アプリ開発の費用相場完全ガイド!開発方法や依頼先別の価格をプロが徹底解説
2025年12月29日
アプリ開発の費用は、開発手法や依頼先によって大きく異なり、数十万〜数千万円と非常に幅があります。
さらに、費用の内訳や継続的に発生する運用コストが見えづらく、見積もりが適正かどうか判断に迷うケースは多いでしょう。
この記事では、アプリ開発の費用相場や内訳、依頼先による価格の違い、コストを抑える具体的な方法まで、プロの視点から解説します。
アプリ開発の費用相場
アプリの開発方法には、大きく分けて以下の4つに分類され、それぞれ費用感が異なります。
- フルスクラッチ
- クラウド
- ハイブリッド
- ノーコード
以降では、各手法ごとの費用相場と特徴を紹介し、どの手法が自社のニーズに適しているか解説します。
- フルスクラッチのアプリ開発は数百〜1,000万円以上
- クラウドのアプリ開発は200万円〜
- ハイブリッドのアプリ開発は150万円〜
- ノーコードのアプリ開発は数万円〜
フルスクラッチのアプリ開発は数百〜1,000万円以上
フルスクラッチの開発は、要件定義から設計、実装、テストまで、すべてをゼロから構築する開発方式です。
柔軟なカスタマイズが可能な反面、開発期間が長く、人件費も膨らむため、費用は最低でも300万〜500万円かかるのが一般的です。さらに複雑な機能を実装する場合は、1,000万円以上に達するケースもあるでしょう。
大規模ECや業務系など、高度な要件を持つアプリは、この開発方式が採用される傾向があります。
クラウドのアプリ開発は200万円〜
クラウド型のアプリ開発は、既存のプラットフォームや機能を活用しながら、必要な部分だけをカスタマイズする開発手法です。
フルスクラッチに比べて開発工数を大幅に削減でき、費用は200万〜400万円程度が目安です。
ただし、月額の利用料が発生するケースが多く、ランニングコストも予算に見込んでおくとよいでしょう。
ハイブリッドのアプリ開発は150万円〜
ハイブリッド開発は、Web技術をベースにしながらもネイティブアプリとして機能する、コストと柔軟性のバランスが取れた手法です。
開発費用は、150万〜400万円程度を見込んでおきましょう。
この方式は、機能やUIのカスタマイズ性が高く、コストを抑えつつも高品質なアプリを求める際に最適です。
ノーコードのアプリ開発は数万円〜
ノーコード開発は、プログラミング不要でテンプレートやツールを使って構築するため、初期費用が数万円〜と低コストです。
要件定義やUI設計などのコストは発生するものの、全体としては最小限の投資でスピーディに開発できます。
ただし、複雑なシステム連携や独自機能には対応できない点には注意しましょう。
簡易的なアプリや、試験的な導入を検討する場合に最適な選択肢です。
アプリ開発の費用相場|依頼先別
アプリ開発の主な依頼先は、企業と個人の2つに分かれます。それぞれの特徴や費用相場、注意点を解説します。
企業に依頼したときの費用相場
アプリ制作を企業に外注する場合、費用相場は数百万〜1,000万円以上になるのが一般的です。
複数名のエンジニアやディレクターがチームで対応するため、品質や納期の面で信頼性が高い反面、高額になる傾向があります。
複数社に見積もりをとり、比較検討するとよいでしょう。
個人に依頼したときの費用相場
個人にアプリ開発を依頼する場合、費用は40万〜数百万円程度が相場です。企業に依頼するコストに比べて、約30〜40%抑えられる傾向があります。
ただし、品質や進行管理のスキルには、個人差があるので注意しましょう。
また、小規模で短期間の開発に適していますが、長期運用や複雑な要件には不向きな場合があります。依頼前は、実績や人柄の確認、契約書は必ず用意しましょう。
アプリ開発の費用相場|システム別
アプリ開発の費用は、システムの種類によっても異なります。
以下は、システムの種類ごとの費用相場です。
| システムの種類 | 費用相場 |
| ECアプリ | 1,000万〜2,500万円 |
| マッチングアプリ | 500万〜1,200万円 |
| SNSアプリ | 400万〜1,300万円 |
| AIアプリ | 200万〜1,500万円 |
| 予約管理アプリ | 350万〜1,000万円 |
| eラーニング・学習アプリ | 1,000万~2,000万円 |
| 動画・ライブ配信アプリ | 500万〜1,500万円 |
| ゲームアプリ | 1,200万~7,500万円 |
| 業務効率化アプリ | 700万〜1,500万円 |
| コミュニティアプリ | 300万〜1,100万円 |
| ヘルスケアアプリ | 500万〜1,500万円 |
| 勤怠管理アプリ | 500万〜1,200万円 |
| 音楽アプリ | 400万〜1,200万円 |
| 店舗アプリ | 500万〜1,100万円 |
| フリマアプリ | 400万〜1,000万円 |
費用は、要件やデザイン、インフラ構成などによっても変動します。
高機能の追加や大規模アプリの場合、さらに追加費用が発生する場合があります。
アプリ開発の費用相場|機能別
アプリ開発費用は、搭載する機能によっても変動します。
以下の表を参考に、必要な機能を整理して開発コストの見通しを立てましょう。
| 機能 | 費用相場 |
| ログイン機能 | 10万〜50万円 |
| 決済システム(クレカ・Apple Pay等) | 30万〜150万円 |
| 会員データ管理機能 | 50万〜100万円 |
| プッシュ通知機能 | 10万〜30万円 |
| チャット機能 | 30万〜100万円 |
| GPS・地図連携機能 | 20万〜100万円 |
| 管理画面(CMS) | 50万〜200万円 |
| データ利用 | 50万〜70万円 |
| 他社ツール連携 | 5万〜20万円 |
発注前に目的を明確にし「必須」「任意」に分けて整理すると、コスト削減につながります。
アプリ開発の費用内訳
アプリ開発の費用は、主に以下の3つで構成されます。それぞれの内訳を理解しておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
- 開発期間・工数
- エンジニアの人件費
- デザイン費用・サーバサイド費用
開発期間・工数
アプリ開発費用に大きく影響するのが、開発にかかる期間と工数です。
一般的なアプリ開発の期間は、約6か月が目安ですが、大規模なアプリは1年以上かかるケースもあります。
また「iOS」と「Android」両方のOSに対応する場合は、一つに絞るよりも開発期間と工数がほぼ倍になる点に注意してください。
要件定義段階で機能の優先順位を整理し、開発期間の見通しを立てておきましょう。
エンジニアの人件費
アプリ開発における人件費は、エンジニアの「人月単価×稼働月数」で算出されます。
人月単価はスキルによって異なりますが、以下が相場です。
| 初級エンジニア | 60万~80万円 |
| 中級エンジニア | 80万~120万円 |
| 上級エンジニア | 120万~160万円 |
高スキルなエンジニアが長期間アサインするほど費用は上がりやすく、必要なスキルレベルの見極めが重要です。
デザイン費用・サーバサイド費用
アプリ開発では、UI/UXデザインに加え、色やフォント、画面設計などにかかる費用が発生します。
費用は、画面数や要件によって異なりますが、数十万〜数百万円程度を見込んでおきましょう。
さらに、ユーザー情報や商品情報などを扱う場合は、データベース構築やサーバーサイド開発が必要です。
費用は、デザインのみの場合と比べて1〜3倍程度に膨らむケースもあるでしょう。
アプリ開発・公開後の運用・保守費用もチェック
アプリ開発では、以下のような公開後の運用や保守費用も、予算に入れる必要があります。
- サーバー費用・インフラ維持費
- OSアップデート・バージョン対応費
- バグ修正・機能改善費
- 運用サポート・マーケティング費
サーバー費用・インフラ維持費
アプリを稼働させるには、サーバーやネットワークなどのインフラの維持にコストがかかります。
クラウドサーバを利用する場合、月額費用の目安は数千円〜数万円が一般的です。トラフィックが多い大規模アプリや、データ処理量が多いアプリでは月数万円以上かかることもあるでしょう。
費用を抑えたい場合は、必要なスペックや用途を明確にし、クラウドサービスの料金プランを見極めてみてください。
OSアップデート・バージョン対応費
スマホアプリやWebアプリは、iOSやAndroid、macOSなどOSのバージョンアップにあわせて対応しなければいけません。
この費用は、保守運用費に含まれることが多いですが、別途対応する場合は1回あたり10万円〜が目安です。
機能の多いアプリは、OS変更による対応費が跳ね上がる傾向があります。依頼前に、しっかり確認しておきましょう。
バグ修正・機能改善費
アプリ公開後に、不具合(バグ)が発生した際は、その改善費がかかります。
簡単な修正であれば数万円程度、大規模な機能改善では100万円規模に達するケースもあります。
バグ対応は、ユーザー満足度やアプリの継続利用にも直結するため、リリース後も定期的な改善コストを見込んでおくとよいでしょう。
運用サポート・マーケティング費
アプリの安定稼働とユーザー定着には、運用サポートやマーケティング活動も欠かせません。これらの費用は、年間で初期開発費用の約10〜15%が目安とされます。
具体的には、利用状況の分析やコンテンツ更新、ユーザー対応、プッシュ通知の管理などが含まれます。
さらに、ユーザー獲得のために広告運用やキャンペーン施策を行う場合は、プロモーション費用も想定しておくとよいでしょう。
アプリ開発の費用を抑える方法
ここからは、アプリ開発の初期費用や運用コストを抑える方法を紹介します。
- アプリの要件・機能を適切に設定する
- 補助金を活用する
- フルスクラッチ以外で開発する
- レベニューシェアを検討する
- 相見積もりで会社を決める
- フリーランスへの依頼を検討する
アプリの要件・機能を適切に設定する
アプリに盛り込む機能が多いほど、開発費用は高額になります。
初期は「必要な機能」だけに絞って、MVP(必要最低限の製品)を開発し、リリース後に段階的に拡張すると、コスト削減につながります。
事業の目的に照らして、優先度を明確にしましょう。
補助金を活用する
国や自治体の補助金制度を活用すると、数十万〜1,000万円規模の支援を受けられるケースがあります。
以下は、代表的な補助金の種類です。
- ものづくり補助金
- IT導入補助金
- 事業再構築補助金
- 小規模事業者持続化補助金
補助金申請は手続きが煩雑ですが、アプリ開発に特化した補助金申請代行サービスもあります。
申請に不安がある場合は、活用を検討するとよいでしょう。
フルスクラッチ以外で開発する
ゼロから開発するフルスクラッチ型は、自由度が高い反面、費用が膨らんでしまいます。
コストを抑えるなら、既存のCMSやテンプレート、ノーコード・ローコードツールの活用も視野に入れてみてください。
既存の仕組みを活用すれば、初期費用を抑えられるだけでなく、開発期間の短縮にもつながります。
レベニューシェアを検討する
初期費用を抑えるなら、レベニューシェア型の開発も検討してみましょう。
レベニューシェアは、開発費用を一部または全額開発会社が負担し、リリース後の収益を分配する契約形態を指します。
この形態は、互いに成果に応じた報酬を得られるため、事業成功に向けたパートナーシップが築きやすいのが特長です。
近年は、アプリ開発に特化したレベニューシェア対応の会社も増えており、実現可能性が高まっています。
相見積もりで会社を決める
開発会社を選ぶ際は、必ず複数社から見積もりを取りましょう。
同じ要件でも、価格や提案内容は会社ごとに異なります。
また、相場感だけでなく、各社の提案力や対応姿勢を比較すると、コストと品質のバランスが取れたベストな発注先を見極められるでしょう。
フリーランスへの依頼を検討する
小規模なアプリや短期間の開発には、フリーランスエンジニアへの依頼も検討してみましょう。
開発会社と比べて人件費を抑えやすく、スピーディーな対応が期待できます。
ただし、人によって得意分野やレベルに大きな差があります。設計や実装、テストすべてを任せられるかを事前に確認してください。
アプリ開発を外注する4つのメリット
アプリ開発を外注するメリットは、以下の4つです。
- 自社内にエンジニアがいなくても開発できる
- 一定以上のクオリティが期待できる
- コストを変動費化させやすい
- 開発後の運用サポートも相談できる
自社内にエンジニアがいなくても開発できる
アプリ開発は専門知識や経験が求められるため、自社にエンジニアがいない場合は外注が最適です。
要件整理から設計、開発、テスト、公開まで一貫して対応してくれる開発会社も多く、技術面を一任できるのは大きな安心材料でしょう。
特に、スピーディーに開発を進めたい企業にとっては、外注が現実的かつ合理的な選択肢といえます。
一定以上のクオリティが期待できる
外注先の多くはアプリ開発の実績が豊富で、UI/UX設計からセキュリティ対策まで高い品質を確保できます。
特に専門チームを持つ開発会社であれば、業界やユーザー特性に合った設計提案が可能です。
「ユーザーニーズを理解して、ちゃんと使えるものを確実に作る」には、信頼できる外部パートナーの存在は欠かせません。
コストを変動費化させやすい
アプリ開発を外注すれば、必要なときに必要な分だけコストをかけられ、変動費として管理しやすくなります。
また、機能の絞り込みやテンプレート活用により、予算に応じて調整できる点は非常に便利です。
資金繰りを重視する中小企業やスタートアップにとっては、外注は適した選択肢といえるでしょう。
開発後の運用サポートも相談できる
リリース後の運用サポートを相談できる点も、開発会社は心強い存在です。
アプリ運用を継続するには、OSアップデート対応やバグ修正、サーバー管理など、運用面のサポートが欠かせません。
開発と保守を同じ会社に依頼すれば、仕様の引き継ぎがスムーズになり、トラブル発生時も迅速に対応できます。
さらに、マーケティング支援まで受けられる体制が整っていれば、売上向上も期待できるでしょう。
アプリ開発を外注する2つのデメリット
アプリ開発を外注する際は、以下の2点に注意しましょう。
- 社内にノウハウを蓄積できない
- 依頼先を慎重に見極める必要がある
社内にノウハウを蓄積できない
外部に開発をすべて一任すると、技術的な知見や運用ノウハウは社内に蓄積されません。
内製化を視野に入れている場合、ゼロから学ばなければならず、再度費用がかかってしまいます。
このリスクを軽減するには、開発の過程で「設計書」や「操作マニュアル」などのドキュメントを共有してもらうのがおすすめです。
社内に知識を蓄積できる体制を整えておきましょう。
依頼先を慎重に見極める必要がある
依頼先によって、対応品質や技術力、コミュニケーション力には差があります。
会社選定を誤ると、進行トラブルや納品物の品質不良に悩まされてしまいます。
費用だけで判断せず、担当者の人柄や対応力も含めて総合的に比較検討しましょう。
費用対効果の高いアプリ開発会社をお探しならプロベル
プロベルは、業界経験3年以上の厳選されたプロだけが登録する審査制のBtoBマッチングプラットフォームです。
アプリ開発やシステム開発、マーケティングなど各分野の「プロ」から、貴社に最適な開発会社をご提案します。
発注手数料は、一切かかりません。専任コンサルタントがヒアリングから発注先の選定までサポートし、失敗しない外注をサポートいたします。
「自社に最適な開発会社が分からない……」
「費用対効果の高い開発会社はないだろうか……」
このような方は、ぜひお気軽にご相談ください。
プロベル推薦!費用対効果の高いアプリ開発会社3社
それでは、プロベルが推薦する費用対効果の高いアプリ開発会社を3社紹介します。
- 株式会社Engineerforce
- 株式会社NativeAI
- 株式会社SP
株式会社Engineerforce【プロベルおすすめ】

株式会社Engineerforceは、アプリ開発の企画や戦略設計から運用改善まで、一貫して伴走する体制が強みの開発会社です。
特に、B2B領域におけるUI/UX設計と技術選定に注力しており、プロジェクト初期からプロトタイプを用いて認識をすり合わせながら開発を進行します。
開発手法にはアジャイル型を採用し、仕様変更にも柔軟に対応。革新的なサービスを形にしたい企業にとって、心強いパートナーになるでしょう。
株式会社NativeAI【プロベルおすすめ】

株式会社NativeAIは、AIを活用した開発手法により、アプリ制作を低コストかつ短納期で実現します。
生成AIや大規模言語モデル(LLM)を活用したWebアプリや業務システムの開発を得意とし、全案件にCTOが関与して品質を徹底管理します。
MVPの構築からPoC、本格展開まで一貫して支援できる体制が整い、スピードとクオリティの両方に一切の妥協がありません。
株式会社SP【プロベルおすすめ】

株式会社SPは、B2B向けのアプリや業務システム開発を得意としています。
モバイルアプリをはじめ、ECサイトや求人プラットフォーム、医療分野など多様な業界の開発実績があり、要件定義から設計・実装・運用までワンストップで対応。AIをはじめとした先端技術にも実績があります。
オフショア開発の活用で、コスト削減に対応してくれる点も、魅力の一つです。
まとめ:アプリ開発の費用は複数社を相見積もりで比較しよう
アプリ開発の費用は、開発手法や搭載機能、依頼先によって大きく異なり、数十万〜数千万円まで幅があります。
開発会社に依頼すれば、高品質な仕上がりが期待できますが、予算に応じてノーコードやレベニューシェアも検討するとよいでしょう。
まずは、信頼のおける開発パートナー選びから始めましょう。