被評価者研修のおすすめ会社15選!|主な内容・選び方・実施するメリットを解説
2026年07月30日
人事評価の結果に納得できない社員が多い、目標設定や自己評価が形式化しているなどの課題は、評価者側だけでなく被評価者側の理解不足が原因となる場合があります。そんな企業におすすめなのが、被評価者研修です。
被評価者研修を実施すれば、人事評価制度の目的や適切な目標設定、評価面談の受け方を学び、評価を成長につなげられます。本記事では、被評価者研修におすすめの会社15選をはじめ、主な研修内容や選び方、実施するメリットを解説します。
被評価者研修とは
被評価者研修とは、人事評価を受ける社員が、評価制度の目的や自身の役割、目標設定、自己評価、評価面談の受け方を学ぶ研修です。評価者だけでなく被評価者も制度を正しく理解することで、評価を会社から一方的に受けるものではなく、自身の成長につなげる機会として捉えやすくなります。
研修では、評価基準の読み解き方や成果・行動の記録方法、根拠に基づいた自己評価などを習得します。評価者と被評価者の認識のずれを抑え、評価結果への納得感を高めるためにも有効です。
【比較表あり】被評価者研修のおすすめ会社15選
被評価者研修を選ぶ際は、評価制度の理解だけでなく、目標設定や自己評価、評価面談まで実践的に学べるかを確認することが重要です。自社の評価制度に合わせたカスタマイズの可否や、講師派遣・オンライン・eラーニングなどの実施形式も比較しましょう。
被評価者研修におすすめの会社は、以下の15社です。
| 会社名 | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 株式会社日本コンサルタントグループ | 組織課題や階層に合わせて研修内容を設計できる | 自社の評価制度や人材育成方針に沿って研修を組み立てたい企業 |
| 株式会社カイシン | 対話や体験を取り入れ、受講者の主体的な行動変容を支援する | 評価を前向きに捉える意識を社員に浸透させたい企業 |
| 株式会社イヴォーグ | 研修と組織開発を組み合わせ、社員の成長を支援する | 評価制度への理解と社内コミュニケーションを同時に改善したい企業 |
| Zone Labo株式会社 | 企業ごとの課題に合わせた体験型・対話型研修を提供する | 評価面談や目標設定を実践形式で学ばせたい企業 |
| 株式会社インソース | 目標設定編や面談編など、課題別の被評価者研修を提供する | 目標設定や自己評価など、特定の課題に絞って研修したい企業 |
| 株式会社リスキル | 評価制度の理解から目標設定、自己評価、面談まで体系的に扱う | 被評価者に必要な基礎知識を短時間で幅広く学ばせたい企業 |
| 株式会社新経営サービス | 評価制度の理解や適切な自己評価、ストレッチ目標の設定を支援する | 講師派遣型で自社の事情に沿った研修を実施したい企業 |
| アルー株式会社 | 被評価者が目標を前向きに活用するための考え方を学べる | 目標設定が形式化し、社員の主体性が不足している企業 |
| 株式会社トランストラクチャ | 自社の評価制度や評価シートを教材に反映できる | 独自の評価項目や等級制度に沿って研修を行いたい企業 |
| 株式会社日本能率協会コンサルティング | 人事制度改革の知見を生かし、被評価者研修を個別設計する | 評価制度の運用定着まで含めて支援を受けたい企業 |
| 株式会社フォーブレーン | 目標設定と自己評価を学べるeラーニングを提供する | 多拠点や多数の社員へ同じ内容を展開したい企業 |
| 株式会社セルフトランセンデンス | 被評価者研修と人事・組織コンサルティングを提供する | 評価を社員の自律的な成長につなげたい企業 |
| 株式会社パーソル総合研究所 | メンバー向けの集合研修とeラーニングに対応する | 対象人数や拠点に応じて実施形式を選びたい企業 |
| セレクションアンドバリエーション株式会社 | 人事制度設計の知見を生かし、目標設定や自己評価を実践的に扱う | 制度への納得感を高め、評価を社員の成長へつなげたい企業 |
| 株式会社リ・カレント | 集合研修、オンライン研修、動画研修から実施形式を選べる | 多拠点の社員へ研修を展開し、繰り返し学べる環境を整えたい企業 |
それぞれの企業の特徴を解説します。
株式会社日本コンサルタントグループ【プロベルおすすめ】

| 所在地 | 東京都新宿区下落合三丁目22-15 ニッコンビル |
| 費用 | 人材育成トータルサポート:研修講師 40万円/日(諸経費別途の場合あり)、人事制度関連の各種コンサルティング:700万〜800万円/年 |
| 事業内容 | 企業診断・改善支援、人材育成・能力開発、市場調査、地域開発、出版事業 |
| 実績 | 1956年創業、若手人材育成の実績多数。 |
株式会社日本コンサルタントグループは、人事制度の設計から運用支援、人材育成まで幅広く手掛ける総合経営コンサルティング会社です。評価者と被評価者の双方にとって理解しやすい制度づくりを重視し、目標管理や評価制度の運用力を高める研修にも対応しています。
企業規模や業種、評価制度の内容を踏まえたオーダーメイド型の提案を受けられるのが特徴です。既存の評価制度を社員へ浸透させたい企業や、制度の見直しと被評価者教育を一体的に進めたい企業に適しています。
株式会社カイシン【プロベルおすすめ】

出典:株式会社カイシン
| 所在地 | 愛媛県松山市住吉2-10-22 |
| 費用 | 各種研修:20万〜60万/1日、『イチガン』課題解決型チームビルディング:30万〜300万/課題、風土制度リニューアルパッケージ:360万〜600万/件 |
| 事業内容 | 組織コンサルティング |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社カイシンは、企業の経営方針や組織課題を踏まえた人材育成・組織開発を支援する会社です。経営層から一般社員まで幅広い階層の育成経験を生かし、評価制度の運用や社員の行動変容を支援します。
一方的な知識提供ではなく、対話や演習を取り入れながら、受講者が自ら考える研修を設計できるのが特徴です。被評価者の制度理解だけでなく、目標に対する主体性や社内コミュニケーションも改善したい企業に向いています。
株式会社イヴォーグ【プロベルおすすめ】

出典:株式会社イヴォーグ
| 所在地 | 愛知県名古屋市東区東桜2-4-9 ナゴヤビル103号 |
| 費用 | 30万円~50万円/月(6ヶ月) |
| 事業内容 | マネジメントエンジニアリング |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社イヴォーグは、企業の「戦略的人事部」として、採用・育成・評価・組織開発を一貫して支援する会社です。企業ごとの経営方針や組織課題を確認し、研修やコンサルティングを組み合わせた施策を提案します。
評価制度だけを切り離さず、経営理念やマネジメント、人材育成とのつながりを踏まえて支援するのが特徴です。社員の主体性を高め、評価を組織の成長や人材育成へ結びつけたい企業に適しています。
Zone Labo株式会社【プロベルおすすめ】

| 所在地 | 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル18F |
| 費用 | 20万円〜50万円/月 |
| 事業内容 | MVV/人事戦略策定支援、人事評価制度策定/運用支援、採用広報/ブランディング支援、オーダーメイド式業務改善/DX支援、中小/ベンチャー企業特化型マネジメント研修 |
| 実績 | 支援開始3ヶ月で組織のパフォーマンスが改善した実績など多数。 |
Zone Labo株式会社は、人事評価制度の設計・運用とマネジメント層の育成を支援する人事コンサルティング会社です。企業のMVVや人事戦略を確認したうえで、評価制度、研修、業務改善などを組み合わせた支援を行います。
企業の実情に合わせて研修内容を設計できるため、評価制度の説明だけでなく、目標設定や面談の演習も相談できます。中小企業やベンチャー企業で、自社の成長段階に合った評価制度と社員教育を整えたい場合に選びやすい会社です。
株式会社インソース

出典:株式会社インソース
| 所在地 | 東京都千代田区神田小川町三丁目20番地 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 講師派遣型研修事業、公開講座事業、ITサービス事業、その他事業、eラーニング・動画、映像制作、オンラインセミナー代行、コンサルティング、DX推進支援、AI・RPA導入支援、人材紹介 |
| 実績 | 公開講座のご利用社数28,402社 |
株式会社インソースは、講師派遣、公開講座、動画教材、eラーニングを展開する研修会社です。被評価者向けには、目標設定編や面談編、新規採用職員向けなど、対象者や課題に応じた複数のプログラムを用意しています。
研修では、被評価者の役割や具体的な目標の立て方、自己評価、評価面談でのコミュニケーションを学べます。必要なテーマだけを選んで受講したい企業や、少人数から公開講座を利用したい企業におすすめです。
株式会社リスキル

出典:株式会社リスキル
| 所在地 | 東京都新宿区四谷4-28-4 YKBエンサインビル10F |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 企業向け社員研修事業 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社リスキルは、企業向けの階層別研修やビジネススキル研修を提供する会社です。被評価者研修では、人事評価制度の基本、目標設定、自己評価、評価面談への準備などを体系的に学べます。
企業内研修は全国一律の料金体系を採用しており、対面とオンラインの両方に対応しています。複雑な内容に絞りすぎず、被評価者に必要な基礎知識を短時間で一通り習得させたい企業におすすめです。
株式会社新経営サービス

出典:株式会社新経営サービス
| 所在地 | 京都市下京区河原町五条西入本覚寺前町830 京都EHビル6F |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 総合経営サービス業、経営戦略・計画の策定、経営管理システムの構築、人事賃金システム構築支援、教育研修、講演・執筆活動、他 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社新経営サービスは、人事制度の構築・改定から研修、制度運用の定着まで支援する経営コンサルティング会社です。被評価者研修では、評価を受ける社員の役割や制度の目的、目標設定、自己評価の方法などを扱います。
社員説明会や評価者研修、評価調整会議と組み合わせ、制度の導入後まで支援を受けることも可能です。研修だけでなく、評価項目や運用方法の見直しから相談したい中小企業に適しています。
アルー株式会社

出典:アルー株式会社
| 所在地 | 東京都千代田区九段北一丁目13番5号 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 人材育成事業 |
| 実績 | 年間受講者数122,913名 |
アルー株式会社は、企業の人材育成課題に合わせた研修やeラーニングを提供する会社です。被評価者向け目標設定活用研修では、目標管理の意義を理解し、自身の成長につながる目標を考える方法を学べます。
自社の人事評価制度や課題を確認したうえで、プログラムを提案してもらえるのも特徴です。社員が目標を受け身で捉えている企業や、期首の目標設定を実際の行動へ結びつけたい企業に向いています。
株式会社トランストラクチャ

| 所在地 | 東京都千代田区麹町5-4 JPR麹町ビル |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 調査・診断サービス、人事制度設計サービス、人事制度導入・運用サービス、人材開発関連サービス、雇用施策関連サービス |
| 実績 | 20以上の業界実績 |
株式会社トランストラクチャは、組織・人事分野に特化したコンサルティング会社です。被評価者研修では、評価制度の意義と内容を理解し、適切な自己評価や目標設定を行うための知識を学びます。
企業の評価シートや目標管理制度を踏まえ、研修、ワークショップ、評価データ分析を組み合わせた支援も可能です。自社独自の評価制度に合わせて教材を調整し、研修後の運用改善まで進めたい企業に適しています。
株式会社日本能率協会コンサルティング

| 所在地 | 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル7階 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 経営コンサルティング、人材育成、組織開発、企業内研修など |
| 実績 | 年間平均クライアント数1,400社 |
株式会社日本能率協会コンサルティングは、経営改革や組織・人事改革を支援するコンサルティング会社です。被評価者研修では、制度理解や自己評価に加え、自身の成長課題を抽出してアクションプランを立てるところまで扱います。
受講者数や勤務シフト、評価制度の運用状況に応じて、企業ごとに実施方法を提案してもらえます。評価結果への納得感を高めるだけでなく、その後の行動改善まで研修に含めたい企業におすすめです。
株式会社フォーブレーン

出典:株式会社フォーブレーン
| 所在地 | 東京都千代田区神田須田町1-16 RAXA神田須田町402 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 人事労務に関するコンサルティング業務、各種職員研修の企画・制作・講師派遣、eラーニングの提供 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社フォーブレーンは、大学や病院、研究機関における人事労務支援を得意とする会社です。eラーニングのラインナップに被評価者研修があり、パソコンなどから場所を選ばず受講できます。
会場や講師の手配が不要なため、多数の職員へ共通の基礎教育を実施しやすいのが特徴です。教育・医療・研究機関で、勤務時間や勤務地の異なる職員へ被評価者教育を展開したい場合に適しています。
株式会社セルフトランセンデンス

| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1丁目12-12 ルネスE.B.I 8F |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 組織開発・人材開発 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社セルフトランセンデンスは、人と組織の成長を目的としたコンサルティングや社員研修を提供する会社です。被評価者研修では、評価制度を単なる査定として捉えず、自身の成長やキャリア形成に活用する考え方を学びます。
目標設定や自己評価に加え、上司との対話やフィードバックの受け止め方を扱えるのが特徴です。社員に評価への主体的な関与を促し、自律的に行動する人材を育てたい企業に向いています。
株式会社パーソル総合研究所

| 所在地 | 東京都江東区豊洲三丁目2番20号 豊洲フロント7階 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 調査・研究、組織・人事コンサルティング、人材開発・組織開発に関するサービスの提供 |
| 実績 | 要問い合わせ |
株式会社パーソル総合研究所は、人材開発と組織開発、調査研究を展開する会社です。目標管理・人事評価研修では、被評価者と評価者の双方を対象に、制度の意義や目標設定、フィードバックを学ぶプログラムを提供しています。
被評価者向けプログラムはeラーニングでも実施できるため、対象人数や拠点に応じた展開が可能です。評価者と被評価者の認識をそろえ、目標管理制度を組織全体へ浸透させたい企業に適しています。
セレクションアンドバリエーション株式会社

| 所在地 | 東京オフィス 東京都千代田区丸の内2丁目2番1号岸本ビル7階 xLINK 丸の内パレスフロント内 大阪オフィス 大阪府大阪市西区西本町1丁目2-17 本町グランドビル 7階 名古屋オフィス 愛知県名古屋市西区名駅2丁目34-17 セントラル名古屋1101号 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 従業員向け人事コンサルティング、経営幹部(取締役・執行役員)向け人事コンサルティング、各種教育研修、人材紹介 |
| 実績 | 支援実績企業数400社以上 |
セレクションアンドバリエーション株式会社は、人事制度の設計や運用定着、組織・人材開発を支援する人事コンサルティング会社です。被評価者研修では、評価制度の目的や構造を理解したうえで、目標設定、自己評価、評価面談での対話方法を実践的に学びます。
事前に自社の評価制度や社員の理解度を確認し、階層別研修や評価者との合同ワーク、研修後のサーベイなどを組み合わせることも可能です。評価制度への不信感や受け身の姿勢を改善し、評価結果を社員のキャリア形成や行動変容につなげたい企業に適しています。
株式会社リ・カレント

出典:株式会社リ・カレント
| 所在地 | 東京都新宿区新宿2-1-9 @WORK SHINJUKUGYOEN 6階 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 事業内容 | 企業内研修、人材開発コンサルティング、組織開発コンサルティング、組織調査・人事設計 |
| 実績 | 支援実績500社以上 |
株式会社リ・カレントは、企業の課題に合わせた研修を提供する人材育成会社です。被評価者向けの動画研修では、制度の基本や評価を受ける側の役割を、時間や場所を選ばず学べます。
基礎知識を動画で共通化したうえで、社内の評価シートを使った演習や説明会を組み合わせることも可能です。多拠点の社員へ研修を展開したい企業や、期首・期末に繰り返し学習できる環境を整えたい企業に適しています。
被評価者研修で学ぶ主な内容
・被評価者研修で学ぶ主な内容一覧表
| 主な内容 | 具体的なポイント |
|---|---|
| 人事評価制度の目的と全体像 | 制度の目的や評価期間の流れ、評価基準、評価者と被評価者の役割を理解する |
| 適切な目標設定の方法 | 組織方針と個人目標を結びつけ、達成度を判断できる具体的な目標を立てる |
| 期中の進捗管理と行動記録 | 目標の進捗や成果、行動を記録し、必要に応じて計画を修正する |
| 客観的な自己評価の方法 | 評価基準と具体的な事実をもとに、成果や行動を適切に振り返る |
| 評価面談の受け方 | 評価結果の根拠を確認し、今後の成長や行動改善につなげる |
初めて被評価者研修を導入する方のために、それぞれ解説します。
人事評価制度の目的と全体像
人事評価制度の目的と仕組みを理解することが、評価を成長に活用するポイントです。人事評価は給与や昇進を決めるだけでなく、組織目標の達成や人材育成、適切な処遇を支える役割があります。
研修では、評価期間の流れや評価項目、等級、評価基準に加え、評価者と被評価者それぞれの役割を確認します。自社の評価制度や評価シートを教材に取り入れると、一般的な知識だけでなく、実際の運用方法まで理解しやすくなるでしょう。
適切な目標設定の方法
適切な目標設定には、組織や部署の方針と個人の業務を結びつけることが重要です。「積極的に取り組む」などの曖昧な表現では、評価期間終了後に達成度を客観的に判断できません。
研修では、何を、いつまでに、どの程度、どのような方法で達成するのかを具体化します。SMARTの法則や定量目標・定性目標の違いを学び、実際の業務を題材に目標を作成すれば、期首の目標設定面談にも活用できます。
期中の進捗管理と行動記録
期中の成果や行動を継続的に記録することで、根拠のある自己評価につなげられます。期末の記憶だけに頼ると、重要な実績を見落としたり、直近の出来事に評価が左右されたりするためです。
研修では、目標に対する進捗の確認方法や業務実績の記録、計画と実績に差が生じた場合の対応を学びます。中間面談や1on1で上司と認識をすり合わせれば、期末に双方の見解が大きく食い違う事態も防ぎやすくなります。
客観的な自己評価の方法
自己評価では、努力したという印象ではなく、評価基準と具体的な事実に基づいて振り返る必要があります。自己評価が高すぎても低すぎても、評価者との認識にずれが生じ、成果を適切に把握できません。
研修では、業務の成果とプロセスを分け、数値や行動記録、顧客からの反応などを根拠として整理します。ケーススタディや評価シートへの記入演習を取り入れることで、評価対象となる事実を見極める力も養えます。
評価面談の受け方
評価面談は、結果を聞くだけでなく、今後の成長課題や行動を確認するための場です。面談前に実績や質問を整理しておけば、限られた時間の中でも評価者と具体的な対話が可能です。
研修では、意見を論理的に伝える方法やフィードバックの受け止め方、話を聴く姿勢を学びます。希望した評価と異なる場合も感情的に反論せず、評価の根拠や期待される行動を確認することで、次期の目標や能力開発へつなげられます。
被評価者研修の実施形式
・被評価者研修の実施形式一覧表
| 実施形式 | 特徴 | 向いている企業 |
|---|---|---|
| 講師派遣型研修 | 自社の評価制度や評価シートを反映し、社内向けに研修を実施する | 独自制度に沿って全社員の認識を統一したい企業 |
| 公開講座 | 研修会社が設定した日時に、複数企業の受講者と学ぶ | 少人数の社員を必要なタイミングで受講させたい企業 |
| eラーニング・動画研修 | 時間や場所を選ばず、共通の教材を継続的に配信できる | 多拠点や勤務時間の異なる社員へ一斉に教育したい企業 |
各形式の特徴を解説します。
講師派遣型研修
講師派遣型研修は、自社の評価制度に沿った内容を全社員へ伝えたい企業に適しています。講師を社内へ招くほか、オンラインで自社専用の研修を実施してもらう方法もあります。評価シートや等級基準、実際の業務事例をカリキュラムに反映しやすく、目標設定や面談の演習も行えるのが魅力です。
一方で、内容の設計や日程調整に時間がかかり、費用も個別見積もりとなる場合があります。
公開講座
公開講座は、少人数の社員へ必要な知識を学ばせたい場合に選びやすい形式です。研修会社が指定した日時や会場、オンライン環境で、ほかの企業の受講者と一緒に学びます。
1名から参加できる講座も多く、講師派遣を依頼するほど対象者が多くない企業に向いています。ただし、自社独自の評価基準までは詳しく扱いにくいため、受講後に人事担当者が社内制度との違いを補足することが必要です。
eラーニング・動画研修
eラーニング・動画研修は、多拠点の社員へ同じ内容を効率よく展開したい企業に適しています。社員はパソコンやスマートフォンから受講できるため、勤務場所や時間が異なっていても教育しやすい形式です。
受講履歴や理解度テストを管理できるサービスなら、未受講者への案内や習得状況の確認も行えます。ただし、目標作成や面談対応の実践力を高めるには、集合研修や社内ワークショップと組み合わせることが効果的です。
被評価者研修を実施するメリット
・被評価者研修を実施するメリット一覧表
| 主なメリット | 具体的なポイント |
|---|---|
| 人事評価制度への理解と納得感が高まる | 評価基準や運用ルールを理解し、評価結果を事実に基づいて受け止めやすくなる |
| 社員が主体的に目標へ取り組める | 組織目標と自身の業務を結びつけ、進捗管理や行動改善を自ら進めやすくなる |
| 評価面談の質が向上する | 面談前の準備やフィードバックの受け止め方を学び、成長につながる対話ができる |
| 社員の自律的な成長を促せる | 評価結果を振り返り、強みや課題を次の能力開発へ反映できる |
それぞれのメリットを解説します。
人事評価制度への理解と納得感が高まる
被評価者研修を実施すると、社員が人事評価制度の目的や評価基準を理解し、結果への納得感を高めやすくなります。制度を十分に理解していない社員は、評価を上司の主観や会社からの一方的な評価として受け止めかねません。
研修を通じて、何が評価され、どのような成果や行動が求められているかを把握すれば、評価者と基準や事実に沿って話し合えます。評価結果に至った理由も確認しやすくなり、制度に対する不信感の軽減につながります。
社員が主体的に目標へ取り組める
被評価者研修は、社員が目標を自分の業務や成長と結びつけ、主体的に取り組むきっかけになります。会社や上司から与えられた目標をそのまま受け入れるだけでは、日々の行動へ落とし込みにくいためです。
組織目標とのつながりや達成基準が明確になれば、優先すべき業務を判断しやすくなります。期中も自ら進捗を確認し、必要なタイミングで上司へ相談することで、目標管理の形骸化も防げます。
評価面談の質が向上する
被評価者が面談の目的や準備方法を理解すると、評価面談を結果通知だけで終わらせず、今後の行動を話し合う場にできます。面談前に実績や課題、確認したい内容を整理しておけば、限られた時間も有効に使えます。
評価者からのフィードバックに対しても、感情的に否定するのではなく、根拠や期待される行動を確認できるのがメリットのひとつです。評価者研修とあわせて実施すれば、双方が面談の目的を共有でき、より具体的な対話につながります。
社員の自律的な成長を促せる
被評価者研修は、人事評価を社員自身の成長や能力開発に活用する土台をつくります。評価を受け身で捉えていると、結果を確認するだけで終わり、その後の行動改善へつなげられません。
研修では、目標設定から進捗管理、自己評価、フィードバックまでの流れを振り返ります。自分の強みや不足している能力を客観的に把握し、次に取り組む行動を具体化することで、上司の指示を待たずに成長へ向けて動きやすくなります。
被評価者研修に関するよくある質問
被評価者研修の実施時期や形式は、自社の評価スケジュールや社員が抱える課題に合わせて決める必要があります。
よくある質問について、以下で解説します。
被評価者研修はいつ実施するのがおすすめですか?
被評価者研修は、人事評価制度を新設・改定した時期や、期首の目標設定前に実施するのがおすすめです。評価期間が始まる前に制度の目的や目標設定の方法を学ぶことで、社員が評価プロセスへ適切に関われます。
目標設定から自己評価、評価面談までをまとめて扱う場合は期首に実施し、期末前に復習の機会を設けると定着しやすくなります。自己評価や面談に課題がある企業では、評価シートの記入や面談が始まる1カ月程度前にテーマを絞って行う方法も有効です。
被評価者研修はeラーニングだけでも効果がありますか?
eラーニングだけでも、評価制度の目的や基本ルールを伝える効果は期待できます。一方、具体的な目標設定や自己評価、評価面談での対応力は、動画視聴だけでは身につきにくい場合があります。
eラーニングで基礎知識を学んだ後に、評価シートの記入演習や社内ワークショップ、面談練習を組み合わせると効果的です。
被評価者研修を導入したい方はプロベルまで
被評価者研修には、「人事評価制度の目的を理解する」「適切な目標を設定する」「成果や行動を記録して自己評価へ反映する」「評価面談を今後の成長に活用する」など、さまざまな学習内容があります。重要なのは、研修会社の知名度や費用だけで選ぶのではなく、自社の評価制度や社員が抱える課題に合ったプログラムを選ぶことです。
たとえば、目標設定が曖昧な企業と、評価面談で認識のずれが生じている企業では、優先して学ぶべき内容が異なります。被評価者研修を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 自社の評価制度や評価シートを研修へ反映できるか
- 目標設定や自己評価を実践形式で学べるか
- 講師派遣、公開講座、eラーニングから適切な形式を選べるか
- 研修後の振り返りや定着支援が用意されているか
評価者研修とあわせて実施すると、上司と部下の双方が評価制度の目的を共有しやすくなります。
プロベルで自社に適した研修会社を比較し、人事評価を社員の成長や行動改善につなげましょう。