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プロセスマネジメント研修おすすめ13選!主なテーマ・依頼前に決めること・よくある失敗を解説

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プロセスマネジメント研修おすすめ13選!主なテーマ・依頼前に決めること・よくある失敗を解説

2026年08月27日

プロセスマネジメント研修は、営業活動の属人化や部門間の手戻り、業務の標準化といった課題を解消し、組織全体の業務プロセスを継続的に改善するために役立ちます。
しかし、研修の対象は、営業プロセスの改善に特化したものから、部門横断の業務変革、管理職によるKPI運用までさまざまです。
自社の課題と研修内容が合っていなければ、業務フローを作成しただけで終わり、現場の改善につながらない可能性もあります。
本記事では、プロセスマネジメント研修のおすすめの13社を比較するとともに、主な研修テーマや依頼前に決めておくこと、研修会社の比較ポイント、よくある失敗まで解説します。

プロセスマネジメント研修は目的別に3タイプに分かれる

タイプ 主な目的
営業プロセス型:商談化率・受注率を高める 営業工程を可視化し、商談化率や受注率の改善につなげる
業務変革型:部門横断の流れを再設計する 部門をまたぐ業務を可視化し、手戻りや待ち時間を減らす
管理職実践型:KPIと改善サイクルを運用する KPIや役割分担を設計し、継続的な改善を仕組み化する

それぞれのタイプ別に特徴を解説します。

営業プロセス型:商談化率・受注率を高める

営業プロセス型は、営業活動を工程ごとに可視化し、商談化率や受注率を高めたい企業に適しています。
見込み顧客の抽出から接触、商談、提案、受注までを段階に分け、案件数・転換率・滞留日数などから改善すべき工程を特定します。
単に営業担当者の行動量を増やすのではなく、失注や停滞が発生する原因を分析し、標準行動や管理職による支援方法まで設計するのがポイントです。
営業成果が担当者によって大きく異なる企業は、自社の案件データを使ったファネル管理やパイプライン管理の演習が含まれているか確認しましょう。

業務変革型:部門横断の流れを再設計する

業務変革型は、複数部門をまたぐ業務を整理し、全体の流れを効率化したい企業におすすめです。
受注から納品、申請から承認、問い合わせから解決までをひとつのプロセスとして捉え、待ち時間・重複作業・手戻り・過剰な承認・転記などの非効率を分析します。
そのうえで、現状の業務フローを可視化し、改善後のあるべきプロセスを設計します。
個別部署の改善だけでは解決できない課題を抱えている場合や、BPR・DXの前に業務を整理したい場合は、現状分析だけでなく変革テーマや実行計画まで作成できる研修を選ぶことが大切です。

管理職実践型:KPIと改善サイクルを運用する

管理職実践型は、業務プロセスを継続的に改善するための管理方法を身につけたい企業に適しています。
担当業務を分解し、成果につながるKPIや役割分担、進捗確認、問題解決の仕組みを設計します。
結果指標だけを見るのではなく、成果につながる先行指標を設定し、異常を早期に発見して改善につなげる運用方法まで学ぶのがポイントです。
すでに業務フローやKPIは整備されているものの、運用が形骸化している企業では、管理職が研修後に実践できる会議設計やアクションプランまで作成するプログラムが向いています。

【比較表あり】プロセスマネジメント研修おすすめ13選

プロセスマネジメント研修は、営業プロセスの改善に特化したものから、BPMによる部門横断の業務変革、業務フローの標準化、DX推進人材の育成まで、会社によって得意領域が異なります。
自社に合う研修を選ぶには、「営業成果を高めたい」「属人化を解消したい」「DX前に業務を整理したい」など、解決したい課題と研修内容を照らし合わせることが重要です。
プロセスマネジメント研修を提供する13社の特徴を比較します。

研修会社 主な研修・支援内容 向いている企業
株式会社日本コンサルタントグループ 業務改善、問題解決、マネジメント力強化などの法人研修 現場の業務改善と管理職育成をあわせて進めたい企業
株式会社カイシン 組織開発、人材育成、業務改善に関する研修・伴走支援 自社課題に合わせた実践型の研修を実施したい企業
Zone Labo株式会社 組織開発、マネジメント、人材育成を軸とした研修・組織支援 チームや組織の業務遂行力を高めたい企業
株式会社エル・ティー・エス BPM、現状プロセス可視化、問題分析、To-Be設計 部門横断で業務プロセスを見直したい企業
株式会社インソース ファネル・パイプライン管理、KPI設定、部下支援 営業プロセスを標準化し、成果を改善したい企業
株式会社サン・プラニング・システムズ BPMN、業務可視化、問題分析、改善後フロー設計 業務フローの作成・改善方法を標準化したい企業
株式会社マイクロメイツ 業務棚卸し、業務洗い出し、業務フロー作成 属人化を解消し、業務の可視化を進めたい企業
ソフトブレーン・サービス株式会社 営業プロセス設計・管理、実務ワーク、成果発表 営業成果をプロセスから改善したい企業
株式会社BoundFor ビジネスプロセスマップ作成、課題・変革機会の発見 顧客視点で業務プロセスやDXを見直したい企業
株式会社アグレックス BPMN2.0、現状把握、To-Be設計、業務変革ワークショップ 自社業務を題材に業務変革人材を育成したい企業
株式会社アイ・ラーニング BPM、業務可視化、継続的改善、DXに向けた業務整理 DX推進と業務プロセス改善を連動させたい企業
株式会社カレントカラー プロセス可視化、分析、改善施策立案、改善活動の定着 現場主体で継続的なプロセス改善を進めたい企業
一般社団法人日本能率協会 業務記述、業務分析、改善手法、継続的な業務改善 業務改善の考え方を体系的に習得したい企業

各社の研修内容や特徴を解説します。

株式会社日本コンサルタントグループ【プロベルおすすめ】

株式会社日本コンサルタントグループ

出典:株式会社日本コンサルタントグループ

所在地 東京都新宿区下落合三丁目22-15 ニッコンビル
費用 人材育成トータルサポート:研修講師 40万円/日(諸経費別途の場合あり)
事業内容 企業診断・改善支援、人材育成・能力開発、市場調査、地域開発、出版事業
実績 1956年創業、若手人材育成の実績多数

株式会社日本コンサルタントグループは、営業プロセスやKPIの見直しと、管理職のマネジメント力強化をあわせて進められます。
営業部門向けの支援では、営業プロセス診断やKPIマネジメントを取り入れ、チーム活動の課題を把握しながら改善につなげています。
また、研修だけでなくコンサルティングにも対応しており、営業プロセス・営業マネジメントの変革まで相談可能です。
プロセス改善だけを切り離すのではなく、管理職育成や組織運営まで含めて見直したい企業に適した会社です。
株式会社日本コンサルタントグループの詳細ページを見る

株式会社カイシン【プロベルおすすめ】

株式会社カイシン

出典:株式会社カイシン

所在地 愛媛県松山市住吉2-10-22
費用 各種研修:20万〜60万/1日、『イチガン』課題解決型チームビルディング:30万〜300万/課題
事業内容 組織コンサルティング
実績 要問い合わせ

株式会社カイシンは、業務上の課題だけでなく、人や組織の関係性まで含めて改善したい企業に向く会社です。
ファシリテーション、コンサルティング、教育研修を組み合わせ、人材育成と組織の仕組みづくりを支援しています。
研修も知識を学ぶことだけを目的とせず、現場で活用できる力を育てることを重視しています。
プロセスを変更しても部門間の連携やコミュニケーションが原因で定着しない企業など、組織面から改善活動を支えてほしい場合に検討しやすいでしょう。
株式会社カイシンの詳細ページを見る

Zone Labo株式会社【プロベルおすすめ】

Zone Labo株式会社

出典:Zone Labo株式会社

所在地 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル18階
費用 マネジメント育成プログラム:20万円〜50万円/月
事業内容 MVV/人事戦略策定支援、人事評価制度策定/運用支援、採用広報/ブランディング支援、オーダーメイド式業務改善/DX支援、中小/ベンチャー企業特化型マネジメント研修
実績 支援開始3ヶ月で組織のパフォーマンスが改善した実績など多数

Zone Labo株式会社は、管理職のマネジメント力と業務の進め方を、自社の状況に合わせて改善できます。
中小・ベンチャー企業を中心に、マネジメント研修や業務改善、組織開発などを支援しています。
既製の研修をそのまま提供するだけでなく、企業の成長フェーズや課題に応じて内容を設計するオーダーメイド型の支援が特徴です。
業務プロセスだけでなく、そのプロセスを運用するマネージャーや組織の仕組みまで見直したい中小・ベンチャー企業に適しています。
Zone Labo株式会社の詳細ページを見る

株式会社エル・ティー・エス

株式会社エル・ティー・エス

出典:株式会社エル・ティー・エス

所在地 東京都港区元赤坂1丁目3-13 関電不動産赤坂ビル 14階・15階
費用 要問い合わせ
事業内容 Strategy & Innovation(戦略とイノベーション)、Architecture & Digital(アーキテクチャとデジタル)、Social & Public(社会と公共に資する)
実績 要問い合わせ

株式会社エル・ティー・エスは、BPMを体系的に学び、部門横断の業務プロセスを継続的に改善できる体制をつくりたい企業に向いています。
ビジネスプロセスマネジメント研修では、BPMの全体像や基本知識に加え、業務の分析・改善に必要な考え方を体系的に学べます。
BPMを軸とした業務変革支援も行っているため、研修だけで終わらず、業務変革そのものについて相談できるのも特徴です。
DXやBPRの前段階として現行業務を整理したい場合や、自社内にBPMを推進できる人材を育てたい企業に適しています。

株式会社インソース

株式会社インソース

出典:株式会社インソース

所在地 東京都千代田区神田小川町三丁目20番地
費用 要問い合わせ
事業内容 講師派遣型研修事業、公開講座事業、ITサービス事業、その他事業、eラーニング・動画、映像制作、オンラインセミナー代行、コンサルティング、DX推進支援、AI・RPA導入支援、人材紹介
実績 累計お取引数49,561組織

株式会社インソースは、営業成果のばらつきを抑え、営業活動をプロセス単位で管理したい企業に向く研修会社です。
営業プロセスマネジメント研修では、顧客全体を見る「ファネル管理」と案件単位で管理する「パイプライン管理」の違いを学び、両者を組み合わせたマネジメント方法を習得します。
管理職やリーダーを主な対象としているため、部下の営業活動を結果数字だけでなく途中工程から支援したい場合に活用できます。
営業プロセスを標準化し、案件停滞の早期発見やマネージャーによる支援の精度を高めたい企業におすすめです。

株式会社サン・プラニング・システムズ

株式会社サン・プラニング・システムズ

出典:株式会社サン・プラニング・システムズ

所在地 東京都港区三田3丁目5-27 住友不動産東京三田サウスタワー7階
費用 要問い合わせ
事業内容 健診システムソリューション、クライアントサポートサービス、DX
ソリューション、デジタルマーケティング
実績 要問い合わせ

株式会社サン・プラニング・システムズは、BPMNを使って業務プロセスを可視化し、改善後のフローまで具体化する会社です。
業務改善ワークショップでは、BPMNによる業務フローを使い、問題の可視化・分析から改善施策の立案、改善後の業務フロー作成まで実践します。
同社は業務可視化から改善後の業務定着まで、必要に応じて一連のプロセスを支援しています。
部門によって業務フローの書き方が異なる企業や、DX・システム導入前に現状業務を共通の方法で整理したい企業におすすめです。

株式会社マイクロメイツ

株式会社マイクロメイツ

出典:株式会社マイクロメイツ

所在地 東京都中央区築地5-4-18 汐留イーストサイドビル6F
費用 座学+ワークショップ+eラーニング BPR基礎研修サービス:3~5名/280,000円(税抜)、6~10名/310,000円(税抜)、11名以上/1名追加につき25,000円
事業内容 エンドユーザー様向けのヒアリング、計画立案、各種教育コンテンツの作成、各種研修やトレーニングの実施、ヘルプデスク対応など
実績 要問い合わせ

株式会社マイクロメイツは、業務の棚卸しや業務フロー作成を基礎から身につけ、社内で内製化したい企業を支援しています。
「業務フロー作成基礎研修」では、業務フロー整備の必要性や作成ポイントを学んだうえで、個人ワークとグループワークを通じて実践します。
業務の洗い出しからフロー作成までを学べるため、担当者ごとに異なる作図方法や業務理解をそろえる際にも活用可能です。
属人化した業務を可視化したい企業や、DX・BPRを進める前に業務整理の基礎スキルを社内へ定着させたい企業に適しています。

ソフトブレーン・サービス株式会社

ソフトブレーン・サービス株式会社

出典:ソフトブレーン・サービス株式会社

所在地 東京都千代田区内神田3-2-8 いちご内神田ビル10階
費用 要問い合わせ
事業内容 営業コンサルティング事業、ビジネススクール運営事業、研修・セミナー事業、実行継続支援事業、アセスメント開発・販売、採用支援事業
実績 7,469社のコンサルティング実績

ソフトブレーン・サービス株式会社は、営業組織の成果を、個人の経験や精神論ではなくプロセスから改善したい企業向けの会社です。
運営する「プロセスマネジメント大学」では、科学的な組織営業手法としてプロセスマネジメントを体系的に学びます。
一過性の知識習得ではなく、受講者が実務で成果を出すことを目的としており、組織的・戦略的に営業プロセスを運用する方法を扱っています。
営業活動の再現性を高めたい企業や、営業マネージャーを中心にプロセスマネジメントを組織へ浸透させたい場合に検討しやすいでしょう。

株式会社BoundFor

株式会社BoundFor

出典:株式会社BoundFor

所在地 神奈川県横浜市中区不老町一丁目1番地5 横浜東芝ビル6階
費用 ビジネスプロセスマップ作成講座:66,000円(税込)/人[a]
事業内容 コンサルティング事業、ソリューション事業
実績 要問い合わせ

株式会社BoundForは、顧客視点と社内業務をひとつの流れとして可視化し、DXやBPRにつなげている会社です。
「ビジネスプロセスマップ作成講座」では、顧客の行動と自社業務を一枚のマップに整理し、部門間連携や業務上の課題を発見します。
オンライン演習に加えて講師からアウトプットへのフィードバックを受けられるため、座学だけではなく実際にマップを描く経験を積めます。
複数部門をまたぐプロセスを見直したい企業や、顧客体験を起点として業務変革のテーマを発見したい企業におすすめです。

株式会社アグレックス

株式会社アグレックス

出典:株式会社アグレックス

所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル38F
費用 要問い合わせ
事業内容 Business Process Outsourcing
~ビジネスプロセスアウトソーシング~、Software Solution
~ソフトウェアソリューション~、System Integration
~システムインテグレーション~
実績 要問い合わせ

株式会社アグレックスは、実際の業務を題材にしながら、プロセス変革の進め方を実践的に学べるプログラムを提供しています。
「プロセス変革チャレンジ」では、BPMN2.0を体系的に学んだうえで、自社業務に存在する課題を可視化し、あるべきビジネスプロセスとその実現方法を約3ヶ月のワークショップで検討します。
一般的なケーススタディではなく、自社の現場業務を対象に現状把握から改善後のプロセス設計まで取り組めるのが特徴です。
研修で作成した成果物を、その後のDX施策や業務改革プロジェクトの検討材料として活用しやすく、社内でプロセス変革を推進するための実践経験を蓄積できます。

株式会社アイ・ラーニング

株式会社アイ・ラーニング

出典:株式会社アイ・ラーニング

所在地 東京都中央区日本橋箱崎町4番3号 国際箱崎ビル
費用 要問い合わせ
事業内容 各種研修コースの企画・開発・実施・コンサルティング、研修関連の付帯サービス提供
実績 5年連続利用200社以上、オープン研修約1,000コース

株式会社アイ・ラーニングでは、ビジネスプロセス管理の考え方を用いて業務を可視化し、継続的に改善するための知識を学べます。
業務プロセスを整理する方法だけでなく、経営・業務・ITの関係を捉えながら、改善につなげていく考え方を習得できるのが特徴です。
DX推進に必要な人材育成の一環として、業務とデジタル技術を結びつける研修にも取り組んでいます。
システム導入ありきでDXを進めるのではなく、まず現行業務を整理し、変えるべきプロセスを見極める人材の育成に活用できます。

株式会社カレントカラー

株式会社カレントカラー

出典:株式会社カレントカラー

所在地 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア
費用 要問い合わせ
事業内容 業務改革・経営改革・IT事業・人材開発に関するコンサルティング業務、業務改革等に関わる講演・研修・ ファシリテーション・情報提供等の業務、コンピューターソフトウェアに関する 企画・開発・販売等の業務、上記各号に附帯関連する一切の事業
実績 要問い合わせ

株式会社カレントカラーは、「プロセス思考」を軸に業務改善や組織改革を支援しています。
研修・ワークショップでは、目標を明確にしたうえでプロセスを可視化し、測定、分析、改善、再測定へ進む考え方を扱います。
改善案を考えて終わるのではなく、その後の定着までを一連のプロセスとして捉えているのが特徴です。
改善活動を一時的なプロジェクトにせず、現場自身が課題発見と改善を繰り返せる仕組みへ発展させたい場合に活用できます。

一般社団法人日本能率協会

一般社団法人日本能率協会

出典:一般社団法人日本能率協会

所在地 東京都港区芝公園3-1-22
費用 要問い合わせ
事業内容 マネジメントに関する調査及び研究、マネジメントに関する情報の収集及び提供、マネジメントに関する人材の育成及び指導、マネジメントの高度化に寄与する表彰、資格認定及び普及啓発活動、マネジメント及びマネジメントに関連する技術及び産業振興に関する会議、展示会等の開催、規格適合に拠るマネジメントシステム及び製品、サービスに係わる第三者認証及び登録業務サービスの提供、地球温暖化防止にかかわる各種検証及び環境マネジメント支援業務サービスの提供、マネジメントに関する内外関係機関等との交流及び協力、その他本会の目的を達成するために必要な事業
実績 年間約1,500本の公開型研修や個別課題支援

一般社団法人日本能率協会では、業務プロセスを記述・分析し、改善につなげるための基本手法を体系的に学べます。
講師派遣型の研修では、業務プロセスの考え方から業務記述・分析手法、改善の着眼点までを演習を交えて習得します。
受講者の経験や企業の課題に応じて研修内容を調整できるため、改善担当者の共通スキル形成にも利用可能です。
複数部署で業務改善を進める際に、分析方法や用語、改善の進め方に関する共通認識を形成する基礎教育として取り入れやすい研修です。

自社の課題から選ぶプロセスマネジメント研修のテーマ

課題 選ぶ際のポイント
営業成果が担当者によってばらつく 営業会議で追う指標や管理職の支援方法まで設計できるか
部門間の受け渡しで手戻りや待ちが発生する 関係部門が同じ演習に参加できるか
業務が属人化し引継ぎや品質維持が難しい 標準プロセスの更新運用まで扱えるか
DXやシステム導入前に業務を整理したい IT部門だけでなく業務部門も参加できるか

それぞれの課題に適した研修テーマを紹介します。

営業成果が担当者によってばらつく

営業成果のばらつきを改善したい場合は、受注までの営業プロセスを分解し、成果を左右する工程を特定できる研修が効果的です。
営業成果は活動量だけで決まるものではなく、対象顧客の選定、初回接触、ヒアリング、提案、追客など各工程の質にも左右されます。
研修では、案件数や転換率、滞留期間、失注理由を可視化し、どこに改善余地があるかを分析します。
ハイパフォーマーの行動をそのまま模倣するのではなく、判断基準や必要な顧客情報を標準化することが重要です。
営業会議で追う指標や、案件停滞時に管理職が行う支援まで設計できる研修を選びましょう。

部門間の受け渡しで手戻りや待ちが発生する

部門間の手戻りや待ち時間を減らしたい場合は、複数部門を一つの業務プロセスとして捉える研修がおすすめです。
手戻りは各部門の処理速度だけでなく、入力情報や完了条件、承認権限、例外時の連絡先が曖昧なことで発生しやすくなります。
研修では、依頼元から最終顧客までの流れを可視化し、部門間の受け渡し条件や待ち時間を明らかにします。
営業と制作、購買と経理など、前後工程を担う関係者が同じ演習に参加し、部分最適ではなく全体のリードタイムで改善案を評価できる内容が望ましいでしょう。

業務が属人化し引継ぎや品質維持が難しい

業務の属人化を解消したい場合は、作業手順だけでなく、担当者が暗黙的に行っている判断まで可視化する研修が適しています。
担当者へのヒアリングを通じて実際の業務フローを描き、例外判断や確認ポイント、必要情報、相談先などを整理します。
そのうえで、基本経路と例外経路、品質基準、役割分担を標準プロセスとして定めることが重要です。
マニュアルを作るだけでは、業務変更によって実態とのずれが再発します。
変更提案を受け付け、標準プロセスを継続的に更新する運用まで設計できる研修を選びましょう。

DXやシステム導入前に業務を整理したい

DXやシステム導入を予定している場合は、現行業務をそのままデジタル化するのではなく、あるべき業務プロセスを先に設計する研修が効果的です。
現状を整理せずにシステムを導入すると、不要な承認や二重入力まで仕組み化され、期待した改善効果を得にくくなります。
研修では、業務の目的や顧客価値、入力・出力、判断、例外を確認し、廃止・統合・順序変更・自動化の候補を比較します。
自動化ありきで考えるのではなく、人が判断すべき工程とシステムに任せる工程を分けることが重要です。
IT部門と業務部門が一緒に参加し、要件定義につながる成果物を作成できる研修が向いています。

プロセスマネジメント研修で持ち帰りたい4つの成果物

成果物 活用方法
As-Is/To-Be業務フロー 変更点や改善対象を明確にする
ボトルネック・リスク分析表 改善優先度を決める
KPIツリーとモニタリング設計 異常を早期に把握して改善行動につなげる
90日間の改善実行計画 研修後の試行・検証を進める

それぞれの成果物とその活用方法を解説します。

As-Is/To-Be業務フロー

As-Is/To-Be業務フローは、現状と改善後のプロセスを比較し、どこを変えるべきかを明確にするための成果物です。
As-Isでは現状の実態を、To-Beでは改善後に目指す流れを整理します。
開始・終了、作業、判断、担当者、使用システム、部門間の受け渡し、例外処理などを同じ粒度で記載すると、両者の差分を把握しやすくなります。
規程上の手順をそのまま図にするのではなく、担当者への聞き取りや実データをもとに、待ち時間や非公式な作業まで反映することが重要です。
研修を比較する際は、自社フローに対する講師のレビューやTo-Be作成まで含まれるか確認しましょう。

ボトルネック・リスク分析表

ボトルネック・リスク分析表は、改善すべき工程と優先順位を客観的に整理するための成果物です。
各工程の処理時間や待ち時間、件数、エラー、手戻り、発生原因、影響などを記録し、どの工程が全体の流れを妨げているかを確認します。
単に時間が長い工程を見るのではなく、後工程を止める制約や、発生頻度は低くても影響の大きいリスクを分けて考えることが大切です。
改善案は、廃止・簡素化・並行化・標準化・自動化など複数の選択肢を比較します。
研修後の改善施策の根拠として使えるよう、観察した事実と推測を分けて記録できる型を学べる研修が適しています。

KPIツリーとモニタリング設計

KPIツリーとモニタリング設計は、最終成果と途中のプロセス指標を結びつけ、改善状況を継続的に確認するための成果物です。
営業であれば売上と商談数・受注率、申請業務であれば完了件数と処理時間・差し戻し率などを関連づけます。
さらに、各指標について定義、データ取得元、確認頻度、基準値、責任者、異常時の対応まで決めることが重要です。
指標を増やしすぎると、測定自体が目的になりやすくなります。
現場が改善行動を取れる少数のKPIに絞り、会議やダッシュボードで実際に使うところまで設計できる研修を選びましょう。

90日間の改善実行計画

90日間の改善実行計画は、研修で考えた改善案を職場で実行し、効果を検証するための具体的な計画です。
計画には、最初に試す対象工程、改善仮説、担当者、期限、必要な権限、測定指標、レビュー日などを設定します。
最初から全社的に変更するのではなく、対象を限定して試行し、効果や副作用を確認してから標準化するのが効果的です。
例えば、30日目までに現状値と課題を確定し、60日目までに改善案を試行、90日目にKPIと現場の反応を評価します。
研修当日の理解度だけでなく、職場で実行できる計画まで完成するかを選定基準にしましょう。

プロセスマネジメント研修を依頼する前に自社で決めること

事前に決めること ポイント
改善対象を一つのプロセスに絞る 範囲を広げすぎず、影響が大きく検証しやすい業務から始める
研修前に集めるデータと関係者をそろえる 前工程・後工程の担当者も参加させる
プロセスオーナーの責任と権限を定める 研修後に改善案が止まらない権限設計を行う

それぞれの準備内容を解説します。

改善対象をひとつのプロセスに絞る

研修前には、改善対象を広げすぎず、ひとつのプロセスに絞ることが重要です。
「営業部全体」のような大きな単位ではなく、「問い合わせ受付から初回商談設定まで」のように、業務の開始地点と終了地点を明確にします。
あわせて、関係部門や処理件数、対象顧客、使用システム、主な課題まで整理すると、研修会社も実務に沿った演習を設計しやすくなります。
最初から全業務を扱うと、現状フローの作成だけで時間を使い、改善案が抽象的になりがちです。
影響が大きく、必要なデータと関係者を集めやすいプロセスから始め、成果を確認して対象を広げる方法が適しています。

研修前に集めるデータと関係者をそろえる

研修前には、現状を客観的に把握できるデータと、業務の実態を説明できる関係者をそろえる必要があります。
準備したいデータとしては、処理件数、所要時間、待ち時間、差し戻し、エラー、顧客の声、既存手順、使用システムなどがあります。
数値が十分にない場合でも、複数の担当者から通常時と例外時の業務を聞き取り、規程と実態の違いを整理しておくことが重要です。
参加者も管理職だけに限定せず、前工程・後工程を担当する実務担当者を含めましょう。
異なる立場の認識を研修中に照合することで、実態とずれた業務フローの作成を防ぎやすくなります。

プロセスオーナーの責任と権限を定める

研修後の改善を実行に移すには、プロセス全体に責任を持つプロセスオーナーを事前に決めることが重要です。
プロセスオーナーは、複数部門をまたぐ業務の全体成果を管理し、KPIや改善の優先順位、標準プロセスの変更などを判断します。
工程ごとの責任者だけでは、部門間で発生する待ち時間や責任の空白を解消しにくいためです。
研修前に、誰がデータを確認するのか、関係者を招集するのか、改善案の試行を承認するのかまで明確にしましょう。
さらに、担当者の権限を超える変更を誰に上申するか決めておけば、研修で作成した改善案が実行段階で止まるのを防げます。

プロセスマネジメント研修会社を成果物で比較する

比較ポイント 判断の目安
自社業務を教材にできるか 研修後すぐ改善活動へつなげられるか
可視化から実行計画まで演習できるか 講義だけでなく一連の演習があるか
対象領域の実務経験がある講師か 自社業務の特性に即した助言ができるか
研修後のレビュー範囲と費用を確認する 研修後の定着支援まで含めて総額を比較できるか

それぞれの比較ポイントを解説します。

自社業務を教材にできるか

自社業務を教材にできる研修ほど、研修後の実務へつなげやすくなります。
汎用ケースは基本概念を学ぶには適していますが、自社特有の例外処理や部門間調整までは扱いにくい場合があります。
候補会社には、事前ヒアリングの範囲や持ち込める資料、匿名化の方法、教材カスタマイズ、講師レビューの回数を確認しましょう。
実務データを扱えない場合でも、自社に近い業務特性のケースがあるかを見ることが重要です。
研修内で作成したフローや分析表を、自社で編集・再利用できる形式で持ち帰れるかも確認しておきましょう。

可視化から実行計画まで演習できるか

プロセスマネジメント研修は、業務を可視化するだけでなく、改善案を実行計画まで落とし込めるかが重要です。
研修では、現状フローの作成、課題分析、To-Be設計、役割やKPIの決定、実行計画の作成まで一連の演習があるかを確認します。
演習時間の長さだけでなく、講師が例外処理の見落としや部分最適、測定しにくい指標などを指摘できるかも成果を左右します。
日程が短い場合は、基礎知識を事前学習に分け、当日は自社業務を題材にしたワークとフィードバックに時間を充てる構成が理想です。

対象領域の実務経験がある講師か

講師を選ぶ際は、対象となる業務領域で実際に改善を経験しているかを確認することが重要です。
営業、製造、バックオフィス、ITサービスでは、扱う件数や変動、品質基準、顧客接点などが異なります。
そのため、業界名だけを見るのではなく、どの業務をどの範囲で、どの指標を使って改善した経験があるかまで確認しましょう。
ツールや記法の知識に加えて、現場ヒアリング、利害調整、改善案の試行、標準化まで経験している講師なら、実行段階で起こる障害にも具体的な助言をしやすくなります。

研修後のレビュー範囲と費用を確認する

研修会社を比較する際は、受講料だけでなく、研修後の支援範囲を含めた総額を確認することが重要です。
研修後の支援には、成果物の添削、現場試行の相談、KPIレビュー、改善会議の進行、標準手順への反映などがあります。
支援回数や期間、対象者によって費用と得られる成果が変わるため、条件をそろえて比較しましょう。
事前調査、教材カスタマイズ、講師交通費や配信費、ツール利用料、成果物修正、伴走支援まで含めて確認すると比較しやすくなります。
契約前には、納品される成果物やレビュー回数、追加料金の条件、教材の社内利用範囲も明確にしておくことが大切です。

プロセスマネジメント研修を定着させる90日ロードマップ

プロセスマネジメント研修は、受講して終わりではなく、研修前・当日・研修後の流れまで設計することで定着しやすくなります。
それぞれのフェーズで実施したい内容を解説します。

研修前:現状値と改善仮説を準備する

研修前には、改善対象となる業務の現状値と、課題に対する仮説を整理しておくことが重要です。
対象プロセスの開始・終了、関係者、現行手順、処理件数、所要時間、エラー、手戻りなどを確認し、どのような問題が起きているのかを具体化します。
ただし、原因を決めつけるのではなく、「承認待ちが長いのではないか」「入力不足が差し戻しにつながっているのではないか」などの仮説として整理します。
あわせて、研修後に改善案を試すことを受講者に共有し、必要なデータや権限を確保しておきましょう。
研修前の現状値があれば、改善後の変化を同じ条件で比較できます。

研修当日:自社フローと改善案を完成させる

研修当日は、学んだ手法を自社業務に適用し、改善案まで具体化することが重要です。
関係者ごとの認識を一つのAs-Is業務フローにまとめ、待ち時間、重複、手戻り、判断の曖昧さなどを分析します。
そのうえで複数の改善案を比較し、To-Beには担当者、受け渡し条件、例外処理、KPIまで反映します。
最後に、最初に試す範囲や担当者、期限、レビュー日を決めましょう。
理解度テストや受講後の感想だけで終わらせず、翌営業日から改善活動に使える成果物と関係者間の合意を残すことが定着につながります。

研修後30〜90日:試行・測定・標準化を進める

研修後30〜90日は、研修で設計したTo-Beを限定的に試し、効果を測定して標準化する期間です。
まずは対象部署や案件を絞って新しいプロセスを試し、処理時間、エラー、手戻り、顧客成果などを研修前と比較します。
数値だけでなく、新たに生じた現場負担や例外についても記録することが重要です。
30日単位でレビューし、効果が確認できれば標準手順や教育内容に反映します。
十分な効果が出なければ原因と仮説を見直し、必要に応じて改善案を修正します。
90日後には、次の対象プロセスへ改善活動を広げるか判断しましょう。

プロセスマネジメント研修で起こりやすい失敗

起こりやすい失敗 防ぐためのポイント
一般的な管理職研修と混同して選ぶ 対象業務・管理単位・成果物・演習内容を確認する
業務フローを作って研修を終える To-Be、担当、期限、KPI、試行計画まで作る
KPIを増やしすぎて管理が目的化する 改善行動につながる少数の指標へ絞る

それぞれの失敗が起こる理由と、防ぐためのポイントを解説します。

一般的な管理職研修と混同して選ぶ

プロセスマネジメント研修は、一般的な管理職研修やプロジェクトマネジメント研修とは目的が異なるため、研修名だけで判断しないことが重要です。
一般的な管理職研修では、部下育成や評価、リーダーシップなどを幅広く扱います。
一方、プロセスマネジメント研修では、繰り返される業務の流れを可視化し、KPIを使って改善する方法を学びます。
反復業務の改善が目的であれば、プロセス分析や再設計の演習が含まれているかを確認しましょう。
対象業務、管理単位、成果物、演習内容が自社の課題と一致しているかまで見ることが大切です。

業務フローを作って研修を終える

業務フローの作成だけで研修を終えると、業務の可視化はできても、処理時間や品質の改善にはつながりにくくなります。
業務フローは関係者の認識をそろえるための土台であり、その後に各工程のデータを付け、ボトルネックと原因を特定する必要があります。
研修後に誰が改善案を承認し、どの範囲で試し、いつ評価するかまで決めましょう。
研修のゴールを作図技能の習得ではなく、最初の試行を開始できる状態に置くことが重要です。

KPIを増やしすぎて管理が目的化する

KPIは多く設定するほどよいわけではなく、増やしすぎると管理そのものが目的になりやすくなります。
測定できる指標をすべてKPIにすると、入力や集計の負担が増え、現場が改善ではなく数字を整えることに時間を使う可能性があります。
指標は、最終成果との関係を説明でき、異常が発生した際に具体的な行動を取れるものに絞ることが重要です。
研修では、結果指標・先行指標・品質指標のバランスを考え、各KPIの責任者、確認頻度、基準値、異常時の対応まで決めます。
改善に使われていない指標は定期的に見直し、必要に応じて廃止しましょう。

プロセスマネジメント研修に関するよくある質問

プロセスマネジメント研修を検討する際は、プロジェクトマネジメント研修との違いや、営業部門だけでも導入できるのかが気になりやすいポイントです。
それぞれの質問とその回答を紹介します。

プロジェクトマネジメント研修との違いは何ですか?

プロジェクトマネジメント研修との違いは、管理する対象と目的にあります。
プロジェクトマネジメントは、固有の目的と期限を持つ活動を対象とし、スコープ、日程、コスト、品質、リスクなどを管理します。
一方、プロセスマネジメントは、受注処理や問い合わせ対応のように繰り返される業務を可視化し、実績を測定しながら継続的に改善する考え方です。
一例を挙げると、新しいシステムを導入する活動はプロジェクト、そのシステムを使って日常業務を運用する部分はプロセスに当たります。
研修を選ぶ際は、一時的な計画遂行と反復業務の改善のどちらを解決したいのかを明確にしましょう。

営業部門だけでも導入できますか?

プロセスマネジメント研修は、営業部門だけでも導入できます。
見込み顧客の抽出、接触、商談、提案、受注までを段階に分け、各工程の案件数、転換率、滞留日数、失注理由を確認することで、改善すべき営業プロセスを特定できます。
すべての担当者に同じ行動量を求めるのではなく、顧客層や商材ごとの違いを踏まえて標準行動を設計することが重要です。
ただし、見積や審査、納品など後工程が営業成果に大きく影響する場合は、営業部門だけで完結させず、関連部門も研修対象に含める方が改善につながりやすくなります。

プロセスマネジメント研修選びはプロベルにご相談ください

プロセスマネジメント研修には、「営業プロセスを標準化する」「部門横断の業務を可視化する」「KPIを設計して改善サイクルを回す」「DX前に業務を整理する」など、さまざまな目的があります。
重要なのは、自社の課題に合った研修会社を選ぶことです。
例えば、営業成果のばらつきを改善したい企業と、部門間の手戻りを減らしたい企業では、適した研修内容や持ち帰るべき成果物が異なります。
比較する際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 自社業務を教材として扱えるか
  • As-Is/To-Be業務フローやKPIなどの成果物を作れるか
  • 対象業務に詳しい講師が担当するか
  • 研修後のレビューや伴走支援まで受けられるか
  • 費用だけでなく、研修後の実行まで含めて比較できるか

また、研修を導入する前に改善対象を一つのプロセスに絞り、必要なデータや関係者、プロセスオーナーを決めておくことも大切です。
研修当日だけで完結させず、30〜90日かけて試行・測定・標準化まで進めることで、学んだ内容を実際の業務改善につなげやすくなります。
プロベルでは、自社の課題や研修目的に合うプロセスマネジメント研修会社選びをサポートしています。
「どの会社が自社に合うか分からない」「複数社を比較してから相談先を決めたい」という場合は、ぜひプロベルへご相談ください。
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