タイムマネジメント研修おすすめ15選!仕事の生産性を向上させるカリキュラムと選び方を解説
2026年07月30日
タイムマネジメントに課題があると、優先順位が曖昧になり、重要な業務が後回しになりがちです。残業や納期遅延が続けば、社員の負担が増えるだけでなく、組織全体の生産性にも影響します。こうした状況を改善するには、個人の努力だけに頼らず、業務の可視化や優先順位付け、計画の立て方を体系的に学べる研修が有効です。
ただし、対象者や目的に合わない研修を選ぶと、学んだ内容が実務で定着しない可能性があります。本記事では、タイムマネジメント研修でおすすめの会社15社を比較し、主なカリキュラムや期待できる効果、選び方、実施の流れまで解説します。
タイムマネジメント研修とは
タイムマネジメント研修とは、社員の時間に対する意識と仕事の進め方を改善し、組織全体の生産性向上を目指す研修です。優先順位の判断基準や計画の立て方を共有することで、担当者ごとに異なる業務の進め方を整えやすくなります。
新入社員にはタスク管理や報連相の基本、若手・中堅社員には複数業務の調整、管理職には業務配分や部下への委任など、階層に応じた内容が必要です。目的を時間厳守だけに限定せず、残業削減や付加価値の高い業務への時間配分まで具体化すると、研修効果を高められます。
【比較表あり】タイムマネジメント研修でおすすめの会社15選
タイムマネジメント研修を選ぶ際は、時間管理の理論だけでなく、業務の可視化や優先順位付け、スケジュール作成まで実践的に学べるかを確認することが重要です。対象階層に応じたカリキュラムの有無や、講師派遣・オンライン・eラーニングなどの実施形式も比較しましょう。
タイムマネジメント研修におすすめの会社は、以下の15社です。
| 会社名 | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 株式会社日本コンサルタントグループ | 企業課題や対象階層に合わせて研修内容を設計できる | 自社の業務課題や人材育成方針に沿って研修を組み立てたい企業 |
| 株式会社カイシン | 対話や体験を取り入れ、受講者の主体的な行動変容を支援する | 社員が自ら時間の使い方を見直す研修を実施したい企業 |
| 株式会社イヴォーグ | 人材育成と組織開発の視点から仕事の進め方を改善する | 個人の時間管理と組織内の連携を同時に見直したい企業 |
| Zone Labo株式会社 | 現場での実践と研修後の行動定着を重視する | 学んだ内容を日常業務の改善につなげたい企業 |
| 株式会社インソース | 業務の可視化や優先順位付けを扱う階層別研修が豊富にある | 新入社員から管理職まで対象別に研修を実施したい企業 |
| 株式会社リスキル | 一般社員・営業職・管理職など、対象者別の研修を提供する | 職種や役職に応じてカリキュラムを調整したい企業 |
| 株式会社日本能率協会マネジメントセンター | 仕事の整理や週間計画、優先順位付けを体系的に学べる | 若手・中堅社員の計画力や段取り力を高めたい企業 |
| 株式会社Schoo | 動画教材を活用し、時間や場所を問わず学習できる | 多拠点や多数の社員へオンラインで研修を展開したい企業 |
| 株式会社東京リーガルマインド | 講師派遣・オンライン・eラーニングなど複数の形式に対応する | 勤務形態や対象人数に合わせて受講形式を選びたい企業 |
| 株式会社セゾンパーソナルプラス | 実際の業務を題材に計画を作成し、フィードバックを受けられる | 講義だけでなく実務に即した演習を重視したい企業 |
| ALL DIFFERENT株式会社 | 時間の使い方を診断し、改善策と実行計画の作成を支援する | 若手・中堅社員の仕事の進め方を具体的に改善したい企業 |
| 株式会社インバスケット研究所 | 優先順位設定や仕事の棚卸し、段取りを実践形式で学べる | 時間管理力と状況判断力を同時に鍛えたい企業 |
| トレノケート株式会社 | 集合研修やeラーニングなど、複数の学習形式を用意する | 若手社員の自己管理力を段階的に高めたい企業 |
| SMBCコンサルティング株式会社 | 若手・中堅社員を対象とした実務重視の研修を提供する | 突発業務への対応力や業務効率を向上させたい企業 |
| 株式会社らしさラボ | ムダの発見や作業時間の短縮、周囲との協働方法を扱う | 少人数で参加型のタイムマネジメント研修を行いたい企業 |
各社の研修内容や実施形式を比較し、自社の課題や受講対象者に合う依頼先を選びましょう。
株式会社日本コンサルタントグループ【プロベルおすすめ】

| 所在地 | 東京都新宿区下落合三丁目22-15 ニッコンビル |
| 費用 | 人材育成トータルサポート:研修講師 40万円/日(諸経費別途の場合あり)、人事制度関連の各種コンサルティング:700万〜800万円/年 |
| 事業内容 | 企業診断・改善支援、人材育成・能力開発、市場調査、地域開発、出版事業 |
| 実績 | 1956年創業、若手人材育成の実績多数。 |
株式会社日本コンサルタントグループは、研修を自社の経営課題や人材育成方針に合わせて設計したい企業に向いています。タイムマネジメントやロジカルシンキングなどのテーマに対応し、企業規模や業種、受講階層を踏まえたプログラムを提案します。研修に加えて、現状分析や業務改善に関するコンサルティングも相談可能です。
残業削減や管理職の業務配分など、自社固有の課題をカリキュラムへ反映したい場合に選びやすい会社です。株式会社日本コンサルタントグループの詳細ページを見る
株式会社カイシン【プロベルおすすめ】

出典:株式会社カイシン
| 所在地 | 愛媛県松山市住吉2-10-22 |
| 費用 | 各種研修:20万〜60万/1日、『イチガン』課題解決型チームビルディング:30万〜300万/課題、風土制度リニューアルパッケージ:360万〜600万/件 |
| 事業内容 | 組織コンサルティング |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社カイシンは、対話や体験を通じて、受講者が自ら時間の使い方を見直す研修を実施したい企業に適しています。個人のタスク管理だけでなく、組織内の連携や仕事の進め方を含めて改善を促すことが特徴です。組織開発やチームマネジメントの知見を生かし、企業の状況に応じた研修を設計します。
知識の習得にとどまらず、受講者の意識と行動の変化を重視する場合に相談しやすい会社です。株式会社カイシンの詳細ページを見る
株式会社イヴォーグ【プロベルおすすめ】

出典:株式会社イヴォーグ
| 所在地 | 愛知県名古屋市東区東桜2-4-9 ナゴヤビル103号 |
| 費用 | 30万円~50万円/月(6ヶ月) |
| 事業内容 | マネジメントエンジニアリング |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社イヴォーグは、個人の時間管理と組織全体の生産性をあわせて改善したい企業に向いています。限られた人員や時間から成果を高めるためのマネジメント視点を取り入れ、企業や管理職が抱える課題に応じた研修を提案します。現場の状況を確認したうえで、実務に取り入れやすい助言を行うのも特徴です。
管理職の業務配分やメンバーとの連携を見直し、チーム単位で仕事の進め方を整えたい場合に適しています。株式会社イヴォーグの詳細ページを見る
Zone Labo株式会社【プロベルおすすめ】

| 所在地 | 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル18F |
| 費用 | 20万円〜50万円/月 |
| 事業内容 | MVV/人事戦略策定支援、人事評価制度策定/運用支援、採用広報/ブランディング支援、オーダーメイド式業務改善/DX支援、中小/ベンチャー企業特化型マネジメント研修 |
| 実績 | 支援開始3ヶ月で組織のパフォーマンスが改善した実績など多数。 |
Zone Labo株式会社は、現場の課題を題材にした実践型のマネジメント研修を求める企業に適しています。企業文化や成長段階、受講者の役割を踏まえ、ゼロベースでカリキュラムを組み立てます。組織開発や業務改善、DX支援にも対応しており、時間管理を阻害する業務プロセスまで見直せるのが特徴です。
一般論を学ぶだけでなく、受講者が研修後に具体的な改善行動を取れる状態を目指したい企業に向いています。Zone Labo株式会社の詳細ページを見る
株式会社インソース

出典:株式会社インソース
| 所在地 | 東京都千代田区神田小川町三丁目20番地 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 講師派遣型研修事業、公開講座事業、ITサービス事業、その他事業、eラーニング・動画、映像制作、オンラインセミナー代行、コンサルティング、DX推進支援、AI・RPA導入支援、人材紹介 |
| 実績 | リーダーシップ研修の受講者数年間10,000人 |
株式会社インソースは、受講者の階層や役割に応じて研修を選びたい企業に向いています。若手社員向けには業務の可視化や優先順位付け、管理職向けには部下への業務配分や組織的な時間管理を扱います。
講師派遣、公開講座、オンライン研修など複数の形式から選択可能です。全社員へ同じ研修を行うのではなく、階層別に課題を分けて教育したい企業に適しています。
株式会社リスキル

出典:株式会社リスキル
| 所在地 | 東京都新宿区四谷4-28-4 YKBエンサインビル10F |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 企業向け社員研修事業 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社リスキルは、職種や役職に合わせてタイムマネジメント研修を実施したい企業に適しています。一般社員向けの基礎力強化メニューに加え、タスク管理、業務効率化、時間管理術などのプログラムを用意しています。
複数の対象層へ異なるカリキュラムを展開しながら、時間管理の共通基準を社内へ浸透させたい企業におすすめです。
株式会社日本能率協会マネジメントセンター

| 所在地 | 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 人材育成支援事業、出版事業、手帳事業 |
| 実績 | 導入社数約18万社以上 |
株式会社日本能率協会マネジメントセンターは、時間の短縮だけでなく、仕事そのものの進め方を見直したい企業向けです。研修では、業務分析や優先順位付け、週間計画などを用いた業務改善を扱います。
一般社員向けに加え、管理職の時間管理やマネジメントを学ぶコースも用意されています。集合研修、オンライン、eラーニング、通信教育を組み合わせ、継続的な学習環境を整えたい企業にもおすすめです。
株式会社Schoo

出典:株式会社Schoo
| 所在地 | 東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル 4階 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社Schooは、多拠点や多数の社員へタイムマネジメント研修を展開している会社です。業務効率化、仕事の優先順位付け、他者への仕事の任せ方などを動画で学べるカリキュラムを提供しています。
受講者が時間や場所を選ばず、自分のペースで学習できることが特徴です。研修会場や講師の日程を確保せず、全社員へ共通の基礎知識を浸透させたい場合に適しています。
株式会社東京リーガルマインド

| 所在地 | 東京都中野区中野4-11-10 アーバンネット中野ビル |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 対応できる範囲 | 各種国家資格・公務員試験受験指導、LEC会計大学院の開設・運営、社会人向けキャリアアップ支援事業、雇用創出、福祉・保育関連事業、人材紹介事業、他 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社東京リーガルマインドは、対象人数や勤務形態に応じて受講形式を選びたい企業に向いています。時間と業務量の把握、行動特性の見直し、実務で使える管理ツールなどを学べる研修を取り扱っています。
講師派遣、オンライン、eラーニング、複数形式を組み合わせた研修にも対応可能です。資格教育で培った教材開発力を活用し、体系的なカリキュラムを実施したい企業に適しています。
株式会社セゾンパーソナルプラス

| 所在地 | 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・43F |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 労働者派遣事業、人材紹介事業、テレマーケティング事業、官公庁事業/教育・研修事業、給与前払サービス業、振込代行サービス業、外国人労働者の就労支援業 |
| 実績 | 研修プログラム導入実績20,000件以上 |
株式会社セゾンパーソナルプラスは、受講者自身の業務を研修へ落とし込み、実践的な改善策を考えさせる会社です。タイムマネジメントの考え方や手法を学んだうえで、自分の仕事へどのように取り入れるかを整理します。
企業理念や業界特性、組織課題に応じたカスタマイズにも対応可能です。一般社員だけでなく、管理職候補やシニア社員など、対象者の役割に合わせた研修を相談したい場合にも適しています。
ALL DIFFERENT株式会社

| 所在地 | 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町ITOCiA オフィスタワー15F〔受付〕・17F〔研修会場〕・18F |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 組織開発・人材育成総合支援サービス Biz MIRAI、アセスメントサービス Discover HRシリーズ、各種研修、人材育成支援アプリ、経営支援サービス、人材紹介・採用支援サービス |
| 実績 | 支援実績累計20,000社以上 |
ALL DIFFERENT株式会社は、社員の現在の時間の使い方を診断し、具体的な改善計画を作成している会社です。研修ではタイムマネジメントの基本を学ぶだけでなく、不要な業務を見極め、限られた時間を重要業務へ配分する方法を考えます。
受講後すぐに実行できる改善策まで落とし込むのが特徴です。若手・中堅社員の仕事の進め方を見直し、組織全体の生産性向上につなげたい企業に向いています。
株式会社インバスケット研究所

| 所在地 | 東京都江東区青海2-4-32 タイム24ビル17階 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | インバスケット研修、アセスメント、コンサルティング |
| 実績 | 国内外1,400社以上への導入実績 |
株式会社インバスケット研究所は、時間管理と優先順位を判断する力を実践形式で鍛えたい企業向けです。インバスケット手法では、限られた時間内に複数の案件を処理し、対応順や判断内容を整理します。
知識を聞くだけではなく、仕事の棚卸しや優先順位設定、問題解決を疑似体験できるのが特徴です。管理職候補やリーダー層に、突発業務が重なる状況でも適切に判断する力を身につけさせたい場合に適しています。
トレノケート株式会社

出典:トレノケート株式会社
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿6丁目8番1号 住友不動産新宿オークタワー20階・27階 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | IT 技術教育、ビジネススキル教育を中心とした人材育成 |
| 実績 | 年間お取引企業数約1,400社 |
トレノケート株式会社は、タイムマネジメントをほかのビジネススキルやIT教育と組み合わせたい企業に向いています。新入社員研修などで、タスク管理、仕事の優先順位、効率的な時間の使い方を取り上げています。
オンラインLiveのほか、企業別のカスタマイズにも対応可能です。時間管理だけでなく、業務遂行力やデジタルスキルを含む育成体系を構築したい企業に適しています。
SMBCコンサルティング株式会社

| 所在地 | 東京都中央区八重洲1-3-4 三井住友銀行呉服橋ビル |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 会員事業、教育事業、コンサルティング事業 |
| 実績 | 要問い合わせ |
SMBCコンサルティング株式会社は、若手・中堅社員や管理職に実務重視のタイムマネジメント研修を提供しています。研修では業務の可視化や優先順位付けに加え、突発業務への対応、仕事の任せ方、チームの時間管理などを扱います。
公開セミナー、講師派遣、オンライン、動画ライブラリから受講方法を選べるのも特徴です。個人の業務効率化から管理職のマネジメント改善まで、対象階層に応じて研修を選定したい企業に適しています。
株式会社らしさラボ

出典:株式会社らしさラボ
| 所在地 | 東京都品川区北品川2-23-9-501 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | オーダーメイド型企業研修の開発、実施(管理職研修、営業研修、コミュニケーション研修、ストレス研修等)、オンライン講座(Udemy講師)、ビジネス書の執筆、再生バッテリーレンタル・リース事業(SDGs事業) |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社らしさラボは、参加型の研修を通じて、受講者から具体的な業務改善案を引き出したい企業に向いています。タイムマネジメント研修では、製造業の改善手法であるECRSをホワイトカラー業務へ応用し、ムダ・ムリ・ムラを見直します。
作業時間を短縮するだけでなく、周囲と協力して仕事を進める方法まで考える実践的な内容です。少人数で対話や演習を行い、研修直後から現場で改善活動を始めたい企業に適しています。
タイムマネジメント研修の選び方
・タイムマネジメント研修の選び方一覧表
| 主な選び方 | 選ぶ際のポイント |
|---|---|
| 研修の目的と対象者を明確にする | 解決したい課題と受講階層を整理し、研修後に期待する行動を具体化する |
| 実務で使えるカリキュラムか確認する | 業務の棚卸しや優先順位付けなど、受講者が実際に手を動かす演習の有無を確認する |
| オンライン・対面など受講形式を比較する | 対象人数や拠点、演習方法を踏まえ、参加しやすく学習効果を得やすい形式を選ぶ |
| 講師の実務経験と研修実績を確認する | 自社に近い業種・規模・対象階層での実績や講師の現場経験を確認する |
各項目について解説します。
研修の目的と対象者を明確にする
研修選びでは、解決したい課題と受講対象者を最初に明確にすることが重要です。残業削減、優先順位付け、納期遅延の防止、管理職の業務配分など、目的によって必要なカリキュラムは異なります。
受講者も全社員で一括せず、新入社員、若手・中堅社員、管理職などに分けて検討しましょう。事前アンケートや上司へのヒアリングで現場の困りごとを把握し、研修後に期待する行動まで設定すると、自社に合うプログラムを比較しやすくなります。
実務で使えるカリキュラムか確認する
実務で活用できる演習が含まれているかを確認することが、研修効果を高めるポイントです。理論やフレームワークを学ぶだけでは、日常業務の改善につながらない場合があります。
自分の業務を棚卸しする演習や、優先順位付け、週間計画の作成、行動計画へのフィードバックがあるかを確認しましょう。業種や部署、階層に応じて事例を変更できる研修なら、受講者が内容を自分事として捉えやすくなります。
オンライン・対面など受講形式を比較する
受講形式は、対象人数や拠点、重視する学習内容に合わせて選ぶ必要があります。複数拠点の社員が参加する場合や、通常業務への影響を抑えたい場合は、オンライン研修やeラーニングが導入しやすいでしょう。
一方、ゲームやディスカッション、個別フィードバックを重視するなら、対面研修や双方向型オンライン研修が適しています。講師派遣、公開講座、動画学習では費用体系や適正人数も異なるため、参加率や演習方法、録画・資料の有無まで比較することが大切です。
講師の実務経験と研修実績を確認する
講師を選ぶ際は、タイムマネジメントの知識に加え、業務改善や組織マネジメントの実務経験を確認しましょう。現場経験が豊富な講師であれば、計画どおりに進まない事情を踏まえ、受講者の業種や職種に応じた具体例を示せます。
研修会社の導入社数だけで判断せず、自社に近い業種、企業規模、対象階層での実績を確認することが重要です。講師プロフィールや導入事例、受講者の感想も比較すれば、研修内容と自社の課題が合っているか判断しやすくなります。
タイムマネジメント研修の主なカリキュラム
・タイムマネジメント研修の主なカリキュラム一覧表
| 主なカリキュラム | 具体的な内容 |
|---|---|
| 業務と時間の使い方を可視化する | 日常業務と所要時間を洗い出し、削減・改善すべき作業を特定する |
| 仕事の優先順位を付ける | 重要度と緊急度を基準に、着手順や委任・削減する業務を整理する |
| 計画とスケジューリングの方法を学ぶ | 期限から逆算してタスクを分解し、余裕を持った予定を組み立てる |
| 新入社員・若手・管理職別の課題に取り組む | 階層ごとの役割や実務課題に合わせて必要な時間管理スキルを学ぶ |
各カリキュラムの詳細を解説します。
業務と時間の使い方を可視化する
最初に行うべきなのは、現在の業務と時間の使い方を可視化することです。担当業務を洗い出し、メール対応や資料探し、急な依頼、会議の延長なども含めて所要時間を記録します。
記録した内容は、「成果につながる業務」「必要だが改善できる業務」「削減できる業務」に分類すると、改善すべきポイントが明確になります。実際の仕事を題材にすることで、一般的な時間管理の知識を自分の業務へ落とし込みやすくなるでしょう。
仕事の優先順位を付ける
仕事の優先順位は、重要度と緊急度を基準に整理することが基本です。代表的な手法として、タスクを4つの領域に分けるアイゼンハワー・マトリクスがあります。研修では、重要かつ緊急な業務だけでなく、重要だが緊急ではない業務にも計画的に時間を確保します。
取りやめる仕事、簡素化する仕事、他者へ委任する仕事まで検討し、期限だけでなく組織目標や顧客への影響も踏まえて順番を決めることが大切です。
計画とスケジューリングの方法を学ぶ
計画とスケジューリングでは、期限から逆算してタスクを分解し、必要な時間と完了時刻を設定します。予定を隙間なく埋めるのではなく、突発的な依頼や修正に対応できる余裕を確保することが重要です。
自分だけで完結する仕事と、他者への依頼が必要な仕事を分け、報告や確認のタイミングも計画に組み込みます。日単位だけでなく週・月単位で業務を捉えることで、締切直前に仕事が集中する状態を防ぎやすくなります。
新入社員・若手・管理職別の課題に取り組む
タイムマネジメント研修は、受講者の階層に応じて内容を変えることが重要です。新入社員向けには、期限確認やToDoリスト、報連相など、仕事を進める基本を扱います。若手・中堅社員には複数業務の調整や後輩との連携、プロジェクト管理が必要です。
管理職は自身の時間管理だけでなく、部下への権限委譲や業務の平準化、チーム全体の残業削減まで扱います。同じ内容を全階層へ提供せず、役割と実務課題に合わせて調整しましょう。
タイムマネジメント研修で期待できる効果
・タイムマネジメント研修で期待できる効果一覧表
| 期待できる効果 | 具体的なポイント |
|---|---|
| 仕事の優先順位が明確になる | 重要度と緊急度を基準に、着手・計画・委任・削減する業務を整理できる |
| 業務効率化と生産性向上につながる | ムダな作業を見直し、付加価値の高い業務へ時間を振り分けられる |
| 残業削減と働き方の改善を実現できる | 所要時間を適切に見積もり、突発業務にも対応しやすい計画を立てられる |
| 管理職の業務配分力が向上する | 部下への委任や業務の平準化を進め、チーム全体の負担を調整できる |
導入に不安を感じている方のために、期待できる効果を解説します。
仕事の優先順位が明確になる
タイムマネジメント研修を受けると、仕事の重要度と緊急度を踏まえて、取り組む順番を判断しやすくなります。緊急性の高い業務ばかりに追われていると、中長期的な成果につながる重要な仕事が後回しになりがちです。
判断基準を身につければ、すぐに対応する業務、計画的に進める業務、他者へ委任する業務、取りやめる業務を整理できます。ToDoリストの上から処理するのではなく、組織目標や顧客への影響を考慮して優先順位を決める習慣が身につきます。
業務効率化と生産性向上につながる
研修によって業務内容と所要時間を可視化すると、生産性を下げている原因を発見しやすくなります。例えば、重複作業や過剰な確認、不要な会議、複雑な承認工程などが見直しの対象です。
不要な業務の廃止、作業の統合、手順の変更、工程の簡素化を進めれば、品質を保ちながら時間を短縮できます。生み出した時間を企画や顧客対応、人材育成などへ振り分けることで、単に早く終わらせるだけでなく、同じ時間から得られる成果を増やせます。
残業削減と働き方の改善を実現できる
タイムマネジメントスキルを高めることで、残業の削減と働き方の改善が期待できます。タスクごとの所要時間を見積もり、余裕を持った予定を組めるようになるため、締切直前に業務が集中する状態を防ぎやすくなります。
急な依頼や予定変更が発生した場合も、優先順位に沿って計画を組み替えられるでしょう。ただし、残業の原因を個人の能力だけに求めるのは適切ではありません。会議時間や業務量、社内ルールなど、時間を圧迫する組織側の課題もあわせて見直す必要があります。
管理職の業務配分力が向上する
管理職向けの研修では、自分の時間管理に加えて、部下への委任やチーム内の業務配分を学べます。管理職がすべての仕事を抱え込むと意思決定が遅くなり、部下が経験を積む機会も減ってしまいます。
業務の重要度や難易度、担当者の経験を踏まえて仕事を任せ、適切なタイミングで進捗を確認することが大切です。特定の社員に業務が集中していないかも確認し、チーム全体の業務量を平準化すれば、残業削減と生産性向上を同時に進められます。
タイムマネジメント研修を実施する流れ
・タイムマネジメント研修を実施する流れ一覧表
| 研修を実施する流れ | 実施内容 |
|---|---|
| 現状の課題と研修目的を整理する | 残業や納期遅延などの実態を把握し、研修後に期待する行動を決める |
| 研修を実施して行動計画を作成する | 自身の業務を題材に改善策を検討し、実行時期を含む計画へ落とし込む |
| 実践状況を振り返り効果を測定する | 研修前後の数値や行動変化を確認し、改善策や次回施策へ反映する |
それぞれの流れを順に解説します。
現状の課題と研修目的を整理する
タイムマネジメント研修を成功させるには、導入前に現状の課題と目的を整理する必要があります。残業時間や納期遅延、会議時間、突発対応の頻度などを確認し、時間の使い方に関する問題を把握しましょう。
受講者へのアンケートや管理職へのヒアリングを行い、原因が個人のスキル不足にあるのか、業務量や社内ルールにあるのかを分けて考えることも大切です。そのうえで、優先順位の基準を統一する、重要業務へ使う時間を増やすなど、研修後に期待する行動を具体化します。
研修を実施して行動計画を作成する
研修では、知識を学ぶだけでなく、受講者自身の業務を題材に行動計画を作成します。時間の使い方を可視化し、優先順位や改善すべき作業を整理することで、実務に生かせる具体策を検討できます。
講師から一方的に方法を教わるのではなく、受講者同士で課題や改善案を共有することも重要です。最後に「午前中に重要業務の時間を確保する」「会議資料を前日までに共有する」など、実施時期と内容が明確な計画へ落とし込み、上司とも共有しましょう。
実践状況を振り返り効果を測定する
研修後は、行動計画の実践状況を振り返り、効果を測定することが重要です。実施から1ヶ月程度を目安に、残業時間や納期遅延件数、会議時間、重要業務へ使った時間などを研修前と比較します。数値だけで変化を判断しにくい場合は、上司との面談や受講者同士の共有会を活用しましょう。
実践できなかった項目は、本人の意識だけでなく、業務量や周囲の協力体制も含めて原因を分析します。結果を踏まえて目標や方法を修正し、次回の研修や社内制度の改善へつなげることが大切です。
タイムマネジメント研修でお困りの方はプロベルまでご相談を
タイムマネジメント研修には、「業務と時間の使い方を可視化する」「仕事の優先順位を整理する」「計画とスケジュールの立て方を学ぶ」「階層別の課題に対応する」など、さまざまなカリキュラムがあります。重要なのは、知名度だけで選ばず、自社の課題や受講対象者に合った研修会社を比較することです。
研修会社を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 残業削減や生産性向上など、研修目的に合っているか
- 新入社員、若手・中堅社員、管理職など、対象階層に対応しているか
- 業務の棚卸しや行動計画の作成など、実践的な演習が含まれているか
- 対面、オンライン、eラーニングから適した形式を選べるか
- 研修後の振り返りや効果測定まで支援を受けられるか
例えば、個人のタスク管理を改善したい企業と、管理職の業務配分やチーム全体の残業を見直したい企業では、適したカリキュラムが異なります。研修後に期待する行動を具体化し、講師の実務経験や同業種での支援実績も確認することが大切です。プロベルでは、企業ごとの課題や対象階層、予算、希望する実施形式を踏まえ、適したタイムマネジメント研修会社をご紹介します。
研修会社選びでお困りの方は、プロベルまでご相談ください。「プロベル」について詳細・資料請求はこちら