組織でも検討しやすく、まず少人数から試せる無料プランもあります。利用人数や権限管理、データ容量などはプランごとに異なるため、本格展開前に必要条件を整理しておきましょう。ガントチャートで工程全体を確認したい場合にも役立ちます。
筆者・監修者のおすすめポイント
国産サービスの分かりやすい操作性と日本語サポートを重視し、部門単位や少人数から定着を進めたい企業におすすめです。カンバンで日々の担当状況を確認しながら、ガントチャートで工程全体も把握したい場合に適しています。
Wrike
出典:Wrike
| サービス名 | Wrike |
| 運営会社 | Wrike, Inc. |
| 主な機能 | ボード、テーブル、ガントチャート、ダッシュボード、自動化、リソース管理 |
| 無料利用・トライアル | 無料プランあり/有料プランは14日間無料体験 |
| 料金 | Teamは1ユーザー月額10米ドル(年払い)から |
Wrikeは、ボード、テーブル、ガントチャート、ダッシュボードなどを使い分けられるプロジェクト管理ツールです。テンプレートやリクエストフォーム、自動化に加え、上位プランではリソース管理や高度な分析にも対応します。複数部門・複数案件の状況を横断して把握しやすい一方、最適なワークフローや権限設計には準備が必要です。無料トライアルでは、現場だけでなく管理者や承認者も操作を確認しましょう。承認フローを含む複雑な業務にも対応しやすい製品です。
筆者・監修者のおすすめポイント
多くの案件を横断管理し、進捗だけでなく作業量やリソース配分もダッシュボードで把握したい中堅・大企業に適しています。リクエスト受付、承認、自動化まで含む複雑な業務を共通化し、管理者主導で運用設計できる組織におすすめです。
プロジェクト管理ツールとは
プロジェクト管理ツールの役割を正しく理解すると、単なるToDo管理で終わらず、計画から振り返りまで一貫した運用を設計できます。ここではタスク管理ツールとの違いと主な機能を確認します。
タスク管理ツールとの違い
タスク管理ツールは、個々の作業、担当者、期限を整理することが中心です。対してプロジェクト管理ツールは、複数タスクの依存関係、工程、工数、予算、リスク、成果物などを含め、目標達成までの全体を管理します。ただし製品ごとの境界は明確ではなく、タスク管理を起点にガントチャートやレポートを追加できる製品もあります。自社が必要とする範囲を先に決め、名称だけで判断しないことが重要です。選定前には、どこまでを管理対象にするか明文化しましょう。
プロジェクト管理ツールの主な機能
代表的な機能は、タスクの担当・期限・優先度管理、カンバンボード、ガントチャート、カレンダー、進捗レポート、コメント、ファイル共有です。製品によっては、工数・予算管理、リソース配分、承認フロー、自動通知、フォーム、外部サービス連携も備えます。機能数が多いほど適するとは限りません。日常的に入力する人、承認する人、集計を見る人の業務を整理し、それぞれに必要な機能を選びましょう。必須機能には優先順位を付けて比較しましょう。
プロジェクト管理ツールの選び方
候補を比較するときは、機能一覧の多さだけでなく、実際の業務に無理なく組み込めるかを確認する必要があります。以下の5つの観点から、無料プランやトライアルで検証しましょう。
業務に合う管理方法と表示形式で選ぶ
定型業務ならカンバン、工程と依存関係を追うならガントチャート、日程重視ならカレンダーなど、向く表示形式は異なります。開発ではバックログやスプリント、制作では校正・承認フローが重要になる場合もあります。候補製品で自社の代表的な案件を再現し、担当変更、期限変更、遅延の把握まで試しましょう。見た目だけでなく、更新のしやすさと必要な情報へ到達する手順も比較してください。利用頻度の高い画面ほど重点的に確認します。
利用者のIT習熟度と定着しやすさで選ぶ
高機能でも入力方法が分かりにくければ、更新されず情報が古くなります。日常的に使うメンバーが、タスクの作成、担当変更、コメント、完了処理を迷わず行えるかを確認しましょう。日本語のヘルプ、導入支援、問い合わせ窓口、スマートフォン対応も定着を左右します。無料トライアルにはITに詳しい担当者だけでなく、実際の利用部門も参加させ、操作時間やつまずきを記録することが有効です。導入後の教育方法もあわせて検討しましょう。
社内外の共有と外部サービス連携で選ぶ
取引先や業務委託先と共同作業する場合は、ゲスト招待の可否、閲覧範囲、追加料金を確認します。メール、チャット、カレンダー、オンラインストレージ、開発ツールとの連携があれば、二重入力や通知漏れを減らせます。ただし連携できるサービス名だけでなく、同期される項目、更新方向、実行回数の上限も重要です。実運用を想定したデータで試し、必要な情報が正しく届くかを検証しましょう。障害時の代替手段も確認しておくと安心です。
権限・セキュリティ・監査要件で選ぶ
機密情報を扱う場合は、プロジェクト・フォルダ単位の閲覧権限、外部共有の制御、二要素認証、SSO、操作ログ、データ保管方針を確認します。必要な機能が上位プラン限定の場合もあるため、契約前に自社の情報セキュリティ基準と照合してください。また、退職者や異動者のアカウント停止、ゲストの棚卸し、エクスポートの手順も重要です。管理者が定期的に点検できる運用まで含めて選びましょう。社内規程との整合も情報システム部門と確認します。
利用人数と必要機能を含む総額で選ぶ
月額単価だけでなく、最低契約席数、ゲスト課金、年払い・月払いの差、ストレージ、追加機能、導入支援費を含めて総額を算出します。無料プランでは、人数、ボード数、履歴、権限、レポート機能が制限されることがあります。現在の人数だけでなく、1年後の利用部門や外部メンバーも想定し、必要なプランを比較しましょう。運用管理にかかる社内工数も、見落としやすいコストです。複数年の費用試算を作ると比較しやすくなります。
プロジェクト管理ツールを導入するメリット
ツールの導入目的を共有し、入力ルールを整えることで、進捗確認の効率化だけでなく、組織全体の再現性向上にもつなげられます。主なメリットを3つ紹介します。
担当・期限・関連資料を一元化できる
タスクごとに担当者、期限、優先度、コメント、ファイルを紐付けることで、メールや個人の表計算ファイルを探す手間を減らせます。最新情報を一か所へ集めれば、担当者が不在でも経緯を確認しやすくなり、引き継ぎも円滑です。また、会議前に状況を確認できるため、進捗報告だけに時間を使わず、課題や意思決定に集中できます。情報の置き場所を決めることが、効果を高める前提です。検索方法も統一すると確認時間をさらに短縮できます。
進捗の遅れや依存関係を早く把握できる
ガントチャートやダッシュボードを使うと、期限を過ぎたタスクや作業の詰まりを一覧で確認できます。前工程の遅れが後工程へ与える影響も把握しやすくなり、担当の再配置やスケジュール調整を早めに行えます。定例会議の直前に集計するのではなく、日々更新された情報をもとに判断できる点が利点です。ただし入力が滞ると実態とずれるため、更新タイミングを運用ルールに含めましょう。アラートの基準を決めると対応の遅れも防げます。
進め方を標準化してナレッジを蓄積できる
成功した案件のタスク構成やチェック項目をテンプレート化すれば、新しい案件でも同じ手順を再利用できます。作業履歴やコメントが残るため、遅延の原因、判断の根拠、改善点を次回へ引き継ぐことも可能です。属人的だった進め方を共通化できれば、品質のばらつきや確認漏れを抑えられます。テンプレートは固定せず、振り返りで不要な工程を削り、必要な項目を追加して継続的に改善しましょう。定期的な見直しの担当者も決めておきましょう。
プロジェクト管理ツール導入時の注意点
導入効果を得るには、製品選定だけでなく、現場が更新を続けられる設計と管理体制が欠かせません。失敗を防ぐために押さえたい注意点を解説します。
多機能すぎると入力負担が増える
最初からすべての機能や項目を使おうとすると、入力の手間が増え、現場がツール外で管理を始める原因になります。導入初期は担当者、期限、ステータスなど最低限の項目に絞り、運用が定着してから自動化やレポートを追加しましょう。管理者の理想だけで設計せず、利用者がどの場面で何を更新するかを確認することも重要です。入力する目的が不明な項目は、削除または任意入力を検討します。利用率を見ながら段階的に機能を開放します。
既存データの移行と運用ルールを決める
過去データをすべて移すと、重複や古い情報が残り、かえって探しにくくなることがあります。進行中案件、参照頻度の高い資料、保存義務のあるデータなど、移行対象と保管先を分けましょう。あわせて、プロジェクト名、タスク粒度、期限、完了条件、コメントの使い方を決めます。誰がテンプレートと権限を管理し、問い合わせに対応するかも明確にすると、部門ごとの独自運用や情報の分散を防ぎやすくなります。移行後の照合担当と期限も決めておきましょう。
料金・権限・セキュリティを継続的に見直す
導入後に利用者や外部ゲストが増えると、契約費用や情報漏えいのリスクも変化します。休眠アカウント、不要なゲスト権限、公開範囲、連携アプリを定期的に棚卸ししましょう。プラン改定や機能変更によって、必要な機能の提供条件が変わる可能性もあります。契約更新前には実利用人数と機能の利用状況を確認し、過不足のないプランへ調整することが重要です。バックアップやエクスポート手順も定期的に確認してください。見直しの周期と責任者をあらかじめ定めます。
プロジェクト管理ツール導入の進め方
導入は、要件整理、実案件での検証、運用ルールを定めた展開の順で進めると、選定ミスと現場の混乱を抑えやすくなります。
現状の課題と必要要件を整理する
まず、進捗が見えない、期限漏れが多い、資料を探せないなど、現在の課題を具体化します。そのうえで、利用部門、人数、案件数、外部共有の有無、必要な表示形式、連携先、セキュリティ条件を整理し、必須要件と希望要件に分けましょう。ツール導入そのものを目的にせず、会議時間の削減や期限遵守率の向上など、導入後に確認できる目標を設定します。評価基準が明確になると、候補を絞りやすくなります。関係者間で優先順位も合意しておきましょう。
実際の案件で無料トライアルや小規模運用を行う
候補を2〜3製品に絞り、同じ案件やサンプルデータで試します。タスク登録、担当変更、通知、承認、レポート作成、外部共有まで一連の操作を確認しましょう。管理者だけでなく、現場担当者、承認者、閲覧者からも意見を集めます。評価項目と点数をそろえると、印象だけに左右されません。無料プランと本契約プランで機能が異なる場合は、実際に契約予定の条件で検証できるか提供会社へ確認してください。検証期間と合否基準も事前に設定します。
入力ルールと効果指標を決めて展開する
本格導入前に、プロジェクトの作成者、タスクの粒度、必須入力項目、更新頻度、完了条件、権限申請の手順を定めます。短いマニュアルと代表的なテンプレートを用意し、質問窓口も決めましょう。展開後は、期限超過件数、更新率、会議時間、検索時間などを確認し、導入目的に近づいているか評価します。数値だけでなく利用者の負担も聞き取り、不要な項目や通知を減らしながら運用を改善することが重要です。改善内容はルールと研修資料にも反映しましょう。
プロジェクト管理ツール選びでお悩みならプロベルへご相談ください
プロジェクト管理ツールは、カンバン中心のシンプルな製品から、部門横断の可視化や高度なリソース管理に対応する製品までさまざまです。比較時は、次の点を確認しましょう。
- 管理方法・表示形式が実際の業務に合うか
- 利用人数・ゲスト数と将来の拡張に対応できるか
- 既存のチャット・カレンダー・ストレージなどと連携できるか
- 権限・認証・監査ログが自社要件を満たすか
- 必要機能・支援費・運用工数を含む総額が妥当か
依頼前には、対象業務、利用部門と人数、現在の管理方法、解決したい課題、必要な導入時期を整理しておくと、候補を比較しやすくなります。ツールだけで曖昧な責任分担や運用ルールが解消されるわけではないため、導入後の管理者と更新ルールまで設計することが大切です。
一方で、市場には多くの製品があり、自社の条件に合う候補を短期間で見極めるのは容易ではありません。プロジェクト管理ツール選びでお悩みの際は、企業の課題や要件に合う専門家探しを支援するプロベルへご相談ください。