新卒採用イベントの費用はいくら?公開料金例と総額の見積もり方を解説
2026年11月02日
※本記事は当社独自の基準に基づき作成・編集しており、【プロベルおすすめ】と記載があるものは、プロベル有料掲載社のプロモーションが含まれます。
新卒採用イベントの予算は、出展料だけでは決まりません。同じ金額でも、会える学生や面談の仕組み、準備・開催後の支援が異なるためです。自社の採用対象に合うかを確かめたうえで、制作費や旅費、社員の対応時間まで見積もる必要があります。
この記事では、主催者が公表する料金例を紹介し、見積もりの比較方法と総費用の計算を解説します。条件の異なる料金を一律の相場に置き換えず、稟議で説明できる予算と費用対効果を考えていきましょう。
新卒採用イベントの費用は出展料と追加費を分けて考える
予算を組むときは、外部に支払う金額と、社内で対応する時間を分けて整理すると見落としを防げます。出展料の請求書には含まれなくても、資料づくりや学生への連絡には社員の時間が必要です。
まず現金支出の見込みを集計し、次に社内工数の評価額を加えます。この二つを区別しておくと、支払予算と、社内の負担を含めた総イベント関連費用の両方を説明できます。
外部イベントへの出展・参加で支払う費用
外部のイベントでは、主催者に支払う出展枠や参加枠の料金が起点になります。そこに、自社で用意する配布資料や装飾、担当者の交通・宿泊などを加えた額が、出展に伴う外部支出です。何が出展料に含まれるかは、主催者の見積もりで確かめましょう。
例えば、資料のデザインと印刷を外注する場合、その請求額は外部支出に計上します。一方、社内担当者が原稿を考え、内容を確認する時間は社内工数です。外注費に含まれる作業を再び社員の工数として足さず、自社が実際に担う作業だけを集計すると二重計上を避けられます。
自社開催で予算化する費用
自社で説明会や採用イベントを開く場合は、会場・設備または配信環境、集客、資料制作、企画運営、開催後の対応を一つずつ見積もります。主催者へまとめて払う出展料がなくても、その分の準備を自社が引き受けるため、社内施設を使うだけで総費用がゼロになるわけではありません。
オンライン開催に切り替える場合も、会場費の削減額だけで判断しないことが大切です。配信用の機材や運営支援、映像制作、事前テストに費用と時間がかかる場合があります。対面とオンラインの両案で、同じ目的を実現するために必要な費目を並べると比較しやすくなります。
公開料金例から分かるイベント費用の違い
主催者の公表料金は、予算を検討する入口になります。ただし、次の例は対象学生や開催条件、料金の示し方が異なります。金額の大小をそのままサービスの優劣にせず、自社が検討する回の条件を問い合わせるために使いましょう。
イベントの公表例 | 公表額・単位・税 | 対象・開催条件 |
キャリタス就活フォーラム | リアル開催30万円〜/オンライン開催30万円〜。税区分は掲載ページに明記なし | エリア・会期・仕様で出展金額が異なる |
ウェルハンティング | 公式FAQ:35万〜40万円(税抜)。課金単位・適用回は要確認 | イベント内容で費用が異なる逆求人型 |
エフラボ 2027年飲食合説 | 東京44万円/福岡33万円(ともに税込の出展料金) | 飲食業界向け。地域・開催回ごとの条件で確認 |
これらは2026年11月2日に確認した公表例です。税区分や契約単位がそろっていないため、平均額や最安値は算出していません。実際の予算は、希望する開催回の見積もりに置き換えて決めてください。
逆求人型は学生層・面談設計と一緒に料金を見る
逆求人型では、学生のプロフィールや自己PRを見て、企業が話したい相手に働きかけます。費用の比較では、参加する学生の志向や、面談でどの程度対話できるかも確認したいところです。対象外の学生との接触が増えても、自社が必要とする採用にはつながらないためです。
ウェルハンティングの公式FAQは、イベント内容により35万〜40万円(税抜)と案内しています。同サービスには選抜を経た学生との30分の1対1面談という特徴がありますが、FAQの金額を特定回の正式見積もりとはみなせません。適用するイベント、料金の単位、含まれる支援を一緒に確かめましょう。
また、同FAQの「25名前後」はイベント全体の学生参加目安です。自社が全員と面談できる人数や、採用できる人数を表すものではありません。
合同出展は地域・開催回・対象業界で料金を確認する
キャリタス就活フォーラムは、リアル・オンラインとも30万円〜と公表し、エリア・会期・仕様によって金額が異なるとしています。掲載ページには税区分の明記がないため、税込と税抜のどちらかを推定せず、見積もりで確認する必要があります。
飲食業界に特化したエフラボの2027年飲食合説では、東京は44万円、福岡は33万円と、地域別の税込出展料金が示されています。東京・福岡の案内にある40社は出展企業数で、学生の来場数や自社の接触人数ではありません。
同じ「合同説明会」でも、幅広い業界の学生と出会う場と、飲食業界を志望する学生に向けた場では採用上の役割が異なります。募集職種や勤務地に合うかを先に確かめ、そのうえで当日の人員や移動費を含めて比較するとよいでしょう。
パッケージは1回単価だけでなく総支払額で比べる
複数回の参加をまとめて契約する場合は、1回当たりの表示額に加え、契約総額と自社が利用できる回数を確認しましょう。使わない参加枠が残れば、表示単価が低くても、必要な回だけ単発で申し込む場合より支払額が増える可能性があります。
見積もりでは、利用期限、選べる開催回、日程変更や振替、未使用枠の扱い、キャンセル条件を尋ねておくと判断しやすくなります。自社が面談担当者を出せる日と対象学生に会える回を照らし、実行できる参加計画を作ってから契約回数を決めることが大切です。
見積もりは同じ条件にそろえて比較する
見積書を受け取ったら、最初に自社が買う接触機会と、支払う総額をそろえます。料金が安く見えても、必要な準備や開催後の対応が別契約なら、自社の負担は増えるためです。次の確認表を使うと、主催者ごとに異なる説明を比較しやすくなります。
確認項目 | 主催者へ尋ねる内容 | 比較するときの見方 |
対象 | 卒年、専攻、希望職種、勤務地への関心 | 自社の募集条件に合う学生と会えるか |
接触機会 | 全体参加人数、自社の面談枠、面談時間、欠席時の扱い | 予定人数と保証される内容を分ける |
料金の単位 | 1社1回、1枠、複数回などの契約範囲 | 必要回数で支払総額をそろえる |
追加負担 | 税、必須オプション、別契約、成果報酬の有無 | 参加に必要な支出を合算する |
支援と自社業務 | 資料準備、当日の運営、開催後のフォローの分担 | 外注範囲と社内工数を対応させる |
変更・中止 | 振替、キャンセル、未使用枠の扱い | 実施できない場合に残る支払義務を確認する |
この表は見積もりを確認するための項目例です。すべてのイベントにオプションや成果報酬があるという意味ではありません。提示されたプランで発生するものと、発生しないものを主催者に確認してください。
対象卒年・学生属性・接触人数をそろえる
まず、対象卒年や募集職種、学生が希望する勤務地を伝え、自社の採用条件との適合を確認します。次に、全体の参加予定人数と、自社が実際に話せる人数・時間を分けて尋ねましょう。来場者が多い会場でも、自社のブースに来る人数が同じだけ増えるとは限りません。
例えば、自由にブースを回る形式と、あらかじめ面談枠を組む形式では、自社が確保する接点の仕組みが異なります。過去の来場実績、当日の参加予定、契約で約束される面談枠を同じ「人数」として並べず、欠席が出た際の対応までそろえると料金の意味が見えてきます。
税込総額・必須オプション・成果報酬を確認する
出展料を比べる際は、「1社1回なのか」「ブースや面談の1枠なのか」「複数回契約なのか」を先にそろえます。さらに税区分、必須の備品や装飾、媒体掲載など別契約の要否、採用時の成果報酬の有無を確認し、参加に必要な税込総額を出してもらいましょう。
支援の範囲も金額と対応させておくと、自社に残る作業を見積もれます。例えば面談準備の支援が付くプランでも、社員への日程共有や選考判断まで代行されるとは限りません。主催者と自社の担当作業を書き出し、追加支援を頼む場合の料金と、自社で担う場合の時間を比べて選びます。
費用対効果は接触から入社まで分けて判断する
イベントの費用対効果は、支払った金額と来場者数だけでは判断できません。自社が接触した学生が、その後の選考や入社へどの程度進んだかを追うと、費用をかけるべき段階が分かります。以下は、社内で評価するための計算方法です。
見たい段階 | 計算方法 | 分かること |
学生との接触 | 総イベント関連費用÷自社が接触した人数 | 接点を作るためにかけた費用 |
選考への移行 | 総イベント関連費用÷選考参加人数 | 選考機会につながった段階の費用 |
入社 | 総イベント関連費用÷入社人数 | 入社結果まで含めた当該イベントの費用 |
分母はイベント全体の来場者ではなく、自社の記録を使います。同じ卒年・集計期間で、重複する学生や複数の採用経路の扱いも決めておきましょう。ここで求めるのは当該イベントに関する費用であり、媒体費や紹介料などを全体で集計する企業全体の採用単価とは区別します。
総費用の計算例から予算と採用単価を照合する
次の表は、計算方法を示すためだけの架空の例です。各金額・時間・人数は、先ほどの公表料金や主催者の実績を使ったものではありません。外部支出はすべて税込と仮定します。
費目 | 仮定の金額 | 計算上の扱い |
出展料 | 40万円 | 外部への現金支出 |
制作・旅費等 | 10万円 | 外部への現金支出 |
外部支出の合計 | 50万円 | 支払予算として確認 |
社内工数の評価額 | 20時間×3,000円=6万円 | 工数を評価した額。追加の現金支出とは区別 |
工数を含めた総費用 | 50万円+6万円=56万円 | イベント関連費用の全体を評価 |
このイベントを経て2人が入社したと仮定すると、工数込みの費用は56万円÷2人=28万円/人です。支払予算は50万円、工数を含めた評価は56万円なので、稟議では両者を分けて示すと、必要資金と社内負担を説明できます。入社が0人の場合、1人当たりの費用は算出できず、0円とは扱いません。
この結果を自社の予算や目標と照合し、接触から選考参加、内定承諾、入社までのどこで進みにくくなったかを調べます。接触はできたが選考に進まないなら、参加回数を増やす前に、当日の説明や次の選考案内を見直す余地があります。まだ選考途中の学生がいる段階では、最終的な入社人数が確定した結果として評価しないようにしましょう。
削減する費用と残す費用を見極める
費用を抑えるなら、使わない装飾や参加枠、同じ資料を何度も作る作業などから見直すとよいでしょう。自社が必要な接点を保ちながら、余剰な支出や重複作業を減らす考え方です。
一方、当日の面談時間や開催後の連絡を一律に削ると、学生の疑問に答えられず、次の選考への案内が遅れるおそれがあります。外部支出だけが減っても社内の作業が増える場合があるため、変更案は総費用と対応体制の両方で評価します。オンラインへの切り替えも、実際に減る費目と新たに必要な費目を比べて判断しましょう。
採用対象に合うイベント提供元の比較候補
費用と自社の負担を整理したら、採用したい学生に会える提供元を絞りましょう。ここでは、学生との個別対話、ITエンジニア採用、飲食業界という違いから3社を紹介します。対象や支援範囲が異なるため、価格や採用成果の順位を付けた比較ではありません。
提供元 | 対象と接触設計 | 料金の公開状況 |
ルビーイン株式会社【プロベルおすすめ】 | 学生の志向性別の逆求人型。1対1の面談 | 公式FAQに35万〜40万円(税抜)の公表例。適用条件は要確認 |
株式会社逆求人|ITエンジニア学生との1on1イベント | ITエンジニア志望学生の自己PRと個別面談 | 要問い合わせ |
株式会社ジェイオフィス東京|エフラボ | 飲食業界志望学生に向けた合同説明会 | 2027年飲食合説の東京44万円、福岡33万円(いずれも税込) |
【プロベルおすすめ】ルビーイン株式会社|ウェルハンティング

サービス名 | ウェルハンティング |
対象学生 | 選抜を経た学生。志向性別にイベントを分類 |
開催方式・面談設計 | 学生のPR等を踏まえて相手を選び、30分の1対1面談 |
公表料金と課金単位・税区分・適用条件 | 公式FAQの公表例:35万〜40万円(税抜、イベント内容で異なる)。適用回・課金単位・支援範囲は見積もりで確認 |
公式サイト |
ルビーイン株式会社のウェルハンティングは、選抜を経た学生のプロフィールや自己PRを踏まえて、企業が話したい相手を選ぶ逆求人型イベントです。1対1で対話するため、一斉の説明では伝えきれない仕事内容や価値観を、相手の関心に合わせて説明する場として検討できます。
公式には、企業の魅力の整理や面談練習、開催後の振り返り・学生へのフォローも案内されています。料金を比べる際は、当日の面談枠に加え、準備と開催後のどこまで支援を頼めるかを見積もりへ対応させるとよいでしょう。
公式FAQの公表額はイベント内容で異なり、自社が利用する回の統一料金ではありません。具体的な回と契約単位を伝えて確認し、自社の面談担当やその後の選考対応も予算に含めて検討します。
筆者・監修者のおすすめポイント
学生一人ひとりとの対話を重視し、面談の準備から開催後の選考につなぐ支援まで、まとめて相談したい企業の候補です。
株式会社逆求人|ITエンジニア学生との1on1イベント

サービス名 | 逆求人イベント |
対象学生 | ITエンジニア職を志望する学生 |
開催方式・面談設計 | 学生の自己PRと1on1面談。対面・オンラインの別は公式サイトで確認できず |
公表料金と課金単位・税区分・適用条件 | 要問い合わせ。確認した公式ページに料金・参加人数の記載なし |
公式サイト |
株式会社逆求人は、ITエンジニア職を志望する学生が、目指すエンジニア像を自己PRし、企業と1on1で話すイベントを案内しています。募集ポジションで必要とするスキルや経験だけでなく、学生がどんな仕事をしたいのかを対話で確かめたい場合の候補です。
同社には、学生のプロフィールを見てメッセージを送る逆求人サイトもありますが、当日の対話を行うイベントとは別のサービスです。問い合わせではイベントへの参加を検討していることを伝え、対象学生、開催方式、面談枠、料金を確認しましょう。確認した公式ページには具体的な料金や参加人数の記載がないため、他社の金額を当てはめて予算化しないことが大切です。
筆者・監修者のおすすめポイント
ITエンジニア採用で、学生の志向やスキルを直接の対話で確かめる機会を探している企業に向いています。
株式会社ジェイオフィス東京|エフラボ

画像出典:ジェイオフィス東京のエフラボ合同企業説明会公式ページ
出典:エフラボ 合同企業説明会
サービス名 | エフラボ 合同企業説明会 |
対象学生 | 飲食業界を志望する専門学校生・大学生・高校生等 |
開催方式・面談設計 | 地域別に会場を設ける合同説明会。学生参加人数は公式サイトで確認できず |
公表料金と課金単位・税区分・適用条件 | 2027年飲食合説の出展料金:東京44万円・福岡33万円(ともに税込)。地域・開催回の条件を確認 |
公式サイト |
株式会社ジェイオフィス東京が案内するエフラボの合同企業説明会は、飲食業界を志望する専門学校生・大学生・高校生等に向けた場です。飲食の仕事に関心を持つ学生へ、職場や募集職種を具体的に伝えたい企業の比較候補になります。
2027年の東京飲食合説は出展44万円(税込)と公表されています。東京の案内にある各40社は出展企業数であり、自社が会える学生数ではありません。地域や開催回によって料金・条件が異なるため、希望会場の出展料に社員の移動や資料制作などを加えて比較しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
飲食業界を志望する学生との接点を重視し、募集地域に合う会場の出展費を確かめて参加したい企業の候補です。
新卒採用イベントは公表料金と自社の総費用を合わせて検討しよう
新卒採用イベントの公表料金は、予算検討の入口です。自社が採用したい学生に会えるか、どのように対話できるか、準備や開催後の支援がどこまで含まれるかを確かめ、希望回の見積もりで比較しましょう。
そのうえで、出展料と追加の外部支出、社員の対応時間を分けて集計すれば、支払予算と総費用の両方が見えてきます。実施後は、接触から選考参加・入社までの自社の結果を追い、次回に残す費用と見直す費用を判断することが大切です。
自社の採用対象や対応体制に合うイベント・支援を絞りにくい場合は、プロベルへご相談ください。予算だけでなく、学生との接点や自社で担える業務も整理しながら、依頼先を検討できます。