UI/UX改善の進め方|課題の見つけ方・具体例・効果測定を解説
2026年10月22日
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登録の途中で利用者が離れる、同じ操作について問い合わせが続く。こうした状況では、画面の見た目を変える前に、誰がどの場面で困っているかを確かめることが大切です。
UI/UX改善は、原因の仮説を立て、試作や実際の利用で確かめながら、目的を達成しやすい体験へ整える取り組みです。
この記事では、既存のWebサービス・アプリ・業務システムを対象に、改善を進める6つのステップ、課題別の架空例、効果の測り方を解説します。社内で足りない工程を補いたい企業に向けて、支援会社3社の役割も紹介します。
UI/UX改善とは?画面と利用体験の関係を整理する
UIは、ボタンや入力欄、メニューなど、利用者が情報を受け取り操作する接点です。UXは、目的の情報を探し、手続きを終え、その後の結果を受け取るところまでを含む利用体験を指します。
画面の配置や表示を整えることも改善ですが、それによって利用者のどんな困り事を減らせるかまで考えると、直すべき範囲を選びやすくなります。
UIの修正を、ユーザーの目的達成につなげる
例えば、商品を探しにくいサイトで検索欄を目立たせても、商品分類や検索結果の説明が分かりにくければ、利用者は選べないままです。どこから検索するかという問題と、何を選ぶか判断できない問題では、必要な改善が異なります。
操作回数も、少なければよいとは限りません。重要な申請に確認画面を設けた結果、操作が一つ増えても誤送信を減らせるなら、目的に合う設計です。手数だけでなく、迷いや誤りを減らして必要な行為を終えられるかを見ましょう。
改善が必要な兆候と、最初に確かめる範囲
入口になるのは、登録途中の離脱、入力ミスの反復、同じ質問の増加、必要な機能が使われていないといった兆候です。まず発生している画面や対象者を絞ると、何を調べるべきかが見えてきます。
ただし、登録完了が減った原因は画面とは限りません。広告経由の利用者層が変わった、通信エラーが起きている、サービスの利用条件が合わない、といった可能性もあります。表示変更を決める前に、数値の変化と実際の操作を照らし合わせましょう。
UI/UX改善を進める6つのステップ
改善は、対象と目標を決め、原因を調べてから、優先順位、試作、実装、評価へ進めます。すべてを大規模に調査する必要はありません。重要な業務への影響と、判断に必要な根拠の量に合わせて進めましょう。
| 工程 | 確認・成果物 | 次の判断 |
| 対象・目標の整理 | 利用者、場面、成功条件を記した課題票 | 何を改善対象にするか |
| 原因の調査 | 行動ログ、問い合わせ、操作観察と仮説 | どの原因を確かめるか |
| 優先順位の決定 | 影響、根拠、工数を比べた課題一覧 | 何から検証・改修するか |
| 試作・操作検証 | 試作品、観察記録、修正案 | 実装へ進めるか、再検証するか |
| 実装・公開 | 仕様、受入条件、計測と公開計画 | 公開範囲を広げられるか |
| 効果の評価 | 指標と利用者の反応、残った疑問 | 継続・修正・戻す・追加調査を選ぶ |
1.対象ユーザー・利用場面・改善目標を決める
「誰が、どの場面で、何を終えたいか」を具体化します。例えば、初めてシステムを使う営業担当者が、見積を誤りなく登録する場面です。利用者の困り事に加え、差し戻し対応に時間がかかるという社内の課題も対応づけます。
課題票には、対象画面、成功とみなす状態、現状の数値、担当者と判断する人をまとめます。「使いやすくする」だけでなく「補助なしで登録でき、確認担当からの差し戻しも増えない」と置くと、次の調査や評価の軸が揃います。
2.定量データと観察から、つまずく原因の仮説を立てる
行動ログでは、どの操作で止まっているか、新規利用者と既存利用者、端末などで違いがあるかを調べます。そのうえで、問い合わせや対象者の操作観察を使って、数字だけでは分からない理由を探ります。
「送信直前に戻る人が多い」は事実でも、「ボタンが分かりにくい」は解釈です。入力内容を見直すために戻っている可能性もあるため、観察した事実、原因の仮説、追加で確かめることを分けて記録しましょう。
計測の不備も先に確認します。画面の変更でイベントが記録されなくなった場合や、一人の操作が重複記録された場合は、利用実態と違う数字になります。社内テストの混入を含め、同じ定義で数えられているかを確かめてから課題を判断します。
3.影響の大きさ・確からしさ・工数で優先順位を決める
重要な申請が完了できない、不適切な操作でデータが失われるといった問題は、利用人数が少なくても先に扱う必要があります。そのうえで、影響する人の範囲、困難の深さ、原因を裏付ける根拠、実装と運用にかかる工数を比べます。
例えば、説明不足で繰り返し誤入力が起きる項目と、一部利用者から好みの意見が出た配色では、同じ優先度にはなりません。根拠が弱く大きな改修になる案は、先に試作や追加調査で確かめると、不要な実装を減らせます。
点数を付ける方法を使う場合も、合計点だけで決めず、前提と保留理由を残します。判断した理由が分かれば、新しい問い合わせや観察結果が得られたときに、優先順位を見直せます。
4.改善案を試作品にし、対象ユーザーで操作を確かめる
優先課題に対する案を、画面やクリックできる試作品にします。正常に進む画面だけでなく、入力エラー、処理中、完了後の行動まで含めると、実際の利用に近い流れを確認できます。
テストでは「この内容で見積を登録してください」のように目的を渡し、押す場所を先に教えずに観察します。完了の可否、止まった場所、戻った操作、補助した内容を残すと、好みの感想だけでなく、直すべき箇所を判断できます。
利用者が迷った場合は、原因の仮説を見直して試作を修正し、問題のあった操作を再確認します。試作品で分かったことと、実際の通信や保存処理を伴う環境で確かめることは分け、本番の動作まで確認済みとは扱わないようにしましょう。
5.開発と連携して実装し、影響を確認しながら公開する
デザイン・開発・運用の担当者で、通常の流れ、権限やエラーなどの例外、計測項目、受入条件を共有します。例えば「送信完了と表示されたら保存済みであること」のように、見た目と実際の処理が一致する条件を揃えることが大切です。
実装後は、対象端末や権限、入力ミス、読み込み中の操作を確認します。試作品では動いていても、実環境では通信の遅れやデータの違いで問題が起こることがあるためです。
業務への影響が大きい変更なら、利用部署を限定するなど段階的な公開を検討します。障害時に戻す条件と担当、問い合わせ窓口を決めておけば、異常が見つかった後の判断を早められます。すべての変更にA/Bテストを行う必要はなく、利用規模と変更の性質に合う方法を選びましょう。
6.決めた指標とユーザーの反応を確認し、次の改善を決める
公開後は、事前に決めた対象・期間・指標で、目的を達成しやすくなったかを確認します。登録完了が増えても、後工程の差し戻しや問い合わせが増えたなら、使いやすさの問題が別の場所へ移った可能性があります。
結果に応じて、継続、局所修正、元に戻す、追加調査のいずれかを選びます。数字が動かなかった場合も、計測や対象の違いを確かめ、原因の仮説が合っていたかを振り返りましょう。
採用した設計とその理由、残った疑問を記録し、共通部品や画面の設計ルールにも反映します。次の画面で同じ入力エラーを繰り返さずに済むよう、個別の改修から運用の改善へつなげます。
課題別に考えるUI/UXの改善例
ここからは、説明用の架空例で改善の考え方を示します。観察した問題から原因を仮定し、案を試して結果を確かめる流れを、自社の課題へ置き換えてみてください。
必要な情報が見つからない:分類と導線を見直す
業務システムで通知先を設定したい担当者が、複数のメニューを開いて何度も戻る場面を考えます。機能の名前が社内の管理用語になっており、利用者が探す言葉と一致していないのかもしれません。
まず「通知先を変更する」という課題で探し方を観察し、どの名前から何を想像したかを確かめます。仮説が合っていれば、利用者の言葉へメニュー名を変え、関連する設定を同じ分類へまとめる案を試せます。
変更後は、目的の設定に到達できた割合、所要時間、誤って開いた画面を確認します。クリック数が増えたかだけでは、迷って回遊しているのか、必要な情報を確認しているのか判断できません。到達までの行動を合わせて見ることがポイントです。
フォームで入力をやり直す:入力支援とエラー表示を整える
送信した後に初めて入力不備が分かり、戻ると記入内容が消えているフォームを想定します。この場合、ボタンの位置だけを変えても、何を直せばよいか分からず入力し直す負担は残ります。
必須項目を業務上必要なものへ絞り、形式の例を入力前に示し、問題のある項目の近くへ修正内容が分かるエラーを表示する案が考えられます。修正時も有効な入力値を保持すると、同じ内容の再記入を減らせます。
評価では完了率に加え、同じ項目でエラーが繰り返されていないかを見ます。項目を削った結果、確認担当が後から情報を聞き直しているなら、全体の手間が減ったとはいえません。登録後の差し戻しまで確認して、必要情報の集め方を調整しましょう。
処理状況が分からない:待ち状態と完了後の行動を示す
登録ボタンを押しても反応がなく、利用者が連打して二重送信してしまう場面では、操作を受け付けたか分からないことが原因の一つです。受付、処理中、完了、失敗を区別して表示し、完了後の確認先や、失敗時に取り直せる操作を示します。
二重送信の防止には、ボタン表示だけでなく、サーバー側で重複処理を防ぐ対応も必要になる場合があります。処理そのものが遅いなら、待ち表示の追加と処理速度の改善を分けて検討しましょう。
変更後は、二重送信、中断、処理状況の問い合わせと、実際に保存できた件数を確認します。完了表示を早く出すだけで処理結果と食い違うと、別の誤解が生まれます。画面で伝えた状態と、業務の実際の進み方を合わせることが大切です。
UI/UX改善の効果をどう測るか
効果は、改善の目的に直接関係する主指標と、別の不利益が増えていないかを確かめる補助指標で見ます。購入や申し込みにつながる割合だけでは、業務システムの使いづらさや、利用途中の負担までは捉えられません。
| 改善対象 | 主指標と分母 | 併せて見る指標 |
| 目的の設定を見つける操作 | 到達率=目的の設定へ到達した人÷その課題に取り組んだ人 | 所要時間、誤った遷移、補助の有無 |
| 登録フォーム | 完了率=対象期間の登録開始者のうち完了した人÷対象期間の登録開始者 | 入力エラーを経験した人の割合、後工程の差し戻し |
| 送信後の待ち状態 | 正常完了率=正常に処理完了した送信件数÷受け付けた送信件数 | 重複送信、中断、処理状況の問い合わせ |
タスク完了率・所要時間・エラー率を、同じ条件で比べる
操作テストでは、設定した課題を完了した人を、その課題に取り組んだ人で割ってタスク完了率を求めます。実利用の登録完了率なら、登録開始者を分母にするなど、何を数えているかを決めておきましょう。
エラー率も、エラーを経験した人数の割合と、全入力に占めるエラー回数の割合では意味が異なります。同じ人が何度も試す場合に、人数、セッション、操作回数を混ぜないことが大切です。
比較時は、端末、利用経験、課題の難しさ、観測期間を揃えます。所要時間なら、補助を受けた人や未完了の人をどう扱ったかも残してください。完了できた人だけの時間が短くなっても、途中で諦めた人が増えていれば、全体が使いやすくなったとは判断できません。登録開始から完了まで時間がかかる場合は、開始時期ごとに追い、同じ判定期限で比べます。
少ない利用数では、数値の上下と観察結果を分けて判断する
利用数が少ないと、一人の成否で割合が大きく変わります。同じ担当者が何度も登録した記録を、複数の利用者に改善が受け入れられた証拠とは扱わず、対象人数と操作回数を別々に確認しましょう。
少人数のテストでも、入力内容が消えるような重大な問題を見つけることはできます。ただし、見つかった問題の深刻さと、全利用者の何%に起きるかという推定は別です。改善率を一般化するより、問題が再現する条件と、修正後に操作できたかを記録します。
利用数と比較条件を確保できる場合は、利用者を二つの案に分けるA/Bテストも選択肢です。難しい場合は、操作観察や問い合わせ内容の変化を組み合わせ、必要な観測期間を置いて判断します。前後で広告、利用者層、業務量が変わっていれば、その差も結果に影響するため、数値の前後差だけで改修の効果を断定しないようにしましょう。
操作できる人を狭めていないかも確認する
マウスでは操作できてもキーボードでは先に進めない、文字や背景の区別がつきにくい、エラーの場所が読み上げで分からないといった問題は、完了率の平均だけでは見落とすことがあります。利用者や操作方法を限定せず、入力ラベル、フォーカスの移動、エラー通知なども確認対象に含めます。
W3Cは、開発の早い段階から継続してアクセシビリティを評価し、ツールだけで基準への適合を判断せず、知識を持つ人の評価を行う必要があると説明しています。自動検査を補助にし、必要に応じて利用者による評価も組み合わせましょう。
内製と外部支援をどう使い分けるか
外部支援は、自社で不足している工程を補うために使います。利用者と接点を持つ人、業務を知る人、調査やデザイン・開発を担う人を整理すると、任せる範囲と社内に必要な役割が見えてきます。
課題発見・設計・実装のどこを任せたいかを整理する
何が使いにくいか分からないなら、現状の診断や調査が入口になります。原因は見えているが改善案を作れないなら設計や試作、案はあるが公開できないなら開発や実装の支援が必要です。
例えば、社内に開発担当がいても調査の経験がないなら、操作テストの設計と結果整理だけを依頼する方法があります。逆に、分析担当はいるのに改修が進まない場合、診断レポートを増やすより、実装担当と作業範囲を確保する方が課題に合います。
外部に任せる場合も、利用者への接触、現場の制約の共有、業務ルールや優先順位の決定は社内の責任者とつなぐ必要があります。外部担当者が何を納品し、その後に誰が判断・実装するかまで決めると、提案だけで止まるのを避けやすくなります。
依頼前に成果物・費用・改善後の運用まで確かめる
相談時には、対象サービス、利用者、困る場面、既存のログや問い合わせ、希望時期を共有します。複数社には、対象画面と端末、調査・試作・実装・計測の担当範囲、納品物を同じ条件で伝えると、費用の違いを比較できます。
調査には対象者の募集や謝礼、実装には既存システムとの接続や検証が必要になる場合があります。見積もりの対象外と追加変更の扱いを確認し、診断だけの費用と、公開後の評価まで含む費用を混ぜないようにしましょう。
納品が編集可能なデータを含むか、社内で修正・再利用できるか、公開後の調整や継続契約が必要かも確かめます。機密データを共有する場合は、閲覧できる人と利用・保管の範囲を合意してください。公開事例の改善率を自社の見込みとして当てはめるより、依頼範囲と自社の残作業から必要な予算を考えることが大切です。
UI/UX改善を相談できる支援会社3社
課題整理から設計・開発連携まで相談するのか、専門家の診断を受けたいのか、Web施策の実装を補いたいのかによって、候補は変わります。ここでは支援の中心となる工程を軸に3社を比較します。
| 会社名 | 相談できる改善工程 | 主な成果物・連携の特徴 |
| 株式会社Engineerforce【プロベルおすすめ】 | 課題整理、情報・画面設計、試作・操作検証、開発連携、改善運用 | 試作品で認識を揃え、社内のデザイン・開発チームとも並走 |
| 株式会社グッドパッチ(UI/UXフィードバック) | 専門家によるサービス分析と改善点の整理 | 画面別の指摘と重要度・改善難度を示す分析レポート |
| 株式会社Kaizen Platform(KAIZEN UX) | Webサイトの分析、導線・フォーム等の改善施策と実装 | 専門人材が伴走し、既存サイトの変更・施策実行を支援 |
株式会社Engineerforce【プロベルおすすめ】

| 会社名 | 株式会社Engineerforce |
| 対象サービス・領域 | Web・モバイルアプリ、業務システム・管理画面、SaaS等 |
| 改善の支援範囲 | 現状分析と課題整理、情報・画面設計、プロトタイプ、操作検証、改善運用 |
| 主な成果物・実装との連携 | 画面遷移・UI・試作品、エンジニアとの連携、内製チーム並走・レビュー |
| 料金 | 要問い合わせ。対象工程・画面・調査体制・実装範囲に合わせ個別確認 |
株式会社Engineerforceは、利用状況や現状の画面から課題を整理し、情報設計、UIデザイン、プロトタイプによる操作検証へつなげる支援を行っています。業務システムや管理画面、SaaSも対象で、複雑な操作の流れを見直したい企業の相談先です。
デザイナーとエンジニアが連携し、技術的な制約や実装のしやすさを設計段階で確認します。試作品で利用イメージを揃え、操作で見つかった問題を設計へ戻すため、画面案の納品後に開発側との認識がずれることを減らしたい場合に検討できます。
プロベルには、PKSHA Technologyに対して情報整理、複数画面の情報構造、UI配置設計などを支援した事例が掲載されています。自社の画面や業務が複雑な場合は、どの情報を整理し、実装担当へどう渡すかという観点で依頼内容を相談できます。
内製チームとの並走、デザインレビュー、ルール整備、研修や知識共有にも対応しています。公開後も利用データや反応をもとに次の改善を提案するため、社内で改善を継続する体制づくりまで検討したい企業に向きます。
調査のFAQでは、Clarityなどによる導線確認や、顧客が実施したアンケート・インタビュー結果の活用が案内されています。対象者の募集や実査が標準で含まれるとは限らないため、自社で用意するデータと、調査・検証・実装の分担を見積もり時に確認しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
業務システムやSaaSの改善を、技術的な制約も確かめながら設計・検証したい企業に向いています。社内の開発担当と連携し、改善を続けるためのルールや知識も残したい場合の候補です。
株式会社グッドパッチ(UI/UXフィードバック)

| 会社名 | 株式会社グッドパッチ |
| 対象サービス・領域 | Webサービス・アプリ等。ワイヤーやプロトタイプ段階も相談可 |
| 改善の支援範囲 | 専門家による閲覧・利用分析、課題・改善点の抽出 |
| 主な成果物・実装との連携 | 画面別指摘、重要度・改善難度を含む分析レポート。改修実装は範囲を別途確認 |
| 料金 | 要問い合わせ。対象サービスと分析ボリュームを提示して確認 |
グッドパッチの「UI/UXフィードバック」は、専門家が実際にサービスを閲覧・利用し、改善点を分析するサービスです。ビジュアル、コンテンツ・機能、情報設計の3つの視点から、画面のどこにどのような問題があるかをレポートします。
結果には重要度と改善難度も示されるため、社内に実装体制はあるものの、優先して直す場所を整理できていない場合に検討できます。専門家による診断を、実ユーザー全体の行動や反応の証明と同一視しないことも大切です。
ワイヤーフレームやプロトタイプ、計測数値がない状態でも相談できます。ここで紹介するメニューの主な成果物は分析レポートです。診断後に誰が画面を直すか、追加調査や改修を依頼する場合に別の範囲・費用が必要かを確認しておきましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
社内で設計・開発を進められ、第三者の専門家に課題と優先度を整理してほしい企業に向いています。改修作業に入る前に、具体的な指摘を判断材料として得たい場合の候補です。
株式会社Kaizen Platform(KAIZEN UX)

出典:KAIZEN UX
| 会社名 | 株式会社Kaizen Platform |
| 対象サービス・領域 | Webサイト |
| 改善の支援範囲 | 課題分析、LP・フォーム・回遊等の施策、改善実装 |
| 主な成果物・実装との連携 | 専門人材チームの伴走。タグによるUI変更等は対象サイトの導入条件を確認 |
| 料金 | 要問い合わせ。対象施策・導入条件・実装と運用の範囲を確認 |
Kaizen Platformの「KAIZEN UX」は、Webサイトの改善を分析から施策実装へ進める支援です。専門人材でチームを組み、改善に使う人手やノウハウが不足する企業に伴走します。
具体的には、流入元に応じたLPの訴求変更、フォームの詳細分析とステップ化、利用者に合わせた回遊施策などを案内しています。アクセスの分析結果はあるものの、実際の変更まで進められない場合に検討しやすいサービスです。
タグ追加によるUI変更や動的ページ・機能開発も案内しています。既存サイトへの導入可否、改修できる範囲、公開後の運用担当を確認し、業務アプリ全体の改修とは分けて相談しましょう。
筆者・監修者のおすすめポイント
Webサイトのフォームや導線を、分析に加えて実装まで進めたい企業に向いています。必要な施策と自社サイトの条件を整理し、継続的な改善を支える体制を相談できます。
UI/UX改善は、課題と確認方法を決めるところから始めよう
UI/UX改善は、画面を変えることより、利用者が何に困り、変更後に目的を達成しやすくなったかを確かめることが中心です。対象ユーザー、困る場面、変えたい結果、確認する指標を整理し、優先課題から小さく検証しましょう。
公開後も、完了率などの数値と実際の操作、問い合わせを照らし合わせます。成果が見えない場合や別の負担が生じた場合は、原因の仮説へ戻り、継続・修正・追加調査を判断することが大切です。
社内に足りない工程があれば、調査、設計・試作、実装、評価のどこを補いたいかと、必要な成果物をまとめて相談します。支援会社の候補や依頼範囲を決めにくい場合は、プロベルへご相談ください。現状と社内体制を共有し、自社の課題に合う支援先を探すところから進められます。